| 2020/06/02(Tue) 13:07:01 編集(投稿者)
ixtlanさんとのレス交換を思い出した。どういう投稿だったかは記憶が曖昧だが、ixtlanさんに「認識論は脳科学にとって代わられているところもあるから、現代哲学はもっと脳科学の知見とかを取り込んでいくべきではないか」というような横レスを付けた。そこからいくつかのレス交換があった。その後、ixtlanさんからリタ・カター著、養老孟子監修の「脳と心の地形図」を紹介され、読了後に読書会のようなレス交換を行ったことがある。今も書棚には「意識と心の地形図」「意識と心の地形図」「新・脳と心の地形図」の三冊がある。
多分、ixtlanさんは当初、カントの認識論についての投稿をされていたのだと思う。そこへカントに詳しくない私が脳科学の知見でもって横レスを付けたのがきっかけだったように思う。脳科学が未発達だった時代に思惟のみによって「純粋理性批判」を書き上げたカントは偉大だし、その後の認識論や存在論、現象学に多大な影響をもたらしている。量子力学による世界観が約2千年前に成立した華厳経で描いた世界観に近似でるのと同様に、カントの純粋理性批判は唯識と並んで現代脳科学によって得られた知見を先んじて示していたんだと思う。
次回も楽しみ。ピピットさん、教えてくれてありがとうございました♪
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