| 中ちゃん先生の表現がすごくわかりにくくなってると私は思ってるんだけど、まず、しょっぱなに、『真の現れ』の中ちゃん先生なりの定義がでてくるよね。
曰く、 『現象と仮象という両概念は、哲学的にはカントの時代まで正確に区別されることはなかったが、それも当然である。なぜなら、ドイツ語における「現象」(Erscheinug)には「真」という意味が含まれておらず、また「仮象」(Schein)も「仮」という意味を特に担っていないからである。“Erscheinug”も“Schein”も「現れ」であって、ここに真偽ないし正誤の問題はもともと入っていない。ドイツ語では成績表も紙幣も身分証も“Schein”と呼ぶ。これらは「誤った現れ」ではなく、むしろ何ものかの「真の現れ」なのだ。』
これって、真偽、正誤の区分のない、「現れありのまま」っていう意味だと私は思ってるんだけど、悪魔ちゃんは、この中ちゃん先生の文章をどのように読む?
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