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No36266 の記事


■36266 / )  超越論的分析論[−5
□投稿者/ うましか -(2024/01/24(Wed) 00:24:28)
    2024/01/24(Wed) 00:28:13 編集(投稿者)

    pipitさん、こんばんはー

    ようやく、、、ようやく、次回から「概念の分析論 純粋悟性概念の演繹について」へ入れます(´;ω;`)ウッ…

    長かった…そして、今回もまったく意味が分からなかった(;´・ω・)

    なんだかもう、正直、何を言ってるのかさっぱり分からない原佑訳を何とか自分が読める文章にするためにいくつ翻訳を投入するか、
    という作業になってしまっています。。。(;´д`)トホホ

    *******

    T 超越論的原理論
    第二部門 超越論的論理学
    第一部 超越論的分析論
    第一篇 概念の分析論
    第一章 全ての純粋悟性概念を発見する手引きについて

    □全ての純粋悟性概念を発見する超越論的な手引き
    第三節 (第十二項) 

    ◇ 最後に、第三には、完全性≠ェある。この完全性は逆にこの数多性がひっくるめてその概念の単一性へと還元され、いかなる他の概念にでもなく、この概念に完全に一致するということにあるのであって、これは質的完璧性=i総体性)と名付けられ得る。このことから次のことが明らかとなる。すなわち、認識一般の可能性を示すこれらの論理的な諸標識〔基準〕は、量をうみだす時の単一性がそこでは一貫して同種的と想定されなければならない量の三つの〔一、真、善という〕カテゴリーを、ここでは、意識の内での異種的≠ナすらある諸認識要素を結合しようとだけ意図しており、原理としての認識の質によって変容させるということである。

    --- No.36127 からの続き ---

    ◇ だから、概念の(概念の客観のではなく)可能性の標識〔基準〕は、
    その概念の単一性≠ニ、
    その概念から先ずもって導出され得る全てのものの真理性≠ニ、
    最後に、その概念から引きだされたものの完璧性≠ニが、
    そこでは、その全概念の成立のために、その概念が必要とするものを成すような定義である。

    ◇或いはまた、仮説の標識〔基準〕≠焉A
    想定された説明根拠≠フ理解しやすさ、
    もしくはその説明根拠の単一性(補助仮説無しの)、
    そこから導出されるべき諸帰結の真理性(それらの諸帰結相互の、及び経験との合致)、最後には、それらの諸帰結に対するその説明根拠の完璧性≠ナあって、
    それらの諸帰結は、その仮説において想定されたより以上のものにも、以下のものにも、帰着することなく、
    ア・プリオリに綜合的に思考されていたものを、ア・ポステリオリに分析的に再び提供して、それに合致するのである。

    ◇ それ故、単一性、真理性、完全性という諸概念によって、
    カテゴリーの超越論的表は、あたかもそれが欠けているところでもあるかのように補足されるのではなく、これらの諸概念と客観との関係が全面的に除外されることによってのみ、これらの概念をもってする手続きが、認識のそれ自身との合致という、一般の論理学的規則のもとにもたらされるのである。

    † 原佑訳上巻、p.234参照。
    † その他に、中山元訳2、p.89〜p.90、石川文康訳上巻、p.143〜p.144、熊野純彦訳 p.130を参照。
    †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。
    † 翻訳はしますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。
    † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。
    † ◆〜は原典における段落とします。

    *******

    [−4 No.36127、[−5 No.36266
    [−1 No.35606、[−2 No.36085、[−3 No.36113
    Z−4 No.34874、Z−5 No.34919、Z−6 No.35259
    Z−1 No.33825、Z−2 No.33829、Z−3 No.34795
    Y−10 No.33776
    Y−7 No.33016、Y−8 No.33658、Y−9 No.33668
    Y−4 No.32398、Y−5 No.32507、Y−6 No.32849
    Y−1 No.31693、Y−2 No.32053、Y−3 No.32302
    X−4 No.30943、X−5 No.31146、X−6 No.31639
    X−1 No.30542、X−2 No.30550、X−3 No.30874
    W−1 No.30139、W−2 No.30154、W−3 No.30529
    V−1 No.29992、V−2 No.30063
    U−1 No.29963
    T−1 No.29833、T−2 No.29850

    *******

    第一部 No.29833,29850
    第一篇 No.29963
    第一章 No.29992,30063
    第一節 No.30139,30154,30529
    第二節 No.30542,30550,30874,30943,31146,31639
    第三節No.31693,32053,32302,32398,32507,32849,
    No.33016,33658,33668,33776,33825,33829,34795,
    No.34874,34919,35259,35606,36085,36113,36127,36266


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