■15460 / inTopicNo.95) |
カント沼番外地:第一版序論 X−6
|
□投稿者/ うましか -(2021/08/07(Sat) 13:43:41)
| 続きです(・ω・)ノ
*******
◇「生起するすべてのものはその原因をもつ〔Alles, was geschieht, hat seine Ursache〕」という命題〔Satz〕を取り上げてみよう。
◇生起する或るものについての概念において、なるほど私はこのものが現に存在して〔Dasein〕いて、それ以前に或る時間が先行しているということなどを思考し〔denken〕、このことから分析的判断が引きだされはする。
◇しかし、原因という概念は生起するもの〔was geschieht〕とは異なった或るものを指示する〔zeigt〕、だから〔und〕この後者の表象〔Vorstellung〕のうちにはいっしょにふくまれては全然いない。
◇いったいいかにして私は、総じて生起するものについて、それとはまったく異なった或るものを陳述し〔sagen〕、だから諸原因〔Ursachen〕という概念を、たとえ生起するものに含まれてはいないにせよ、それにもかかわらず、それに属するものとして認識する〔erkennen〕にいたるのであろうか?
→原佑訳上巻、p.104〜p.105参照(※翻訳は参照するが、◇〜は原文・訳文の通りではありません (;´・ω・))。文中〔〕内は私による挿入。
*******
V−4 No.15366, V−5 No.15456 V−1 No.15143, V−2 No.15340, V−3 No.15341 W−1 No.14848, W−2 No.14849 V−7 No.14620, V−8 No.14662 V−4 No.14271, V−5 No.14415, V−6 No.14455, V−1 No.13815, V−2 No.14009, V−3 No.14097, U−1 No.13643 T−1 No.13389, T−2 No.13436, T−3 No.13576
|
|