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■18764  超越論的感性論 第二項:V−8
□投稿者/ うましか -(2021/11/13(Sat) 11:04:41)
    2021/11/13(Sat) 22:11:28 編集(投稿者)

    pipitさん、皆さん、こんにちはー(/・ω・)/ 

    *******

    ◆ 4 〔第二版では3〕 空間は、諸物一般の諸関係についてのいかなる論弁的な概念ないしは、よく言われるように、一般的な〔allgemainer〕概念ではなく、一つの純粋な直観である。なぜなら、第一に、人は唯一の空間〔einigen Raum〕を表象し得るに過ぎず、だから多くの諸空間についての語るときには、それらを同一の唯一の空間の諸部分と解しているに過ぎないからである。これらの諸部分もまた、すべてを包括する唯一の空間のいわば諸構成要素(それからこの空間の合成が可能であるような)として、この唯一の空間に先行するのではなく、この唯一の空間のうちで≠フみ、思考されるに過ぎない。空間は本質的に唯一であり、空間における多様なもの、したがって諸空間一般についての一般的な概念もまた、もっぱらこの唯一の空間の制限〔Einschraenkung〕に基づいている。このことから生ずるのは、空間に関しては一つのア・プリオリな直観(経験的ではない直観〔die nicht empirisch ist〕)が空間についての全ての概念の根底にあるということである。そこで、全ての幾何学的な原則も、例えば、三角形における二辺の和は他の一辺のよりも大きいという原則も、決して線と三角形とについての一般的な概念から導出されるのではなく、直観から、しかもア・プリオリに確然的な〔apodiktischer〕確実性をもって導出されるのである。

    --- No.18323,18378 からの続き ---

    ◆ 5 空間は与えられた無限の大きさ〔eine unendliche Groesse〕として表象される。空間の一般的な概念は(これは1フィートにおいても、1エレ〔*1〕においても、共通して含まれているが)、大きさに関しては何ものをも規定し得ない。

    *1 エレ(Elle)は、ドイツの昔の尺度で55〜85cmとのこと〔原訳上巻,p.542〕

    ◇ 直観の進行において無際限〔Grenzenlosigkeit〕ということがなかったなら、諸関係についてのいかなる概念も無限性〔Unendlichkeit〕という原理をおびることはないであろう。

    ◆ 4〔*2〕 空間は無限の与えられた¢蛯ォさとして表象される。
    ところで、人はなるほどそれぞれの概念を、無数のさまざまの可能的な諸表象のうちに(それらの共通的徴表として)含まれているところの、
    したがってそれらの無数の諸表象をおのれ自身のもとに♀ワむところの、
    一つの表象として思考するに違いない。

    *2 第二版による。

    ◇ しかしいかなる概念も、一つの概念としては、あたかも無数の諸表象もおのれ自身のうちに♀ワむかのように思考されることはできない。ところが、それにもかかわらず、空間はそのように思考されるのである。(なぜなら、無限に分割された空間のすべての諸部分は同時に存在するからである)。

    ◇ それゆえ空間についての根源的な表象はア・プリオリな直観≠ナあって、だから概念≠ナはない。

    † 原佑訳上巻、p.152〜p.153参照
    †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。
    † 翻訳は参照しますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。
    † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。
    † ◆〜は原典における段落とします。

    *******

    V−7 No.18378、V−8 No.18764
    V−4 No.17945、V−5 No.18058、V−6 No.18323
    V−1 No.17515、V−2 No.17588、V−3 No.17841
    U−1 No.16741、U−2 No.16783
    T−1 No.16440、T−2 No.16454、T−3 No.16495

    *******

    No.16440,16454,16495,16741,16783,17515,17588,17841,17945,18058,18323,18378,18764
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