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No10844 の記事


■10844 / )  Re[39]: 真理について思うこと
□投稿者/ rest -(2021/02/06(Sat) 21:04:42)
    No10834に返信(パニチェさんの記事)
    > 2021/02/06(Sat) 11:51:34 編集(投稿者)
    >
    > こんにちは、restさん。横レス失礼します。
    >
    > ■No10832に返信(restさんの記事)
    >
    >> オームの法則(電圧=電流×抵抗)という真理やフレミングの左手の法則という真理の発見はモーターの発明へとつながり、真理の発見は創造性を誘発するのではないか。
    >> 無時間という時間の発見は世界を唯一無二の三次元空間のみの実在を認め、過去や未来の実在を認めないので、社会の約束事つまりルールとしての時間が存在し、その実体はない。すると未来が実在しないので明日の目標を立て着実に実現していくことは極めて創造的といえる。無時間という時間は自由意志を保証する。もし決定論が真理ならすべてが運命だから創造性を失うことになる。B系列の相対論的時間は決定論なのだ。明らかに自由意志を否定している。自由のないところに創造はない。
    >> 真理の弱点はその普遍性にある。普遍性ゆえに共同性を刺激し同質なものが結合して民族主義やファシズムやナチズムを誘発して異質なものと対立して戦争へと結びつくことである。これを防ぐ意味でも多様性の価値を認める必要がある。
    >
    > 論旨においては同意します。
    > ご指摘通り、新たに発見された科学理論(法則)によって新たな技術や製品が開発されます。
    >
    > 議論の余地があるとすれば法則も含めた科学理論が真理たりえるかどうかってことでしょうか。
    >
    > 私は科学理論はどこまでいっても仮説だと考えています。
    > ニュートン力学が相対論によって上書きされたように、常に科学理論とは上書きされる可能性(反証可能性)を有してますから。
    >
    > 但し、真理を相対的真理と絶対的(根源的)真理のように定義を分ければ科学理論(法則)は相対的真理だと思います。
    >

     パニチェさん レスありがとうございます。ほとんど同意です。反証可能性のない無謬化した学問は科学ではありえません。ただ最近では実験による反証可能性はむつかしいようです。クワインのいうように実験に成功すればその仮説は正しいとされますが、失敗したときには正しくないとは言えないのです。主要仮説の間違いではなく補助仮説のまちがいとされ、そしてその多くは反証可能性の低い補助仮説だからです。仮説が誤謬であるとは実験では判断が困難です。反証可能性の手段としては実験は万能ではないということになります。だからこそプラグマティズムのいうようにすべてを仮説とみなしたほうがいいようです。
     ただ人間にとって実用的かどうかで判断するのではなく、たとえば獣医学の真理は動物たちの生存にも貢献しています。人間中心の実存では限界があるようです。
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