□投稿者/ うましか -(2022/07/04(Mon) 22:50:42)
| 2022/07/04(Mon) 22:52:16 編集(投稿者)
pipitさん、こんばんはー
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T 超越論的原理論 第一部門 超越論的感性論
第二節 時間について 第八項 超越論的感性論のための一般的注解
◇ T 先ず、できる限り明らかに説明しておく必要があるのは、感性的認識一般の根本性質に関する私たちの見解がいかなるものであるのかということであるが、これは、その根本性質に対するあらゆる誤解を予め防ぐためである。
◇ 私たちが主張してきたことは以下のことである。すなわち、あらゆる私たちの直観は、現象についての表象以外の何ものでもないということ、言い換えれば、私たちが直観する諸物は、それ自体そのものとしては、私たちが諸物をそうだと直観しているそのものでもなければ、またそれらの諸物の諸関係も、それ自体そのものとしては、それらの諸関係が私たちに現象しているとおりの性質のものではないということ、だから、私たちが、私たちの主観を、ないしは感官一般の主観的性質だけでも廃棄すれば、空間と時間とにおける客観の全ての性質、全ての関係が、いや空間と時間すら消滅してしまうはずであり、従ってそれらの性質や関係は、現象として、それ自体そのものとして現存するのではなく、ただ私たちの内にのみ現存し得るに過ぎないということ、このことに他ならない。
◇それ自体として、また私たちの感性のこうした全ての受容性から離れて、対象に関する事情がどのようなものであるかは、私たちには全面的に未知のままである。私たちは、対象を知覚する私たちの様式以外には何一つとして知らず、この私たちの様式は、私たちに特有であり、たとえあらゆる人間には帰属するに違いないにせよ、必ずしもあらゆる存在者にも帰属するというわけのものではない。こうした私たちの様式だけを私たちはもっぱら問題とする。
† 原佑訳上巻、p.173〜p.174参照。他に、石川文康訳上巻、p.96〜p.97、中山元訳1、p.117〜p.118を参照。 †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。 † 翻訳は参照しますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。 † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。 † ◆〜は原典における段落とします。
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\−1 No.24381 [−4 No.23865、[−5 No.24101 [−1 No.23091、[−2 No.23113、[−3 No.23247 Z−4 No.22690、Z−5 No.23032 Z−1 No.21262、Z−2 No.21969、Z−3 No.22067 Y−1 No.20986 X−4 No.20772 X−1 No.20568、X−2 No.20578、X−3 No.20699 W−10 No.20434 W−7 No.19817、W−8 No.20105、W−9 No.20168 W−4 No.19542、W−5 No.19668、W−6 No.19682 W−1 No.18802、W−2 No.19157、W−3 No.19216 V−7 No.18378、V−8 No.18764 V−4 No.17945、V−5 No.18058、V−6 No.18323 V−1 No.17515、V−2 No.17588、V−3 No.17841 U−1 No.16741、U−2 No.16783 T−1 No.16440、T−2 No.16454、T−3 No.16495
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第一項 No.16440,16454,16495,16741,16783 第二項 No.17515,17588,17841,17945,18058,18323,18378,18764 第三項 No.18802,19157,19216,19542,19668,19682,19817,20105,20168,20434 第四項 No.20568,20578,20699,20772 第五項 No.20986 第六項 No.21262,21969,22067,22690,23032 第七項 No.23091,23113,23247,23865,24101 第八項 No.24381
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