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No38896 の記事


■38896 / )  超越論的分析論\−13
□投稿者/ うましか -(2024/09/18(Wed) 23:40:15)
    2024/09/18(Wed) 23:45:56 編集(投稿者)

    pipitさん、こんばんはー

    さいきんはカントに沼るというより

    カントに浸かる感じ

    カント温泉にしっぽりうましか肥ゆる秋〜(;´Д`A ```

    *******

    T 超越論的原理論
    第二部門 超越論的論理学
    第一部 超越論的分析論
    第一篇 概念の分析論
    第一章 全ての純粋悟性概念を発見する手引きについて 〔済〕
    第二章 純粋悟性概念の演繹について

    第一節 (第十三項) 超越論的演繹一般の諸原理について

    ◇ 人がこうした諸研究の労苦を免れようとして、経験は諸現象のそうした合規則性の諸実例を絶えず提供しており、それらの諸事例が原因という概念を諸現象から分離し、これによって同時にそうした概念の客観的妥当性を確証する十分なきっかけを与えると主張することを考えるならば、
    このような仕方では原因という概念は全く生じ得ず、むしろこの概念は完全にア・プリオリに悟性のうちに根拠づけられていなければならないか、それとも単なる幻影として全面的に放棄されなければならないかのいずれかであることに、気づかないのである。
    というのも、この概念は、或るものAが、他のものBがそのAから、必然的かつ端的に普遍的な規則に従って$カずるというような、そうした性質のものであることを徹頭徹尾要求するからである。

    ―― No.38689 の続き ---

    ◇ 確かに諸現象は、或るものが通例それに従って生起する或る規則を可能にならしめる多くの場合を提供するが、しかし決して、その結果が必然的〔notwendig〕≠ナあるという場合を提供はしない。

    ◇ だから、原因と結果との綜合には、経験的には全く表現され得ない威厳〔eine Dignitaet〕がある、というのも、結果は原因に付け加わるのみならず、この原因を通じて〔durch〕£阯ァされており、この原因から〔aus〕′級ハするからである。

    ◇ この規則の厳密な普遍性は経験的な諸規則の固有性とは異なるものであり、経験的な諸規則は帰納によって比較的な〔komparative〕普遍性、換言すれば広範な有効性以外のものを何ら獲得し得ないのである。

    ◇ ところが、人が純粋悟性概念を単に経験的な産物として論じようとするならば、純粋悟性概念の使用は全面的に変わったものとなるに違いない。


    † 原佑訳上巻、p.243参照。 原典はMeiner, p.171
    † その他、以下を参照。中山元 訳2,p.103〜p.104、石川文康 訳 上巻, p.151
    †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。
    † 翻訳はしますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。
    † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。
    † ◆〜は原典における段落とします。

    *******

    \−13 No.38896
    \−10 No.38144、\−11 No.38253、\−12 No.38689
    \−7 No.37244、\−8 No.37409、\−9 No.37955
    \−4 No.36646、\−5 No.36657、\−6 No.36908
    \−1 No.36429、\−2 No.36501、\−3 No.36600
    [−4 No.36127、[−5 No.36266
    [−1 No.35606、[−2 No.36085、[−3 No.36113
    Z−4 No.34874、Z−5 No.34919、Z−6 No.35259
    Z−1 No.33825、Z−2 No.33829、Z−3 No.34795
    Y−10 No.33776
    Y−7 No.33016、Y−8 No.33658、Y−9 No.33668
    Y−4 No.32398、Y−5 No.32507、Y−6 No.32849
    Y−1 No.31693、Y−2 No.32053、Y−3 No.32302
    X−4 No.30943、X−5 No.31146、X−6 No.31639
    X−1 No.30542、X−2 No.30550、X−3 No.30874
    W−1 No.30139、W−2 No.30154、W−3 No.30529
    V−1 No.29992、V−2 No.30063
    U−1 No.29963
    T−1 No.29833、T−2 No.29850

    *******

    第一部 No.29833,29850
    第一篇 No.29963
    第一章 No.29992,30063
    第一節 No.30139,30154,30529
    第二節 No.30542,30550,30874,30943,31146,31639
    第三節No.31693,32053,32302,32398,32507,32849,
    No.33016,33658,33668,33776,33825,33829,34795,
    No.34874,34919,35259,35606,36085,36113,36127,36266
    第二章 
    第一節 No.36429,36501,36600,36646,36657,36908,37244,37409,37955,38144,38253,38689,38896

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