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■20772  超越論的感性論 第四項:X−4
□投稿者/ うましか -(2022/02/11(Fri) 11:15:32)
    2022/02/11(Fri) 11:52:22 編集(投稿者)

    pipitさん、おはようございます。

    *******

    ◆ 4 時間は、いかなる論弁的〔diskursiver〕概念、ないしは、よく名づけられているように、一般的概念〔allgemeiner Begriff〕でもなく、感性的直観の一つの純粋な形式である。様々の諸時間は同一の時間の諸部分に過ぎない。しかし、たった一つの対象を通じてのみ与えられ得る表象は、直観である。また、「様々の諸時間は同時的に存在し得ない〔verschiedene Zeiten nicht zugleich sein koennen,〕」という命題も、或る一般的概念からは導き出され得ないであろう。この命題は綜合的〔synthetisch〕であり、だから概念からだけでは生じ得ない。それゆえ、この命題は時間の直観や表象の内に直接含まれている。

     ※1 時間は感性的直観の純粋な形式である。
     ※2 時間は、いかなる論弁的概念〔diskursiver Begriff〕でもなく、一般的概念〔allgemeiner Begriff〕でもない。
     ※3 メモ: 「対象」、「表象」、「直観」、「綜合的」、「概念」
     ※4 様々の諸時間は、同一の時間の諸部分である。 → 全体的同一の諸部分? 時間の空間化?
     ※5 “しかし”、たった一つの対象を通じてのみ与えられ得る表象は、直観である。→ 「様々の諸時間〜」との繋がりが分からない(;´・ω・)?
     ※6 「様々の諸時間は同時的に存在し得ない」は綜合的命題であり、(一般的)概念(だけ)から導かれ得ない(生じ得ない)。→ “それゆえ”、「この命題は時間の直観や表象の内に直接含まれている。」→ (;´Д`A ```???

    --- No.20699 からの続き ---

    ◇ 5 時間の無限性〔Unendlichkeit〕は、時間のあらゆる規定された大きさはその根底にある唯一の時間の制限〔Einschraenkungen〕によってのみ可能であるということ以上の何ごとをも意味しない。だから時間≠ニいう根源的な表象は制限されていないもの〔uneingeschraenkt〕として与えられていなければならない。

     ※1 時間の無限性とは、時間には”制限がない”ということ(;´・ω・)?

    ◇しかし、この根源的な表象としての時間の諸部分自身、だから対象のあらゆる大きさは、制限によってのみ規定されたものとして表象され得るのであり、そのときはその全体的な表象〔ganze Vorstellung〕は概念を通じて与えられてはならず(なぜなら、概念は諸部分表象〔Teilvorstellungen〕だけしか含まないから〔*1〕)、むしろそれらの諸部分の根底には直接的な直観がなければならない〔*2〕。

     *1 第一版では「(なぜなら、そのときには諸部分の表象が先行するから)」
     *2 第一版では「むしろそれらの諸部分の直接的な直観がその根底になければならない。」

     ※1 制限がない、根源的な表象としての「時間」は、しかしその諸部分が、制限によって規定されたものとして表象される。
     ※2 概念は、諸部分表象だけしか含まない。
     ※3 それらの諸部分の根底には、直接的な直観がある。→ cf. 「様々の諸時間は同一の時間の諸部分に過ぎない。しかし、たった一つの対象を通じてのみ与えられ得る表象は、直観である。」(第四項◇4中)


    † 原佑訳上巻、p.161〜p.162参照
    †≠ナ囲まれた言葉は、カントが『純粋理性批判』文中で強調したものです。
    † 翻訳は参照しますが、◇〜は私が便宜上用いた区分けであり文章は原文・訳文の通りではありません。
    † 文中〔〕内は私による挿入、*1、*2〜や、※1、※2〜は私の覚書とします。これらは後に訂正、削除、修正等することがあります。
    † ◆〜は原典における段落とします。

    *******

    X−4 No.20772
    X−1 No.20568、X−2 No.20578、X−3 No.20699
    W−10 No.20434
    W−7 No.19817、W−8 No.20105、W−9 No.20168
    W−4 No.19542、W−5 No.19668、W−6 No.19682
    W−1 No.18802、W−2 No.19157、W−3 No.19216
    V−7 No.18378、V−8 No.18764
    V−4 No.17945、V−5 No.18058、V−6 No.18323
    V−1 No.17515、V−2 No.17588、V−3 No.17841
    U−1 No.16741、U−2 No.16783
    T−1 No.16440、T−2 No.16454、T−3 No.16495

    *******

    第一項 No.16440,16454,16495,16741,16783
    第二項 No.17515,17588,17841,17945,18058,18323,18378,18764
    第三項 No.18802,19157,19216,19542,19668,19682,19817,20105,20168,20434
    第四項 No.20568,20578,20699,20772
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