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No17664 の記事


■17664 / )  Re[21]: :現存在(6)
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/10/17(Sun) 10:56:32)
    第9節からの抜粋のつづき

    【現存在は、分析の出発点においては、或る特定の仕方で実存する差別のすがたにおいて学的に解釈されるべきではけっしてなく、現存在が差しあたってたいてい無差別にとっているすがたにおいて暴露されるべきである。現存在の日常性というこうした無差別のすがたは、何ものでもないものではなく、この存在者の一つの積極的な現象的性格なのである。こうした存在様式から出て、こうした存在様式のうちへと帰るのが、すべての実存することのありのままのすがたなのである。われわれは現存在のこうした日常的な無差別のすがたを平均的となづける。】

    ここに「現存在の日常性」っていうの出てきてる。これを〈実存私の日常の生活性〉、とか〈実存私の日常の存在様態〉みたいな感じで見て、分析の出発点をここにおいてる、っていうことなんかな?ん〜ん、フッサールの言う「生活世界」?
    こうわたしに見られたとき、想い出したのが、
    No11411 (1-p64)の、
    【世界がつねに反省に先だって、廃棄されえない現存として、「すでにそこに」あることを認める哲学でもある。そして世界との、この素朴な触れあいを再発見し、結局はそれに哲学的な資格を与えることに、あらゆる努力を傾注するのである。】
    【またそれと同時に、「生きられた」空間、世界についての報告でもある。】
    【現象学の最も主要なテーマとして提起した「自然的世界概念」あるは「生活世界」の、一つの解明にすぎないのだ。】
    っていうところ。

    もうちょっとつづくよ

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