□投稿者/ うましか -(2025/11/30(Sun) 20:12:01)
| 2025/11/30(Sun) 20:18:49 編集(投稿者)
T 超越論的原理論 第二部門 超越論的論理学 第一部 超越論的分析論 第一篇 概念の分析論 第一章 全ての純粋悟性概念を発見する手引きについて 〔済〕 第二章 純粋悟性概念の演繹について 第一節 (第十三項) 超越論的演繹一般の諸原理について 〔済〕 第十四項 カテゴリーの超越論的演繹への移り行き 〔済〕
第二節 経験の可能性のためのア・プリオリな諸根拠について【初版】
◆ 2. 構想における再生産の綜合について〔2. Von der Synthesis der Reproduktion in der Einbildung〕
◇ それ故、諸現象のこの再生産そのものを可能にする或るものがなければならない。すなわち、それは、この或るものが、それらの諸現象の必然的な綜合的統一のア・プリオリな根拠であることによって、可能にするものでなければならない。 しかし人は、諸現象は諸物自体ではなく、私たちの諸表象の単なる戯れであって、これらの諸表象が、結局は内的感官の諸規定に帰着するということを省察するや否や、直ちにその或るものに気づくのである。 ところで、私たちが、私たちのア・プリオリで最も純粋な直観でさえ、それが、再生産の一貫した綜合を可能にするような、多様なもののそうした結合を含まなければ、いかなる認識も与えないということを立証できるならば、構想力のこの綜合も全ての経験に先立ちア・プリオリな諸原理に根拠付けられていることになり、だから構想力の純粋な超越論的綜合が想定されなければならないが、この綜合は、全ての経験の可能性(これは諸現象の再生産を必然的に前提とする)の根底にあるものである。
―― No.44534 の続き ---
◇ ところで次のことは明らかである。すなわち、私が一本の線を頭の中で〔in Gedanken〕引こうとしたり、あるいは或る日の正午から次の日の正午までの時間を考えようとしたり、あるいは或る種の数だけでも表象しようとしたりする時には、私はまず何よりも、必然的にこれらの多様な諸表象を次々と頭の中で捉えなければならない。
◇ しかし、私が先行する表象(線の最初の部分、時間の先行する部分、或いは順次表象された単位)を常に忘れてしまい、次の表象へと進んでいって、先行する表象を再生産しないとすれば、一つの全体的な表象は、前述の全ての思想のいずれも、それどころか空間と時間という最も純粋で最初の根本表象〔Grundvorstellungen〕すら、決して生じ得ないであろう。
◇ それ故、把捉の綜合〔Die Synthesis der Apprehension〕は、再生産の綜合〔der Synthesis der Reproduktion〕と離れがたく結合している。
◇ そして、前者〔把捉の総合〕は全ての認識一般(経験的認識のみならず、ア・プリオリな純粋認識も含めて)の可能性の超越論的根拠をなすので、構想力の再生産的綜合は心の超越論的働き〔den transzendentalen Handlungen des Gemuets〕に属するものであり、この働きを顧慮して、私たちはこの能力をまた構想力の超越論的能力〔das transzendentale Vermoegen der Einbildungskraft〕と呼ぼう。
† 原佑訳上巻、p.264〜p.266参照。 原典はMeiner,p.211〜p.212 † その他、以下を参照。中山元 訳2, p.193〜p.194、石川文康 訳 上巻, p.161〜p.162、宇都宮監訳 上巻p.168〜p.169、有福孝岳 訳, p.181〜p.182 †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。 † 翻訳はしますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。 † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。 † ◆〜は原典における段落とします。
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XI−10 No.44534、XI−11 No.44755 XI−7 No.43813、XI−8 No.43877、XI−9 No.44186 XI−4 No.41315、XI−5 No.43407、XI−6 No.43622 XI−1 No.40347、XI−2 No.40360、XI−3 No.40741 ]−7 No.40294、]−8 No.40300 ]−4 No.40101、]−5 No.40235、]−6 No.40240 ]−1 No.39171、]−2 No.39245、]−3 No.39943 \−13 No.38896 \−10 No.38144、\−11 No.38253、\−12 No.38689 \−7 No.37244、\−8 No.37409、\−9 No.37955 \−4 No.36646、\−5 No.36657、\−6 No.36908 \−1 No.36429、\−2 No.36501、\−3 No.36600 [−4 No.36127、[−5 No.36266 [−1 No.35606、[−2 No.36085、[−3 No.36113 Z−4 No.34874、Z−5 No.34919、Z−6 No.35259 Z−1 No.33825、Z−2 No.33829、Z−3 No.34795 Y−10 No.33776 Y−7 No.33016、Y−8 No.33658、Y−9 No.33668 Y−4 No.32398、Y−5 No.32507、Y−6 No.32849 Y−1 No.31693、Y−2 No.32053、Y−3 No.32302 X−4 No.30943、X−5 No.31146、X−6 No.31639 X−1 No.30542、X−2 No.30550、X−3 No.30874 W−1 No.30139、W−2 No.30154、W−3 No.30529 V−1 No.29992、V−2 No.30063 U−1 No.29963 T−1 No.29833、T−2 No.29850
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第一部 No.29833,29850 第一篇 No.29963 第一章 No.29992,30063 第一節 No.30139,30154,30529 第二節 No.30542,30550,30874,30943,31146,31639 第三節No.31693,32053,32302,32398,32507,32849, No.33016,33658,33668,33776,33825,33829,34795, No.34874,34919,35259,35606,36085,36113,36127,36266 第二章 第一節 No.36429,36501,36600,36646,36657,36908,37244, No.37409,37955,38144,38253,38689,38896,39171,39245, No.39943,40101,40235,40240,40294,40300 第二節 No.40347,40360,40741,41315,43407,43622,43813, No.43877,44186,44534,44755
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