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■511 / inTopicNo.97)  Re[4]: 〈私〉について
  
□投稿者/ パニチェ -(2018/06/24(Sun) 20:09:46)
    2018/06/25(Mon) 21:10:58 編集(管理者)

    以下はパニチェの返信(2018/6/23, Sat 08:03)

    > そうやったね。
    > パニの考えるところによれば質問者は<私>と同じで「世界の特異点」ということで変わってないね。
    > 独我論は、岩波哲学思想事典によれば、「実在するのは自己とその意識内容だけで、他我や事物は自己の意識内容に過ぎない」となっていて、弱い意味の独我論では外界の事物の存在は認めるということらしいけど、 パニの認識と合っているかな。

    純粋な独我論というのは万人に当てはまること自体が矛盾になる。言葉の特性からして、そこは万人に当てはまる独我論になってしまうので仕方ないところは横に置くとして、私が考えているのは存在において自他、この場合は〈私〉と他ってことね、存在自体や存在様相が根本的に異なることからして、日常的に認めている他我とは存在様相的には物と同じになる。真の存在と呼べるものは〈私〉しかないから、仮象として認めるみたいなことになるかな。

    > いずれにせよ他我の存在を認めないのが独我論の王道なのだけれど、フッサール現象学では(彼は独我論者なのだけれど)、他我について扱っているんだよね。パニはフッサールの『デカルト的省察』の第五省察は読んだかな?

    読んでないわ。^^

    > 他我問題はおくとして、独我論的モードで言えば、すべては表象(カント的表象)になる。

    全てというのは〈私〉以外ってことかな?

    > すべてが自己意識の中に内在しているとすれば、「世界」という枠の概念も無くなる。
    > 世界という概念は「一部と全体」の枠組みの全体であったので、一部も無くなる。
    > <私>という「一部の点」 もなく、開闢も何もなく、初めから表象のみがある。
    > そうすると初めも無い。終わりも無い。「死」という観念も消失することになる。
    > 「生」もない。
    > 「<私>とは何者か」と質問する存在は消滅する。
    > 私のロジックでゆくと、独我論モードでは上記のようになるんだよね。
    > どこかに論理破綻があれば指摘してほしい。
    > なにやら十牛図のようになってしまったけれど。

    これね、ゴウさんのロジックもそうやった。
    あの人は底が抜けてる(見証)。で、〈私〉は真我であり、真我は上記のようなものらしい。
    今回のダンのレスで思い付いたんだけど、〈私〉のいる位置ってのは円錐の先端のような尖ったイメージではなく球面(底)のようなものではないかと閃いた。
    これってビッグバン宇宙論の特異点を避けるためのモデルと同じになる。球の底ならダンが言うように最終的には球体そのものとなるかもしれん。

    > ただ、独我論の他我を認めないということについて言えば、意味や価値のすべてを自分自身で創造したという点で無理があると思うんだけどど うだろう。

    ごめん、ここもうちょっと詳しくお願いします。多分、読み取れてないわ。

    > 自分にとってのみの自分の<私>と、自分だけではなく誰にとってもあるはずという推論を基にした普遍的な自分の<私>では違うよね。

    その通り。

    > 独我論は前者にしかなれないのかなあと。後者が「哲学」なわけだけど、「哲学」の定義を変えなければ純粋な独我論は哲学とは言えないのかも。
    > なんてことを考えてます。この際、「哲学」と呼ぶかどうかはどうでもいいとは思うけど。

    これも同意。独我論は哲学的テーマであって、日常的なテーマとはフィールドが違うんやろね。

    で、もってさらに純粋な独我論(永井的には“独在論”と呼んでる)は哲学ではなく見証悟道やと思ってるねん。
    言語的な追究には限界があり、直観と自己探究の道。

    > フッサール自身は自分を「独我論者」だと言われることを嫌ってい たんだね。『間主観性の現象学 その方法』
    > 他我問題を熟考するためには自我についてもっと深く探究しなくてはならないなと思って、「自我とは何か」を新たに考え始めています。

    哲学と仏教と脳科学が合体するテーマやろね、面白いよ、最も身近で、かつ最も不思議なもの。

    > まあこういうのは結論にならず常に過程上の問題だからディベートには相応しくなく「議論」の方が向いているテーマだよね。
    > 自己内議論が主戦だけれど、こうしたテーマでの見解を「生」で聞けて話せるのでパニの存在はとてもありがたいです。

    このテーマも一人で考えているより、レス交換をすることっで気付きや閃きがある。こちらこそ、ありがとう!
引用返信/返信 削除キー/
■510 / inTopicNo.98)  Re[3]: 〈私〉について
□投稿者/ パニチェ -(2018/06/24(Sun) 19:57:41)
    No509に返信(パニチェさんの記事)

    以下は、danza_espanolaさんからの返信(2018/6/18, Mon 07:17)

    > 世界の特異点やと思う。もともとビッグバン宇宙論の用語やけど、そこから世界が開闢している何者も並び立つことのない自分だけの世界にどこにもないような地点かな。(2018/6/14, Thu 07:02)

    そうやったね。

    パニの考えるところによれば質問者は<私>と同じで「世界の特異点」ということで変わってないね。

    独我論は、岩波哲学思想事典によれば、「実在するのは自己とその意識内容だけで、他我や事物は自己の意識内容に過ぎない」となっていて、弱い意味の独我論では外界の事物の存在は認めるということらしいけど、 パニの認識と合っているかな。

    いずれにせよ他我の存在を認めないのが独我論の王道なのだけれど、フッサール現象学では(彼は独我論者なのだけれど)、他我について扱っているんだよね。パニはフッサールの『デカルト的省察』の第五省察は読んだかな?

    他我問題はおくとして、独我論的モードで言えば、すべては表象(カント的表象)になる。
    すべてが自己意識の中に内在しているとすれば、「世界」という枠の概念も無くなる。
    世界という概念は「一部と全体」の枠組みの全体であったので、一部も無くなる。
    <私>という「一部の点」 もなく、開闢も何もなく、初めから表象のみがある。

    そうすると初めも無い。終わりも無い。「死」という観念も消失することになる。
    「生」もない。
    「<私>とは何者か」と質問する存在は消滅する。
    私のロジックでゆくと、独我論モードでは上記のようになるんだよね。
    どこかに論理破綻があれば指摘してほしい。

    なにやら十牛図のようになってしまったけれど。

    ただ、独我論の他我を認めないということについて言えば、意味や価値のすべてを自分自身で創造したという点で無理があると思うんだけどど うだろう。







引用返信/返信 削除キー/
■509 / inTopicNo.99)  Re[2]: 〈私〉について
□投稿者/ パニチェ -(2018/06/24(Sun) 19:51:35)
    No508に返信(パニチェさんの記事)
    > 以下は、danza_espanolaさん(2018/6/13, Wed 22:52)

    > アイデンティティの問題はとても奥が深いと思う。
    > 「私とは何者か」をどのモードから光を当てるかによって全部答えが変わってくる。

    > 独我論的モ ードであれば「<私>とは何者か」になるけれど、そのとき、質問者はどこにいるんだろうか。

    世界の特異点やと思う。もともとビッグバン宇宙論の用語やけど、そこから世界が開闢している何者も並び立つことのない自分だけの世界にどこにもないような地点かな。(2018/6/14, Thu 07:02)
引用返信/返信 削除キー/
■508 / inTopicNo.100)  Re[1]: 〈私〉について
□投稿者/ パニチェ -(2018/06/24(Sun) 19:46:47)
    以下は、danza_espanolaさん(2018/6/13, Wed 22:52)

    アイデンティティの問題はとても奥が深いと思う。
    「私とは何者か」をどのモードから光を当てるかによって全部答えが変わってくる。

    独我論的モ ードであれば「<私>とは何者か」になるけれど、そのとき、質問者はどこにいるんだろうか。
引用返信/返信 削除キー/
■507 / inTopicNo.101)  〈私〉について
□投稿者/ パニチェ -(2018/06/24(Sun) 19:41:17)
    danza_espanolaさんとのメール交換で始まった〈私〉に関する議論を取り置きたいということもあり、ここに移動して続けます。

    〈私〉に関して興味がある人は。。。
    Panietzsche Room > 探究 >〈私〉の哲学をロムして下さい。

    言うまでもなく横レスは自由ですが、テーマ対象となる〈私〉については言語化不可能なこともあり、横レスや質問に返信するかどうかも参加者の自由とさせてもらいます。

    私は〈私〉に対する説明に時間と労力をかけたくないのと、〈私〉に関する議論をレス交換の主としたいこともあり(私からは)スルーさせてもらうこともあります。

    まずはこれまでのレス交換を次の投稿から引用しておきます。

    以上、よろしくお願いします。

引用返信/返信 削除キー/

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