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No14849 の記事


■14849 / )  カント沼番外地:第一版序論 W−2
□投稿者/ うましか -(2021/07/11(Sun) 12:09:00)
    (;・∀・)暑いですね〜

    続きです。

    *******

    ◇しかし、建築中私たちをあらゆる懸念や疑念からそらし、一見その土台が十分であるかのようにうれしがらせるのは、次のことである。

    ◇それは、私たちの理性の仕事の大部分、おそらくはその最大部分は、私たちが既に対象についてもっている概念の分析〔Zergliederungen der Begriffe〕にあるということにほかならない。

    ◇概念の分析というこの仕事は、私たちに一群の認識をあたえるが、それらの認識は、たとえ、私たちの概念において、(まだ混乱した仕方でではあるが)、すでに思考されているものの説明や解明以上のなにものでもないにせよ、それでも形式からみれば新しい洞察と等しいものと評価され、それでいて、実質ないしは内容からみれば、私たちがもっている概念を拡張するのではなく、分析する〔aus einander setzen〕に過ぎないのである。

    --- ↑No.14848 ---

    ◇ところで、この手続きは、確実で有用な進展をみる或る現実的なア・プリオリな認識を与えるから、理性は、みずから気づかずに、このことに欺かれて、まったく別種の主張をこっそりと手に入れて、理性は与えられた概念にまったく無縁な概念をア・プリオリに付加すると主張するが、人は、どうして理性がそうするにいたるのかを知らず、だからこの問いは思い浮かべられることすらもない。

    ◇だからは私はまず最初にこれら二様の認識様式の区別を論じておこうと思う。

    ※「これら二様の認識様式」については、続く「分析的判断」と「総合的判断」がそれらにあたるとおもうけど、上記◇〜の内容とあわせて読むと、、、沼面白いんだなあ〜(;・∀・)?


    →原佑訳上巻、p.96〜p.98参照(※翻訳は参照するが、◇〜は原文・訳文の通りではありません (;´・ω・))。文中〔〕内は私による挿入。


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    W−1 No.14848
    V−7 No.14620, V−8 No.14662
    V−4 No.14271, V−5 No.14415, V−6 No.14455,
    V−1 No.13815, V−2 No.14009, V−3 No.14097,
    U−1 No.13643 
    T−1 No.13389, T−2 No.13436, T−3 No.13576
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