| 「実存」っていう言葉が出てきたから、 わたしの参考書を見返して見たら、
〔実存existence 今、ここにいる人間の現実存在を意味する。実存は、客観的な抽象的思考では把握し得ない、個別者としての人間の現実的・具体的なあり方をさし、抽象的な「ひと」に解消し得ない、個別的・具体的な「この私」である。実存は、物事の客観的な知識とは異なり、「私」の主体的自覚に基づき、客観的な事物へ散っている精神を自分自身の内に集中させることによってめざめる。語源的には、実存(existence)は「外に」(ex)「立ち出る」ことを意味し、実存主義では、現在をこえて未来の可能性の中へと立ち出でること、また、自己を脱出して世界の存在の中に開かれていることなどと解釈される。歴史的には、中世のスコラ哲学で、物が「何であるか」をあらわす本質(essentia〔ラ〕)に対して、物が「存在する事実」をあらわす現存(esxistentia〔ラ〕)をさす言葉で、実存主義はこれを人間存在の事実をあらわす言葉として用いた。〕
ってあった。
ここに書いてある「ひと」っていの、ハイデガーのいう[Das Man]のことなのかわかんない。 雰囲気的にわたしの言う「実存」のとはなんか違う感じ。
ちょっと書き留めて置くことにした。
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