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■15588 / inTopicNo.61)  カント沼番外地:第一版序論 X−7
  
□投稿者/ うましか -(2021/08/14(Sat) 22:02:42)
    pipitさん、皆さん、こんばんはー
    おじゃまします。

    pipitさん、おくたがわさん、いろいろなコメントや情報ありがとうございます!

    私の力不足で、ひとつひとつには返信できませんが、目を通して参考にさせていただいております!m(__)m

    ありがとうございます!

    *******

    ◇悟性が、Aという概念の外に、この概念Aと無縁ではあるが、それにもかかわらずこの概念と結びつけられている述語をみつけだすと信ずるとき、悟性がそれに頼るあのXは、この場合なんだろうか? それは経験ではありえない。

    ◇というのは、「生起するすべてのものは、その原因をもつ」という先述の原則は、経験が供給しうるというより、いっそう大きな普遍性をもってのみならず、必然性の表現をももって、したがって全面的にア・プリオリに、また単なる概念から、原因という第二の表象を生起するものという第一のそれに付加するからである。

    →原佑訳上巻、p.105〜p.106参照(※翻訳は参照するが、◇〜は原文・訳文の通りではありません (;´・ω・))。


    *******

    V−4 No.15366, V−5 No.15456, V−6 No.15460
    V−1 No.15143, V−2 No.15340, V−3 No.15341
    W−1 No.14848, W−2 No.14849
    V−7 No.14620, V−8 No.14662
    V−4 No.14271, V−5 No.14415, V−6 No.14455,
    V−1 No.13815, V−2 No.14009, V−3 No.14097,
    U−1 No.13643 
    T−1 No.13389, T−2 No.13436, T−3 No.13576
引用返信/返信 削除キー/
■15580 / inTopicNo.62)  Re[13]: 引用予定
□投稿者/ pipit -(2021/08/14(Sat) 14:13:26)
    No.15502

    引用する予定って言ったのに忘れるところだったです
    ・:*+.\(( °ω° ))/.:+アブナカッター

    >>御子柴善之先生の解説本『カント純粋理性批判』p83の(5)

    引用開始・御子柴善之先生の解説(注釈)文
    『(5)人間が経験を積み重ねることで主語概念Aがどんどん豊かになったとしたら、そして、それによって主語概念Aの定義が繊細かつ豊穣になったとしたら、やがてすべての判断は分析的判断になると思われるかもしれません。しかし、ここで問題なのは定義ではないことに注意しましょう。問題なのは、主語概念Aが拡張していくという事態です。なお、カントが『純粋理性批判』で「定義」について論じている箇所は、A727ff./B755ff.です。特に、A731/B759に注目してください。』
    引用終了。


    >>中山元先生独自段落849あたり(第7巻p52)のカントの文章

    ※この前後あたりもすごく面白そうなのですが、字数も多くなるので、848の最後あたりから849を引用します。

    引用開始・カントの文章(中山元先生訳『純粋理性批判7』より)
    『(略)すなわち数学の定義では概念をみずから作り出すのだが、哲学の定義ではたんに概念を説明するにすぎないのである。これによって次のことが明らかになる。
    (略)
    (a)哲学においては、数学の真似をして最初に定義を示すようなことをしてはならない(たんに試みてみる場合を除いて)。[哲学における]定義は、与えられた概念を分解することにすぎないのだから、[定義よりも]前に示されるのは(たとえ混乱したものであっても)概念なのである。だから完全な解明にいたる前に、不完全な解明が行われるのであって、また不完全な解明のうちからいくつかの特徴をとりだすことができるのであり、完全な解明に、すなわち定義に到達する前に、多数の推論を行うことができるのである。要するに哲学においては適切な明晰さをそなえた定義は、仕事を始めるための前提ではないのであり、定義がえられれば、そこで仕事を終えねばならない(注)。これに対して数学では、定義する前にはいかなる概念も存在しない。定義によって初めて概念が示されるのである。だから数学ではつねに、定義から仕事を始めねばならないのであり、つねにそこから仕事を始めることができるのである。』
    引用終了。

    ちなみに、同じ箇所の御子柴善之先生の部分訳
    『カント純粋理性批判』p679より引用
    引用開始・カントの文章(御子柴善之先生訳)
    『哲学においては、数学を模倣して諸定義を先行させてはならない。たんなる試みのためにそうするのは別だが。(中略)哲学において定義は、測りつくされた判明性として、仕事を始めるものであるよりもむしろそれを閉じるものでなければならない。(A730f./B758f.)』
    引用終了

    うーん、シャープな印象(°▽°)カッコイイー
    中山元先生の訳もわかりやすくてまろやか?で好きだし、理解するためにめちゃくちゃ助かってるけれども、
    御子柴善之先生の全訳読んでみたい人もたくさんいるだろうなー
    いつか出るのかなあ?御子柴先生忙しすぎて時間が足りないかなぁ(^_^;)


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■15567 / inTopicNo.63)  Re[16]: 表(ひょう)日記
□投稿者/ pipit -(2021/08/14(Sat) 00:04:26)
    表の好きなところの一つは、位置づけるのが、楽しい。
    (●´ω`●)
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■15566 / inTopicNo.64)  表(ひょう)日記
□投稿者/ pipit -(2021/08/14(Sat) 00:02:24)
    わたしは、仕事で自分なりのチェック表をつくるのがけっこう好き。
    わたし自身がぼんやりしてるからミスを減らすために、もれなく確認できるし、認識が整理されやすくなる。
    組み合わせの可能性とかも網羅できるし、視覚でわかりやすくなるし。

    それで、ちょっと前からおもってるのが、、、
    カントのカテゴリー表。。。
    表というからには、ちゃんとチェック表みたいにつくれるのかなあ?と。
    気になる。。。

    どういう形にできるかなぁとか。それかできないか。。。 

    気になるー
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■15565 / inTopicNo.65)  ソーナさま日記
□投稿者/ pipit -(2021/08/13(Fri) 23:45:40)
    ふと、思いに浮かんだソーナ様のエピソード
    wiki『中道』より抜粋引用
    『琴の弦(緊緩中道)
    パーリ語経典の律蔵・犍度・大品(マハーヴァッガ)においては、どんなに精進しても悟りに近づけず焦燥感・絶望感を募らせていたソーナという比丘が登場する[20][要ページ番号]。彼は、過度の修行により足から血を流すほどであった[20][要ページ番号]。それを知った釈迦は、ソーナが琴の名手であったことを知り、以下の説法を行った[20][要ページ番号]。

    「ソーナよ、どう思うか。もしあなたの琴の弦が張り過ぎたならば、琴の音色は快く妙なる響きを発するだろうか?」
    「いいえ、そうではありません、大徳(釈迦)よ」
    「ソーナよ、どう思うか。もしあなたの琴の弦が緩すぎたならば、琴の音色は快く妙なる響きを発するだろうか?」
    「いいえ、そうではありません、大徳よ」
    「ソーナよ、どう思うか。もしあなたの琴の弦が張りすぎず、緩すぎもなく、丁度よい度合いを持っていたら、琴の音色は快く妙なる響きを発するだろうか?」
    「そのとおりです、大徳よ」
    「ちょうど同じように、ソーナよ、行き過ぎた努力は高ぶりを招き、少なすぎる努力は懈怠を招く。それゆえソーナよ、あなたはちょうどよい努力を保ち、感官にちょうど良いところを知り、そこに目標を得なさい」

    —  ケン度大品 5,16-17 [20]

    弦は、締め過ぎても、緩め過ぎても、いい音は出ない、程よく締められてこそいい音が出る、比丘の精進もそうあるべきだと釈迦に諭され、ソーナはその通りに精進し、後に悟りに至った。』

    わたしは、緩め過ぎですけどー(ノ_<)



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■15536 / inTopicNo.66)  スキャンダル?日記
□投稿者/ pipit -(2021/08/12(Thu) 17:13:25)
    カント先生が(独我論的な?)観念論に対して、哲学だけでなく人間の理性一般にとってもスキャンダルなりー(*`へ´*)とお怒り?を述べてるのは、
    第二版序文の最後らへんです。(カント自身による註釈箇所なのかな?)
    (中山元先生独自段落は、V17n、第一巻p191)


    (・ω・`)
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■15533 / inTopicNo.67)  そりぷし沼日記
□投稿者/ うましか -(2021/08/12(Thu) 07:55:06)
    pipitさん、皆さん、おはようございます。

    pipitさん、ソリプシズムが気になるのですかねえ。

    私の素朴な印象でもうしわけないのですが、ソリプシズムってネガティブです。

    なぜか?

    他人からみれば、エゴイスティク ・・・倫理的な問題

    自分からすれば、出口無しな情況 ・・・認識論的な?問題

    そんな印象だからかもしれません。

    そういえば、カントは「観念論」に対してネガティブでしたか。

    「観念論」って、ある意味ソリプシズムに近い。よくわからないのですが、、、

    暑いので頭はたらかない〜

    テキトーに書いたので、スルーしてくださいませ。



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■15532 / inTopicNo.68)  想像
□投稿者/ pipit -(2021/08/12(Thu) 06:48:30)
    まだ未勉強なので、想像含めて書くのですが、

    直観像が継起、継続することで、その直観像に『実体』の理解を起こす。(知性で捉える。認識に対象が従う。)

    判断、だなぁ、と思いましたが、

    カント先生に (*・ω・)ノゼロテン と言われるかも。。。

    勉強いつ終わるかなぁ( ̄▽ ̄;)
引用返信/返信 削除キー/
■15531 / inTopicNo.69)  おくたがわさんへ カテゴリー
□投稿者/ pipit -(2021/08/12(Thu) 06:33:52)
    おくたがわさん、おはようございます(o^^o)

    No15521
    > 問題は『実体、分解可能性など、知性[=悟性]が考えだしたもの』
    > これは何なのか。
    > もし「現実的な対象を」もたずに知性だけで導けるなら「分析的」になり
    > 「現実的な対象を」材料にして導き、それがなければ導けないなら「綜合的」となると思いますが、
    > 「アプリオリな綜合判断」を主張するカントであれば必ずしもそのような分類はできないかも。
    > ここについては、カントの考えは私には分かりません。<


    私見書きます。
    No.15489
    カントの文章を引用していただいてありがとうございます(^人^)
    この中で、
    『実体、力、分解可能性など、知性が考えだしたもの』
    って、わたしはカテゴリー(純粋悟性概念)に関わるアレコレではないかと思ってるんです。
    実体、力、分解可能性などは、いずれも『関係』のカテゴリーを使用して【理解】している。
    そしてカント的には、直観像に、知性で純粋悟性概念を結び付けることで【アプリオリな総合判断】になるけど、概念だけではアプリオリな総合判断には至れない。(カテゴリー単体では内容のない虚しい抜け殻)。
    まだ自分の中では未整理なのですが、現段階ではそのようなことを思いました。

    おくたがわさん、いつもありがとうございます!

引用返信/返信 削除キー/
■15523 / inTopicNo.70)  Re[12]: うましかドロ沼日記
□投稿者/ おくたがわ -(2021/08/11(Wed) 09:38:37)
    No15491に返信(うましかさんの記事)
    > カントはクヌッツェンやヴォルフ等を介して、アリストテレス、デカルト、ライプニッツ、ニュートン、ロック、ヒューム、ルソーといった先達の知識(自然学やメタフィジックス)を学んだであろうけども、なんだかなー(;´・ω・)???

    言わずもがなかもしれませんが、それらの人達の知識における「物体・物質」観が、分析的に導いたものなのか、綜合なのかには注意が必要ではないかと。
引用返信/返信 削除キー/
■15522 / inTopicNo.71)  Re[12]: 純粋 うましかドロ沼日記
□投稿者/ おくたがわ -(2021/08/11(Wed) 09:29:29)
    No15491に返信(うましかさんの記事)
    >経験によらないとか、純粋なとか、
    分析的とか、綜合的とか、何なんだろう。

    純粋について自分のメモを見たら

    像に感覚を含む=経験的
    含まない=純粋
    像に感覚を含まない=純粋な直観はある
    純粋な直観は、何かを直観するために必要な形式だけを含む

    と書いてあった。

    以下、中島義道さんの文章を悪魔ちゃんが引用したものを貼らせていただきます。

    NO3489
    『「超越論的」と「純粋」(rein)と「ア・プリオリ」(a priori)との区別に触れておく。
    「純粋」は、カントの場合、経験的(empirisch)ではないという否定的意味が基本であるが、積極的に理性だけからという意味を担って「根源的」(urspr&uuml;nglich)と言い換えられることもある。例えば「純粋統覚」とはいかなる経験的なものも含まない統覚であるが、「超越論的統覚」とは「経験を可能にする諸条件」を含むような統覚である。「純粋総合」とは経験的な混入物を洗い流した純粋な線のような総合であるが、「超越論的総合」とは「経験を可能にする諸条件」を含む「時間」という特有の線のような総合である。
    また「ア・プリオリ」は「ア・ポステリオリ」に対する言葉であるが、カントの場合、同じように「経験的」に対立する言葉として「純粋」と重なる。しかし、違いが強調される場合もあり、「すべて変化は原因をもつ」という判断は経験に由来しないという意味でア・プリオリであっても「変化」という物質に関する判断だから、経験的なものが混入しており「純粋」ではないとされる。一方、「7+5=12」のような数学的判断は経験的なものが混入していなから、ア・プリオリであってかつ純粋な判断ということになる。だが、この用語法が常に守られているわけではない。そして、再確認すれば、「超越論的」とは単に「経験的な混入物がない」ことではなく、「経験的な混入物がない」にもかかわらず経験に適用されるのはなぜか、という問いの全体に関わることである。』

    この前後の悪魔ちゃんの口調がまじめなのが面白い。
引用返信/返信 削除キー/
■15521 / inTopicNo.72)  Re[12]: うましかドロ沼日記
□投稿者/ おくたがわ -(2021/08/11(Wed) 09:19:10)
    2021/08/11(Wed) 12:01:02 編集(投稿者)

    No15491に返信(うましかさんの記事)
    おはようございます。
    以下めんどくさかったらスルーしてください

    普通は
    1.分析的・アプリオリ(経験に先立つ/経験的事実を調べなくてもわかる)・演繹、- 主語の中に述語の情報が、あるいは前提の中に結論の情報が全て含まれている。

    ・「独身者は結婚していない」
    ・ 前提 全ての人は死ぬ. ソクラテスは人である. 結論 ソクラテスは死ぬ.
    2.綜合的・アポステリオリ(経験を必要とする/経験的事実を調べないとわからない)・帰納 - 主語や前提が含んでいない情報が述語や結論に付け加わる。

    ・「大卒女性は独身率が高い」
    ・ 前提 知っている哲学者はみんな長寿である. 結論 全ての哲学者は長寿である. (もっと良い例が無いか考え中)

    こういうセットで考えるところを、カントは「アプリオリな綜合判断」の可能性を追求するのでややこしいところがあると思います。
    ただ今回の事例で
    『物体の〈広がり〉[=延長]と〈形〉』は『知覚や感覚が現実的な対象をもっていない場合にも、感性の単純な形式として、心のうちにアプリオリに存在している』
    となっている、その部分だけは、「物体は広がりを持つ」が「分析的」であることの端的な例となっていると私には思えます。

    逆に、『不可侵入性、硬さ、色』は「知覚や感覚が現実的な対象をもつ」ことが条件と言っていると読めるので、
    そこは「綜合的」の例になると思います。諸対象を知覚や感覚が捉えた像をチェックすることで『不可侵入性、硬さ、色』という概念を物体に付け加える。

    問題は『実体、分解可能性など、知性[=悟性]が考えだしたもの』
    これは何なのか。
    もし「現実的な対象を」もたずに知性だけで導けるなら「分析的」になり
    「現実的な対象を」材料にして導き、それがなければ導けないなら「綜合的」となると思いますが、
    「アプリオリな綜合判断」を主張するカントであれば必ずしもそのような分類はできないかも。
    ここについては、カントの考えは私には分かりません。

    > 分析的〜は(見出されるまえは未知)既知

    「独身者は結婚していない」のような、あからさまにトートロジーのようなケースを除外して、一見では主語や前提の中に含まれていることが分かりにくい情報を、述語や結論として明示するということの価値を示すために「見出されるまえは未知」と言うのかな…。厳密な区別は無いように思いますが…。
引用返信/返信 削除キー/

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