| こんにちは。レスありがとうございます。
> 異論、反論、質問、意見があれば是非お願いします。 > > パニチェは「空」については中村元先生の相依性縁起という解釈を支持しています。 > 相依性縁起は関係性によって(相関関係上に)生じる現象全て、言い換えれば全体運動とも解釈できます。
大乗仏教の土台である関係性による相依性縁起は、受け入れることに問題を感じているわけではありません。ただ、それを「空」の内容としていいかとなると、若干違和感を覚えます。むしろ「色」に当てはまる性質が相依性縁起なのではないのかと。「空」は相関関係を超えるのではないか。
> 「空」つまり全体運動は六不(不生、不滅、不垢、不浄、不増、不減)なるもの。
「空」が六不だというのは、完全同意です。運動というのは物質的な運動ではないですよね?
> 対して「色」は目に見え、手にとれるような形あるもの、物質とか物質現象、無常なるものと理解しています。
そう思います。
> 「色即是空・空即是色」は先に述べた大海と渦に例えて言うなら「渦(海底の地形や二つの海流の関係性上に生じる)は大海(海流の全体)の部分に他ならず、大海は渦の全体性に他ならない」みたいなイメージです。
この喩えの妥当性には同意します。その上で、全体としての「空」は部分の総和・合計としての全体というのではなく、「空」はそもそも分割不可能で、その分割不可能なものを切り取った虚構が「色」であると考えます。「色」に本体があるのではなく全体である「空」だけが本体であると。
思考や対話のネタは山ほどある感じですが、手短かに取り急ぎレスすると以上です。
|