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■20986  超越論的感性論 第五項:Y−1
□投稿者/ うましか -(2022/02/21(Mon) 00:30:54)
    2022/02/22(Tue) 10:13:51 編集(投稿者)
    2022/02/21(Mon) 00:31:58 編集(投稿者)

    pipitさん、こんばんはー

    わーpipitさん、カント沼をばく進中?ですねー(゚Д゚;)

    うましかはさいきん全く時間がないのに、pipitさんご紹介の中島義道の本は購入してしまいました! (;´Д`A ```

    ありがとうございました〜


    *******

    T 超越論的原理論
    第一部門 超越論的感性論

    第二節 時間について 〔Von der Zeit〕 
     第五項 時間概念の超越論的論究 〔§5 Transzendentale Eroerterung des Begriffs der Zeit〕

    ◇ 私は、簡単にするために、本来は超越論的論究であるものを、形而上学的論究の諸項目のうちに含めてしまったので、前述の3〔*1〕をここで引き合いに出すことができる。

     *1 ◆ 3 このア・プリオリな必然性に、時間の諸関係についての確然的な諸原則の、或いは時間一般についての諸公理の可能性もまた根拠付けられている。時間は一次元だけを持っている。様々の諸時間は同時的にではなく、継起的に存在する(様々の諸空間が継起的にではなく、同時的に存在するのと同様である)。これらの諸原則は経験からは引きだされ得ない。なぜなら経験は、厳密な普遍性をも、確然的な確実性をも与えるはずがないからである。私たちは普通の知覚がそのように教えると言い得るだけであって、そのようになっていなければならないと言うことはできないであろう。これらの諸原則は、総じて経験がそのもとでのみ可能であるという規則とみなされ、だから私たちに経験に先立って教えるのであって、経験を通じて教えるのではない。 → No.20699 

    ◇ 私がここでさらに付け加えたいのは、変化〔Veraederung〕の概念、それと共に運動〔Bewegung〕(場所の変化としての〔als Veraederung des Orts〕)の概念は、時間表象〔Zeitvorstellung〕をつうじて、また時間表象においてのみ可能であるということ、すなわち、この時間表象がア・プリオリな(内的な)直観でなかったとすれば、どのようなものであれ、いかなる概念も、変化の可能性を、言い換えれば、矛盾対当の関係にある諸述語〔(kontradiktorisch entgegengesetzter
    Praedikate〕(例えば、同一の物が、或る場所に存在することと、その同じ場所に存在しないこと)の同一の客観においての結合の可能性を理解せしめ得なくなるということである。

     ※1 変化の概念と運動の概念は、時間表象においてのみ可能。
     ※2 「すなわち…」以下は中山元訳1、p.100ではこう書かれている。
    >この時間の像が内的でアプリオリな直観でないとしたら、どのような概念を使ったとしても、変化の可能性を把握させることはできなかっただろう。変化とは、まったく同一の客体のうちにおいて、[論理学において、二つの命題が両立しえないことを示す]矛盾対当の関係にある述語が結びつけられるということなのである(たとえば、ある事物がある場所に存在するという命題と、その事物が同じ場所に存在しないという命題[はたがいに矛盾対当の関係にあるが、これが同一の客体のうちで成立すること]である)。<

    ◇ 時間においてのみ、二つの矛盾対当の関係にある規定が、一つの物において、つまり継起的に′ゥ出させられ得るのである。それゆえ、私たちの時間概念は、みのり少なくはない一般運動論が叙述しているかぎりの、それだけ多くのア・プリオリな綜合的認識の可能性を説明する。


    † 原佑訳上巻、p.162〜p.163参照
    †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。
    † 翻訳は参照しますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。
    † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。
    † ◆〜は原典における段落とします。

    *******

    Y−1 No.20986
    X−4 No.20772
    X−1 No.20568、X−2 No.20578、X−3 No.20699
    W−10 No.20434
    W−7 No.19817、W−8 No.20105、W−9 No.20168
    W−4 No.19542、W−5 No.19668、W−6 No.19682
    W−1 No.18802、W−2 No.19157、W−3 No.19216
    V−7 No.18378、V−8 No.18764
    V−4 No.17945、V−5 No.18058、V−6 No.18323
    V−1 No.17515、V−2 No.17588、V−3 No.17841
    U−1 No.16741、U−2 No.16783
    T−1 No.16440、T−2 No.16454、T−3 No.16495

    *******

    第一項 No.16440,16454,16495,16741,16783
    第二項 No.17515,17588,17841,17945,18058,18323,18378,18764
    第三項 No.18802,19157,19216,19542,19668,19682,19817,20105,20168,20434
    第四項 No.20568,20578,20699,20772
    第五項 No.20986
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