| 哲学的な考察ではなくて、あくまでも経験から感じることですが、皆さん、初めて自分の声を録音か何かで聞いたとき、「え?これ、私の声??なんて嫌な声なんだろう!」、こういう経験ありませんか?
それと似たケースで、自分の演奏を録音したものを聴いて「え?何これ!下手すぎる・・・」こういうことはよくあります。自分の演奏の悪い癖とか思ってもいなかった下品さとか、演奏中には気づかずにいるのです。演奏中に自分の耳に聞こえてくるのが主観、録音を聴いて「ひどい!」と感じているのが客観、と思っています。下手さ加減に愕然としているのも私ですからそれは主観だとも言えますが。
友達に演奏を聞いてもらい何かアドバイスをもらったらそれは私にとって客観的意見です(勿論友達は友達の主観を述べているわけですが)。録音を聴いて演奏中には気が付かなかったことを何か発見したなら、それは友達の批評(客観)と私にとっては同じだと思うのです。
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