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■36979 / inTopicNo.25)  Re[74]: つれづれなるままに
  
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/30(Sat) 17:07:08)
    No36969になったいきさつね。

    「現在化」「準現在化」「共現在化」のなかに、「統覚」をどこに位置づけようかと思って、結局、「共現在化」にしたんだけど。

    No36957の「統覚」
    @〔Apperzeption:Perzeption(もとはラテン語perceptioで、「知覚」の意)に前つづりAd-(「方向・接近・隣接・接着」の意)が付け加えられたもの。〕
    A〔或るものの端的な把握としての「知覚」と区別して、さまざまな把握を取りまとめて統一的に知覚することを「統覚」と呼んでいる。〕
    ここ見て、
    @については、
    No36289に〔想像を…‥知覚と並び知覚にどこまでも近いひとつの表象、つまり像あるいはイメージと見なした〕ってある。わたしもそうすることにしてるんだけど、こういうのからわたしとまどって、現象学で言ってる語とその意味を整理して見たのね。

    No36191の(w)に、〔準現在化は記憶や想像や予期を規定し、現にない対象を思い浮かべる事態〕(w-ap)ってあって、これを「統覚appercept」ってして見て、「統覚」を「準現在化」に入れて見ようかとも思ったんだけど、(w-ap)って、「記憶」や「想像」のことよね。
    あと、Aから、
    〔或るものの端的な把握としての「知覚」〕、これ、わたし〈端的な知覚〉ってして、「想像」と区別しようとしてるなかで、
    これと区別されてる〔さまざまな把握を取りまとめて統一的に知覚することを「統覚」〕の〔さまざまな把握〕っていうのを、〈端的な知覚〉や〈記憶〉や〈想像〉ってして見たのね(こう見たとき、やっぱここでもこれらが統一されたものとして、現象学では「知覚」って呼んじゃってる)。
    こう見たから、「統覚」を「共現在化(共現前)」のこと、ってして見た。

    「語」で見て見ると、
    (a)(独)Prasenz(現前/直接的現前)≒(英)present(現在)≒(英)percept(知覚)、
    ってして、percept(知覚)を、〈端的な知覚〉=〈現実的な/現にあるもの〉=現在化、ってして、〔現在に関わる「知覚」〕のこと。
    (b) (独)Aprasenz(準現前、間接的現前)≒(英)ap-present(現れる)
    ってして、これ、〈非現実的な/現にないもの〉=準現在化、ってして、〈記憶や想像によって構成されたもの〉のこと。

    簡単な式にして見ると、
    @「準現在化」≒「統覚」ってして見たとき、
    共現在化(共現前)=〈端的な知覚〉(現在化)+〈記憶・想像≒統覚〉(準現在化)
    A「共現在化」≒「統覚」ってして見たとき、
    共現在化(共現前)≒統覚=〈端的な知覚〉(現在化)+〈記憶・想像〉(準現在化)
    ってして見たんだけど、結局、Aの方にして見た、っていうことね。

引用返信/返信 削除キー/
■36969 / inTopicNo.26)  Re[73]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/29(Fri) 18:58:13)
    No36957の【フッサール著『デカルト的省察』1931浜渦辰二訳岩波書店2001】の訳注は、
    第50節 他者経験は、「共現前」(類比による統覚)として、間接的な志向性をもつ(p195)
    のところにあったのね。ここんとこ、「他者問題」に関して書いてあるんだと思うけど、いまはそこじゃなくて。
    本文をまるまる書けばいいんだろうけど、やめといたほうがよさそうなので、

    No36191の(w)の「現在化/準現在化/共現在化」に関して書かれてある訳注のところだけを書き写しとく。
    アキュートアクセントは省略するよ。

    ‥‥‥‥‥‥‥
    (29)(準現前させる)
    Vergegenwartigungその動詞形vergegenwartgenは、ふつうは「ありありと思い浮かべる」と訳される。しかし、ここではGegenwartgungに前つづりver-(ここでは「結果」の意)がついて形として使われているので、それとの関連も考えねばならない。そのため従来は、この対語Gegenwartgung-Vergegenwartgungに対して、「現表象―表象」(山本)、「根源的呈示―創造的呈示」(船橋)、「現在化―準現在化」(『現象学辞典』)という訳語が当てられてきた。本訳書では、gegenwartgenを「現前させる」とし、それに対してvergegenwartgenを「準現前させる」(つまり、「現前してはいないが、あたかも現前しているかのように、現在に準ずるようにさせるようにする」の意)、その名詞形Vergegenwartigungを「準現前させること/働き」とした。この語でフッサールが考えているのは、過去に関わる「想起」、未来に関わる「予期」、非現実に関わる「想像」など、要するに、現在に関わる「知覚」の「変様」として、それに準じて変様された現在に関わる働きである。
    (30)(現前させる)
    Gegenwartgung:動詞vergegenwartgenを名詞化した形。Gegenwartgenは普通に使われる言葉ではない。Gegenwart(現在)、gegenwartig(現在の、現在している、居合わせている)に由来するvergegenwartgenを「現在させる」、その名詞形Gegenwartgungを「現在させること/働き」とした。因みに、このGegenwartgungという語でフッサールが考えているのは、現在に関わる「知覚」のことである。
    ‥‥‥‥‥‥…

    「ドイツ語」「英語」そしてその日本語訳、ごちゃごちゃしてるからネットで調べたのも含めて表にして見た。

    「現在化/準現在化/共現在化」って言う語と「知覚/統覚」って言う語の関係について、いまわたしなりに整理して見たの、添付しま〜す。

    (独)[Prasenz][Apprasenz]の日本語訳「直接的現前」「間接的現前」っていうのは「ハイデッガーと他者の問題-田中末男」のなかにあったのから。

    つづく

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引用返信/返信 削除キー/
■36957 / inTopicNo.27)  Re[72]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/28(Thu) 19:54:15)
    このところわたしの物語り振り返って見てるとこ。

    現象学では、No36289の(q,s)にあるように、〔想像を、‥‥知覚と並び知覚にどこまでも近いひとつの表象、つまり像あるいはイメージと見なした。〕ってうことから、「知覚されているもの」のうちに「想像」を含めて言っている場合があるんじゃないかしら?って思って、
    No36316で、「知覚」と「想像」を区別するためにわたし〈端的な知覚〉ってして〈想像〉を区別することにしたんだけど、この〈端的な知覚〉って言うの、わたしのなかでどこから出てきたのか見つかった。

    【フッサール著『デカルト的省察』1931浜渦辰二訳岩波書店2001】(訳注)に、(これ「統覚」について書いてあるんだけど)
    (「統覚」Apperzeption)
    ・・・・・・
    Apperzeption:Perzeption(もとはラテン語perceptioで、「知覚」の意)に前つづりAd-(「方向・接近・隣接・接着」の意)が付け加えられたもの。もとはライプニッツが、対象を判明に知覚するとき、その知覚作用自体にもわれわれは気づく、このことを「統覚」と呼んで哲学的概念として定着させた。その後、感性的直観の多様が悟性により結合される場合の、統一を形成する主観の根源的働きを「統覚」と呼んだ。フッサールは、カントの用法を踏まえながらも、或るものの端的な把握としての「知覚」と区別して、さまざまな把握を取りまとめて統一的に知覚することを「統覚」と呼んでいる。
    ・・・・・・

    この〔或るものの端的な把握としての「知覚」〕から、わたし〈端的な知覚〉って言うことにしたんだと思う。
    これと区別される〔さまざまな把握を取りまとめて統一的に知覚することを「統覚」〕よね。

    No36191で、でふと思ったんだけど、
    「統覚」と「準現在化」ってなんか似てない?、って。
    いまここんとことりかかってるところ。
    簡単にお喋りできるようになったら後で書いて見るつもり。

引用返信/返信 削除キー/
■36888 / inTopicNo.28)  Re[71]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/23(Sat) 17:07:44)
    No36880は、『想像的なもの』――わたしこれを〈非現実的な/現にない想像-されるもの〉ってしてる――についてのだけど、追加しとく。

    No36016の(k)の『想像的なものの源泉が情緒にある』っていうのを。

引用返信/返信 削除キー/
■36880 / inTopicNo.29)  Re[70]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/22(Fri) 20:06:53)
    No36867で、メルポンのNo36016の(a)〜(p)、わたしに思われたのいろいろ書いてきたけど、まだな〜んかまとまりない感じ。

    メルポンのから、いまの時点で、

    〈端的に知覚-されたもの〉が〈現実的な/現にあるもの〉とすること、に対して、〈非現実的な/現にないもの〉としか言えないのが〈想像-されるもの〉。
    そして、
    〈非現実的な/現にない想像-されるもの〉をメルポンは“絶対的なもの”と見ていて、この〈想像-されるもの〉は、〈知覚〉に〈疑似的な感覚(感覚の変様態)〉を示す。

    こういうの、わたし言えるかな、って思ってる。

    No36016の、
    (k)にあるような、『夢や幻覚という現象があらたなかたちで解明されることが理解できます』だったり、(o)の『夢幻的意識』にはまだ触れてないけど、後でこういうのも見ていくくつもり。

引用返信/返信 削除キー/
■36875 / inTopicNo.30)  Re[69]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/20(Wed) 20:15:47)
    そこはかとなく

    生後6か月の子のなかに、キリスト、ブッダは存在するのかしら?
引用返信/返信 削除キー/
■36867 / inTopicNo.31)  Re[68]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/20(Wed) 10:19:11)
    No36861の「投影(投射)」、心理学、精神医学、精神分析理論での見方はまた後で見て見ることにして、

    No36825 のつづきする。

    No36774 の、
    (C-A)
    《想像しているとき、〈自〉は、知覚した〈現実的なもの/現にあるもの〉を切り離している隔たりを消します、私の〈自〉は消えます。》
    《〈自〉は〈現実的なもの/現にあるもの〉の世界で生きるのをやめ、〈自〉にもたらされた光景の中に身を置かなければならないのです。》
    これどう見ようかな〜、って。

    これ、〈想像〉と〈知覚〉と〈自〉の関係性、って見たのね。

    でね、こう考えて見たのね。
    〈自〉は、〈知覚(現実的なもの/現にあるもの)〉と〈想像(非現実的なもの/現にないもの〉の両方に志向してて、それらが〈自〉なかに現れる、って。
    で、
    ふつう、〈自〉のうちではこの二つは区別されてるのね。

    No36016の(p)の『想像的なものと現実的なものとのあいだには弁証法があり』の『弁証』を「対話」、簡単に「問いかけ」ってして、〈自〉はこの二つに問いかけてるのね。たとえばね、夢見てて、目が覚めたとき、「あれ?これ、夢だったのね?」みたいに問いかけることあるじゃん、こんな感じに。

    「区別されてる」っていうのは「隔てられて切り離されてる」って見ることもできよね。
    だから、〈自〉のうちでは、〈知覚〉と〈想像〉は隔てられてて切り離されてる、ってして見るのね。
    《想像しているとき》を、〈自〉が〈想像-されるもの(非現実的な/現にないもの〉に傾注(物事に心を集中すること、一つのことにうちこむこと)しているとき、ってして見るよ。
    こういうのから、
    (C-A)《想像しているとき、〈自〉は、知覚した〈現実的なもの/現にあるもの〉を切り離している隔たりを消します》
    のところは、
    〈自〉が〈想像〉へ傾注しているときには、〈知覚〉と〈想像〉とを切り離している隔たりが消えちゃう。
    って見るのね。
    (C-A)《私の〈自〉は消えます。〈自〉は〈現実的なもの/現にあるもの〉の世界で生きるのをやめ》
    は、
    〈自〉が〈想像〉へ傾注しているときには、〈自〉は〈想像〉の世界になってるのね。〈自〉はふつう〈現実的なもの/現にあるもの〉の〈知覚〉の世界にいるんだけど、そういう〈自〉は消える、ってして見るのね。
    (C-A)《〈自〉にもたらされた光景の中に身を置かなければならないのです。》
    の《〈自〉にもたらされた光景》っていうのは、「〈自〉にもたらされた〈想像(非現実的なもの/現にないもの〉の光景)」って見て、
    あと、『置かなければならない』ってあるのは、
    No36835で、
    (A-I)〈するもの-想像〉は、現実世界との交通を遮断して、〈想像-されるもの〉を絶対的なものにする。
    のように、絶対的なものとなってる〈想像-されるも〉のなかに身を置いている〈自〉になってるから、って。

    (C-A)はこんなふうに見て見たよ。

引用返信/返信 削除キー/
■36861 / inTopicNo.32)  Re[67]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/19(Tue) 19:56:58)
    No36838 のつづき
    No36016
    (f)の『投影』なんだけど、
    No36590(p84)で見たように、
    (f-@)〔刺激対象を知覚する際に、個体の興味、欲求、期待などの影響を受けて、それにそうように知覚が生じる〕
    ってわたししてるんだけど、ほかにもコトバンクに、

    (f-A)〔心理学,精神医学の用語。無意識の作用による自我の防衛機制の一つ。投影ともいう。自分自身の資質,欲求,感情等を認められない,あるいは認めたくないときに,それらのものが自分のものではなく,他の人や物にあるかのように感じとる作用。〕(改訂新版 世界大百科事典 より)

    (f-B)〔精神分析理論の一概念。自我の防衛機制の一つで,自分の全人格に受け入れがたい自己の衝動や感情を外部の対象に帰する機制をいう。病的な投射は恐怖症や統合失調症(精神分裂病)の妄想(もうそう)等によくみられる。〕(百科事典マイペディア より)

    ってある。いずれにしても、「投影(投射)」って意識のことについてよね。

    これらのなかから、
    (f-@) 個体の興味、欲求、期待
    (f-A) 自分自身の資質,欲求,感情等
    (f-B) 自己の衝動や感情
    を見て、わたしこういうのを、〈自〉(意識の原初的自然な“固有の”領域)、ってして見たらどうかしら、って。
    〔個体〕〔自分自身〕〔自己〕を、〔〈自〉〕ってして、
    〔興味、欲求、期待〕〔資質,欲求,感情等〕〔自己の衝動や感情〕を、簡単に〔〈欲望〉や〈情〉〕ってして、
    (f-A)〈自〉の〈欲望〉や〈情〉
    ってし見て、こういうのから、わたし、〈欲望や情〉を〈自〉のなかに位置づけて見たのね。

    前に、〈情〉と〈想像〉の関係で、
    No36016
    (h)『感情とは、対象を志向し、それを疑似−現前させる方法のこと』
    (k)『想像的なものの源泉が情緒にある』
    から、
    No36681(p91)で、
    (A-h)〈情-すること〉(情の作用)には、
    ・@〈するもの-情〉は、〈知覚-されたもの〉を参照にして、〈情-されたもの〉を発動する。
    ・A〈するもの-情〉は、携えている〈想像〉の〈疑似−現前させる〉働きを使って、〈情-されたもの〉に志向して対処している。
    の二つがある、ってして見たんだけど、Aをちょっと変えて、
    ・A〈自〉のうちにある〈情〉は、携えている〈想像〉の〈疑似−現前させる〉働きを使って、〈自〉に発生した〈情-されたもの〉に対処している。
    ってして見た。
    わたし、〈自〉のうちにあるのは〈情〉だけじゃなく〈欲望〉も入れたから、
    ・B〈自〉のうちに発生した〈欲望や情〉に対して、〈想像〉の〈疑似−現前させる〉働きがかかわっている。
    ってして見ようかな、とも思ってる。

    でね、
    (f-@)〔刺激対象を知覚する際に、個体の興味、欲求、期待などの影響を受けて、それにそうように知覚が生じる〕
    をわたしの言葉を使って言うと、
    (f-A)わたしの外にある「現前(現在)する現実的なもの」(「対象」/「もの(それ)」)が知覚される際に、〈自〉の〈欲望や情〉に添うように〈知覚-されたもの〉が生じる。
    ってなった。
    なんかこう見ると
    No36191
    (w)〔知覚対象は単なる現前ではなくつねに付帯現前なのである〕に似てくる感じ。

引用返信/返信 削除キー/
■36860 / inTopicNo.33)  Re[66]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/19(Tue) 19:54:11)
    そこはかとなく

    「子どもから学ぶ哲学」って言う本だったら読んでみたいと思うけどね。
引用返信/返信 削除キー/
■36838 / inTopicNo.34)  Re[65]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/17(Sun) 16:36:09)
    きょうはもう少しお喋り
    つぎに、〈知覚〉と〈想像〉の関係についてなんだけど、

    No36835のつづき
    No36016の、
    (c)『イメージと幻覚には欺瞞が含まれており、それらは疑似的な視覚として示されます。』
    の『欺瞞』(あざむく)は別として、〈知覚〉と〈想像〉の関係について、
    (c-A)〈想像-されるもの(非現実的なもの/現にないもの)〉によって、〈疑似的な感覚(感覚の変様態)〉が、知覚に示される。
    これと、
    (f)の『投影』
    わたしこれ、〔刺激対象を知覚する際に、個体の興味、欲求、期待などの影響を受けて、それにそうように知覚が生じる〕ってし
    て見てる。
    ここんとこ、どう見ればいいのかずーっと考えてる。

    (c-A)なんだけど、
    〈想像-されるもの〉は感覚自体に作用して〈疑似的な感覚(感覚の変様態)〉にしちゃってるのかしら?って思ったのね。
    でもそうすると、
    No36191の(w)「共現在化」となんかなんか違ってきちゃうかな?って。

    でね、こう考えて見たのね。

    〈知覚〉は、〈感覚=現実的なもの/現にあるものの感覚〉へ志向してるんだけど、知覚がそれを取り入れるときに、〈想像-されるもの(非現実的なもの/現にないもの)〉が介入して、〈想像-されるもの〉のなかの〈疑似的なもの〉も“知覚しちゃう”、って。
    ――こう見たときあざむかれてるのは知覚ってして見てもいいかもだけど。
    「知覚は感覚へ志向してそれが構成される」ってしてるなかで、想像による〈疑似的なもの〉も知覚されるって見て、こういうなかで、〈疑似的なもの〉の〈もの〉を「感覚」って呼んじゃってるんじゃないかしら?

    〈現実的なもの/現にあるものの感覚〉と〈非現実的なもの/現にないものである想像・記憶〉ってわたし分けて見たのね。
    No36191の(w)〔知覚対象は単なる現前ではなくつねに付帯現前なのである〕のように、この二つが”知覚されている”って「知覚」って言うのが使われちゃってるんじゃないかしら?
    現象学は、No36289の(qs)〔想像を・・・・知覚と並び知覚にどこまでも近いひとつの表象〕ってしてる見たいだし。

    でね、
    〈現実的なもの/現にあるものの感覚〉へ志向するのを〈端的な知覚〉ってして、これによって構成されたものを〈知覚-“されたもの”〉(これ、No36016の(o)の『現実的なものの知覚』のこと)って言うことにして、これと、〈非現実的なもの/現にないものである想像・記憶〉の両方によって構成されてるもの〈知覚“されているもの”〉って言うことにして区別して見た。
    この〈知覚“されているもの”〉が(w)のような「共現在化」ことね。
    あ、これ、現象学で、〈知覚されているもの〉のなかに〈想像〉を含めている、としたばあいね。

    こんなふうに見たんだけど、〈知覚-されたもの〉と〈知覚されているもの〉って言う言い方での区別って、なんかまぎらわしいな〜、って思って、な〜んかいい言い方ないかな〜って・・・・最近ふと思いついたのが、〈現の知覚〉、〈非現の知覚〉って言う言い方。〈現〉っていうのは「現前」「現在」「現実」のことね。

引用返信/返信 削除キー/
■36835 / inTopicNo.35)  Re[64]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/17(Sun) 10:03:55)
    な〜んかいま、わたしの頭の中、いろんなのがからまっちゃてて、まとまりつかなでいるところ。
    振り返って、メルポンのわたしの、少し紐といて見ることにする。

    No36289の(qs)で、
    〔想像を・・・・知覚と並び知覚にどこまでも近いひとつの表象〕
    こういうのがわたしには分かりにくくしてるもとになってるのかも。現象学における〈知覚〉と〈想像〉の区別かな。
    で、〈端的な知覚〉っていうのをわたし想定して、〈想像〉と区別して見ることにした。以下、〈知覚〉って書いてあるところは、〈端的な知覚〉のことね。

    No36131の「ファンタスマ」
    〔知覚においてその体験された内容が感覚と呼ばれる〕
    これと、現象学の「意識の志向性」っていうのを絡めて、
    〈知覚〉は感覚(知覚の対象)へ志向し、それが構成されたものが〈知覚-されたもの〉(知覚の内容)。

    No36141の(v)
    〔知覚は現に存在するものとして定立する〕
    〔定立〕ていうの、ネットでは「肯定的判断・命題を立てること」ってあるけど、わたし、〈知覚〉を感知性のうちに入れてるから、
    〈肯定的に感じる〉ってして見て、
    〈知覚は現にあるもとして肯定的に感じてる〉

    No36016の(o)
    『現実的なものの知覚のなかに信念があるとすら言えません。・・・椅子がそこにある。ただそれだけです。』
    『現実的なものの知覚』っていうの、わたしの言う〈端的な知覚〉、そしてこれをNo36130の(t)ある〔物理的像〕のこと、ってして見てた。あと、『椅子がそこにある。ただそれだけです。』を、《〈現にある〉ただそれだけ》って言うことにした。

    これらから簡単にまとめて見ると、
    (P)「知覚」について、
    (P-1) 〈知覚〉は感覚(知覚の対象)へ志向し、それが構成されたものが〈知覚-されたもの〉(知覚の内容)。
    (P-2)〈知覚〉のなかに信念があるとすら言えず、肯定的に〈現にある〉ただそれだけの物理的像みたいな。

    あと、
    (I)「想像」については、
    No36522の(A-i) にもうちょっとつけ加えることにしたよ。
    No36525で見たように、
    (d)『想像力はつねに知覚された対象を目ざします。想像することは、内的な場面を熟視することではなく、単一の対象を参照することです。』を、
    (d-A)〈するもの-想像〉は、〈知覚-されたもの(現にあるもの)〉を“参照にしてる”。
    ってしたのをつけ加えて、
    (A-I)《〈するもの-想像〉は、〈知覚-されたもの〉を参照に、〈想像-されるもの(現にないもの)〉へ志向し、その内に〈想像-されたもの〉を産出する。〈するもの-想像〉は、現実世界との交通を遮断して、〈想像-されるもの(現にないもの)〉を、絶対的なものにする。〈想像-されたもの〉はそのなかで活動する。》
    ってして見た。


引用返信/返信 削除キー/
■36825 / inTopicNo.36)  Re[63]: つれづれなるままに
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/16(Sat) 15:17:09)
    No36798のつづき
    つぎに、
    No36774 の
    (B-A) 想像する力は、あざむく力であると同時に、〈自〉の自由の現れです。〈自〉は、〈非現実的なもの/現にないもの〉によって〈自〉を現在から解放してくれますが、それは「もの(それ)」の外で〈自〉を非現実化する力なのです。
    なんだけど、

    この「あざむく」っていうの、前に、
    No36555で、
    (c)『イメージと幻覚には欺瞞が含まれており、それらは疑似的な視覚として示されます。』
    から、
    (c-8)「想像的なもの」のもつ「あざむく力」は、〈疑似的な感覚(感覚の変様態)〉を、知覚に示す。
    (c-9)「想像的なもの」のもつ「あざむく力」によって、〈疑似的な感覚(感覚の変様態)〉が、知覚される。
    ってして見た。
    いま思うと、(c)の『欺瞞』を「あざむく」ってして、『視覚』を「感覚」ってして、
    〈イメージと幻覚には「あざむく」が含まれており、それらは疑似的な「感覚」として示される〉ってしてもいかな、って。
    あと、(c-8)(c-9)を、〈想像〉と〈知覚〉の関係だけで見て、
    (c-A)〈想像-されるもの(非現実的なもの/現にないもの)〉によって、〈疑似的な感覚(感覚の変様態)〉が、知覚に示される。
    ってしてしてもいいかな。
    そして、No36574で、
    「想像する力」って、「何」をあざむいているのかしら? 「あざむかれてる」のは」「知覚」?
    ってなって、
    No36603 で、メルポンのいう「知覚」っていうの、
    No36016の、
    (o)『現実的なものの知覚のなかに信念があるとすら言えません。・・・椅子がそこにある。ただそれだけです。』
    から、〈知覚は「あざむかれてる」とすら言えない〉ってして見て、もし、「あざむかれてる」のが「知覚」じゃないとすると、「想像する力」は、何をあざむいているのかしら?別の意識が?ってなったんだけど、今はこの別の意識を〈自〉ってして見てるところね。
    こういうんから、〈想像-されるもの〉 によって、〈自〉があざむかれてる、ってして見て、(B-A) は結局、
    (mB-A)想像する力は、〈自〉をあざむく力であると同時に、〈自〉の自由の現れです。〈自〉は、〈非現実的なもの/現にないもの〉によって〈自〉を現在から解放してくれますが、それは「もの(それ)」の外で〈自〉を非現実化する力なのです。
    ってなった。

    もっともこれ、(B-A)のように見たときに、だけどね。
    (c-A)だけからは、あざむかれてるのは〈知覚〉って見てもいいけどね。

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