■35606 / inTopicNo.10) |
超越論的分析論[−1
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□投稿者/ うましか -(2023/12/19(Tue) 21:24:02)
| 2023/12/19(Tue) 21:25:32 編集(投稿者)
pipitさん、こんばんはー
久しぶりのカント沼です(;´Д`A ```
しかし体力のないときに原佑訳を読むと目が回りますね〜( ノД`)シクシク…
こんなレベルですから、原典をひらくと、どこまでも続くカント先輩の文章を目で追ううちに酔ってしまいます( ノД`)シクシク…
なので
最近は、少しずつ、少しずつ、持続可能な程度に・・・ を、よりこころがけるようにしています(;´・ω・)
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T 超越論的原理論 第二部門 超越論的論理学 第一部 超越論的分析論 第一篇 概念の分析論 第一章 全ての純粋悟性概念を発見する手引きについて
□全ての純粋悟性概念を発見する超越論的な手引き 第三節 (第十一項)
◇ ところで、同様の結びつきは、諸物の全体≠ノおいても考えられる。 というのも、結果としての或る物が、この物の現存在の原因として他の物に従属している≠フではなく、他の諸物を規定するということに関しては原因として、同時に、かつ相互的に 随伴している≠ゥらである(例えば、その諸部物が互いに相互に牽引し合うとともに、また抵抗し合う物体におけるように)。 このようなことは、原因と結果との(根拠と帰結との)単なる関係において見出されるのとは全く別の種類の結び付きであり、 根拠と帰結との関係においては、帰結は相互的にこれまた根拠を規定するということはなく、それ故に根拠と共に(世界創造者が世界と共にといったふうに)一つの全体を成すということもない。 悟性が、或る区分された概念の圏域を表象するときの、その悟性の同じ手続きを、 悟性はまた、或る物を分割可能なものとして考えるときにも遵守する。 だから、前者の場合の区分された概念における諸項が互いに排除しあうにも関わらず、一つの圏域のうちで結合し合っているように、 悟性は、後者の場合の或る物の諸部分を、それぞれの部分が残余の諸部分から排除されても己の現存(実体としての)を持つにも関わらず、一つの全体のうちで結合しているような諸部分として表象する。
第三節 (第十二項)
◇ しかし、古人の超越論的哲学のうちには、純粋悟性概念を含んでいるもう一つの章が見出される。それらの純粋悟性概念はカテゴリーのうちには数え入れられないにも関わらず、彼らによれば、対象についてのア・プリオリな概念とみなされるべきであるが、しかしその場合にはそのためにカテゴリーの数は増大してしまうことになり、これはあり得ないことである。このような諸概念を述べているのはスコラ哲学者のうちでは極めて有名な命題、即ち、「何であれ、存在するものは、一、真、善である quodlibet ens est unum,verum,bonum」という命題である。
--- No.35259 からの続き ---
◇ところで、 たとえ、この原理を使用したところで得られる結論(これは純然たる同語反復の命題しか与えなかった)は極めて乏しいものに終わったので、近代においてはほとんど単に、体面上、形而上学のうちで挙げられるのが常であるほどであるにせよ、 このように長い期間保存されてきた思想は、どれほどそれが空虚なもの見えようとも、常にその起源を研究している価値はある、 だから、この思想は何らかの悟性規則のうちにその根拠を持ってはいるが、その根拠が、しばしばあることだが、誤って解釈されたに過ぎないのではなかろうか、と推測されてよい。
† 原佑訳上巻、p.232参照。 † その他に、中山元訳2、p.87、石川文康訳上巻、p.142〜p.143を参照。 †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。 † 翻訳はしますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。 † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。 † ◆〜は原典における段落とします。
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[−1 No.35606 Z−4 No.34874、Z−5 No.34919、Z−6 No.35259 Z−1 No.33825、Z−2 No.33829、Z−3 No.34795 Y−10 No.33776 Y−7 No.33016、Y−8 No.33658、Y−9 No.33668 Y−4 No.32398、Y−5 No.32507、Y−6 No.32849 Y−1 No.31693、Y−2 No.32053、Y−3 No.32302 X−4 No.30943、X−5 No.31146、X−6 No.31639 X−1 No.30542、X−2 No.30550、X−3 No.30874 W−1 No.30139、W−2 No.30154、W−3 No.30529 V−1 No.29992、V−2 No.30063 U−1 No.29963 T−1 No.29833、T−2 No.29850
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第一部 No.29833,29850 第一篇 No.29963 第一章 No.29992,30063 第一節 No.30139,30154,30529 第二節 No.30542,30550,30874,30943,31146,31639 第三節 No.31693,32053,32302,32398,32507,32849,33016,33658,33668,33776,33825,33829,34795,34874,34919,35259,35606
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