| 1/2.mv^2ーG.mM/R>0 は力学的エネルギーである。地球の重力からの脱出速度を求めている。 するとこの式から v>√(2GM/R) が導き出される。 v=cと置いて式を変形すると R=2GM/c^2 となる。 これはシュヴァルツシルト半径(ブラックホールの半径)である。 ニュートン力学からこれを導き出したのは18世紀後半フランスの学者でP.S.ラプラスである。ニュートンの光粒子説で光も万有引力の影響を受けると考え、「十分な質量と密度の天体であれば、その重力は光の速度でも抜け出せないほどになるに違いない」と推測した。これがブラックホールである。 相対論では重力による空間の曲がりによって説明しているがラプラスは光の粒子が質量をもって重力の影響を受けることで説明している。 ブラックホールの写真が撮影されたが、肝心の本体が超新星の爆発によるものなのか、ラプラスのように超密度㋨恒星によるのか証明がない。
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