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■1907 / inTopicNo.85)  システム&独我論
  
□投稿者/ pipit -(2019/09/29(Sun) 00:25:26)
    システム、が、気になって、wiki読みました。

    原語は、組み立てられたもの、みたいなこと書いてありました。

    仏教で使用されている言語の一つ、パーリ語のサンカーラー、思い出しました。

    サンカーラー、という単語は、多義だけど、その中の1つは、
    組み立てられたもの=現象、って私はイメージしてます。

    現象、と、システムが、私の中で繋がりを持った気がしました。

    カントは「純粋理性批判」の第二版序文でおもしろい文章を書いています。

    英訳では、
    For pure speculative reason is an organic structure in which there is nothing isolated or independent, but every Single part is essential to all the rest;

    3人の日本人の先生の訳を見たけど、英訳も含め、細かくは統一されてないから、(細かくは)他解釈が可能な原文箇所かもしれないけど、
    3人の訳から私が抽出した言葉は、
    【純粋な思弁的理性は有機的な構造であり、すべてのものはある一つのもののために存在し、それぞれのものはまたすべてのもののために存在しているのである。】
    みたいな雰囲気の文章。

    山下和也先生の本にあったけど、
    一般システム理論の提唱者であるルードヴィッヒさんのシステムの定義は、
    「交互作用しあう要素の複合体」だそうで、山下先生は、カントは認識する純粋理性をシステムとして理解してるのである、と述べられてました。

    ま〜、でも、認識をシステムと捉えるのは、普通に考えそうなことのような気もしますね。

    ふと、思いましたけど、
    、、、独我論は、認識とはシステム、とも考えないのかな???

引用返信/返信 削除キー/
■1903 / inTopicNo.86)  オートポイエーシス論
□投稿者/ pipit -(2019/09/27(Fri) 22:27:49)
    wikiのシステム論の項目より抜粋引用

    『オートポイエーシス

    構成素が自己言及的に新たな構成素を生成する循環をシステムとして記述する。

    オートポイエーシスにおいては、自己を構成する最小単位に関しては、階層関係を想起させる構成要素とは呼ばず構成素と呼ぶ。

    システムを入力も出力もない構成素の産出関係の循環として表現する。この時、システムは直接的に物理空間内に表現することは出来ず、システムの動作を記述するためだけに用意された位相空間内で自己言及的に動作するように表現される。従って、システムの動作を物理的に観測することが出来ないため、閉鎖系であり、自己言及的に動作するため、自律的に動作する。生命の発生機構や、神経系の動作や、主観世界を構成する心的システムも含めて説明する。』


    おもしろい捉え方の概念ですね

    普通システムは、観察者からの視点で記述されると思うけど、
    徹頭徹尾、内からの視点、ということかなぁ(違うかなぁ)

    システムが物理空間上に表現できない、というのもおもしろいですよね。
    システムの内からの視点だからかな?

    難しいけど、山下和也さんの『カントとオートポイエーシス』の内容、ちゃんと理解できたらいいな
引用返信/返信 削除キー/
■1900 / inTopicNo.87)  感想2
□投稿者/ pipit -(2019/09/27(Fri) 00:21:21)
    あ、さっきの私の投稿、純水知性概念、って打ち間違えてる

    純粋を純水って打ち間違えてたixtlanさんを思い出した

    純水直観だったかなー

    きれいな表現されるなー、って思ってたら、
    変換間違いやった

    ご冥福を願います
引用返信/返信 削除キー/
■1899 / inTopicNo.88)  感想
□投稿者/ pipit -(2019/09/27(Fri) 00:08:44)
    あー、そうなんやー

    カテゴリーの適用、から、総合判断が行われる、ってカントは言ってたんやー

    全然理解してなかったなー
    (今も誤解してるかもたけど)

    複雑そうやなあ
    できるかなぁ

    私まだカテゴリーもまだきちんと把握してないのに、
    カテゴリーが適用される際の原則、から総合判断される様を見ていくのかなぁ

    。。。とりあえず今日は寝ます。。。

    無量の生命さん今日も一日お互いがんばったよね!
    おつかれさまです

    日々是好日になるといいね!


引用返信/返信 削除キー/
■1898 / inTopicNo.89)   読書籠り部屋D
□投稿者/ pipit -(2019/09/26(Thu) 23:21:30)
    『カント入門講義』冨田恭彦先生著
    p269.270より引用
    引用開始
    『例えば、図48に示すように、その描かれた三角形の一片を延長し、そこにできる外角に、その対辺に平行な線を書き加えることによって、私たちは「三角形の内角の和は二直角である」ことを見出します。
    これは、「三角形」の概念をいくら分析しても出てこない、作図によらなければ明らかにできないことなのです。

    カントのこの説明においては、作図の行われる空間自体が私たちにアプリオリに備わっている純粋直観であることが、重要な役割を演じています。
    そこに想像力によって図が描かれ、それをもとに「総合判断」が導き出されるというのです。

    つまり、幾何学の判断は、私たちの感性と知性にもともと備わっているものだけを使って純粋直観から引き出される総合判断だから、「アプリオリな総合判断」だというわけです。』
    引用終了。

    以上が、幾何学におけるアプリオリな総合判断とカントが思ったものの説明。

    次は、形而上学の場合について、冨田先生の解説は進みます。

    p270〜

    幾何学のような純粋数学の場合「概念の構成」による「純粋直観」からそのアプリオリな総合判断を導出したが、
    形而上学の場合、このような「概念の構成」からではなく、
    「概念から」導かれる、と、カントは述べる。

    前に引用した箇所の再掲↓

    ※※※※※※※※

    カント的には、アプリオリな総合判断は二種類ある、と考える。
    一つは、「純粋哲学」、言い換えれば、「形而上学」に属する〈アプリオリな総合判断〉
    一つは、「数字」に属する〈アプリオリな総合判断〉

    ※※※※※※※※

    カントの言葉
    『哲学的認識は概念からの理性認識であり、
    数字的認識は概念の構成からの理性認識である。』
    (A713/B741)

    ※※※※※※※※

    上記カント文に出てくる(理性認識)は、アプリオリな総合的認識、言い換えれば、
    経験に依存しないアプリオリな総合判断のことです。
    (by 冨田先生)


    ☆☆☆☆☆☆☆☆

    ここで、概念から、って言うとこ、分析判断を連想するけど、
    それだと知識の拡張にならない。から、その解釈は×。

    冨田先生の文章を引用します。(p271)
    引用開始
    『もとより、カントは、「純粋哲学」ないし「形而上学」に属するアプリオリな総合判断として、このような分析判断まがいのことを考えているわけではありません。カントは「超越論的分析論」の「概念の分析論」に続く「原則の分析論」の序論で、次のように述べています。

    〔原則の分析論〕第二章は、〔・・・〕純水知性概念からアプリオリに生じ、他のあらゆるアプリオリな認識の基礎をなす総合判断について、すなわち純粋知性の原則について論じる。(A一三六/B一七五)

    ここに言う「純粋知性の原則」は「アプリオリに生じ〔る・・・〕総合判断」ですから、アプリオリな総合判断ですよね。しかもそれが、「純粋知性概念から〔・・・〕生じ〔る〕」と言われています。そうすると、概念から引き出されるものでありながら、分析判断ではなく総合判断であるというその理由は、何か別のところにありそうです。しかも、ここに言う純粋知性概念からアプリオリに引き出される「原則」がそうしたアプリオリな総合判断なのですから、前章で言及したように、私たちは「原則の分析論」で扱われるいくつかの原則こそ、カントの言う「純粋哲学」ないし「形而上学」に属するアプリオリな総合判断の事例であると考えなければいけないことになります。』
    引用終了


引用返信/返信 削除キー/
■1897 / inTopicNo.90)  読書籠り部屋
□投稿者/ pipit -(2019/09/25(Wed) 23:13:59)
    次は、Dになりますね

    No1797,1799,1806,1843

    でも今日はもう
    なまけます

    おやすみなさい ☆彡


引用返信/返信 削除キー/
■1895 / inTopicNo.91)  おくったがわさんへ
□投稿者/ pipit -(2019/09/25(Wed) 22:54:57)
    >同じシステムから作られるというのは、ミョウバンの結晶に触発されて、それを三角形と認識するとき、同じシステムによっているということですか?<

    というわけで、

    おくったがわさんが今見てる景色を作り出す認識システムがあるとして、
    その認識システムに欠かせない感性の形式である純粋直観としての空間という場で、
    純粋数学の概念も構成されている、ということかと私は今のところ思っています。

    間違えてたらすみませんm(_ _)m

引用返信/返信 削除キー/
■1894 / inTopicNo.92)  黒崎政男先生の本からの引用他
□投稿者/ pipit -(2019/09/25(Wed) 22:40:02)
    こんばんは
    『カント『純粋理性批判』入門』黒崎政男先生著、p27より引用します。

    引用開始

    「経験」と「対象」とは同時に成立する

    『純粋理性批判』において、重要でキーとなる記述は数多くあるが、そのうちでも、もっとも重要な思索は、

    経験の可能性の条件が、同時に、経験の対象の可能性の条件である。(A158=B197)

    というものである。言うところを簡単に解説しておけば、私たちの経験、これは、認識のことを指していると考えてよいが、この経験が可能となるためにはいくつかの条件がある。
    例えば、空間・時間はものが存在するための形式ではなく、私たちの直観の形式であること。「原因と結果」などの因果律は、ものの存在様式ではなく、私たちの主観的なカテゴリーの側に属している、などなど。これらの条件によって私たちの経験は成立するのだが、私たちの経験、〈認識〉が成り立つことと、その〈認識の対象〉、つまりものが成立してくることとは同時的事態である、とカントは主張しているのである。
    この主張こそ、従来の、観念論対実在論、経験論対合理論などの対立を乗りこえるカントの核心的主張である。』
    引用終了

    ちなみに、
    認識に対象が従う、というと、観念論っぽく思えるかもですが、
    認識の条件として、物自体からの触発を組み込んでるので、
    好き勝手に認識を作れるわけではなく、それゆえ、カント哲学的には客観に妥当する認識の生起が可能となると、私は考えています。
    ミョウバンの結晶で言うと、
    ミョウバンの結晶を認識するという経験は現象としても、その現象は物自体に触発されてあらわれているので、同じ仕組みを持つもの同士の間でその現象より作られた認識(知識)を共有し得る、ということだと、思っています。


    みんな夢かも、というような観念論を、
    経験的観念論と分類した時、
    カントは、自分の主張はそれとは正反対で、
    自分の主張は経験的実在論であり、超越論的観念論なんだって言ってたと思います。(記憶で書いてすみません)

    カントにとって現象とは、人間の経験としては実在してる在り方、ということかと思います。
    (物自体は不可知)

    今日読んでた本の注釈に、
    『(18)この意味において、ジェイムス・ヴァン・クレーヴの言うように、現象をヴァーチャルなものと言うことができるが、このヴァーチャルなものこそが我々にとってのリアルであるということがカント認識論の帰結である。』
    とありました。
    (『カントとオートポイエーシス』山下和也先生著、p51.52)

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■1893 / inTopicNo.93)  おくったがわさんへ
□投稿者/ pipit -(2019/09/25(Wed) 00:19:51)

    > これ面白いですね。
    > 直線(と方向?) という概念があれば、見たことがない、もしかしたら存在しない多角形でも心の中で作れる、ということかな。<

    私も、この現象、おもしろく感じます。
    24角形とかも想起できますよね。

    >
    > ミョウバンの三角が同じシステムから作られるというのは、ミョウバンの結晶に触発されて、それを三角形と認識するとき、同じシステムによっているということですか?<

    私見書きます。間違えてたらすみません。

    三角形と認識しても、三角形と認識しなくても、
    『ミョウバンの結晶』からして《物自体ではなくて現象》とするのが、
    カントの認識論だと今の私は思っています。

    わたしたちの常識からすれば、何かがあって、それを主観で捉えてる、
    と思うのが一般的だと思いますが、
    カントは、その発想を逆転させて、主観で、その何かを構成してるから、
    認識の対象としてその何かが現れる、としてると、私は思っています。

    コペルニクス的転回、と、カントが自分の主張に名付けた有名な箇所があります。
    引用します。
    『これまでわたしたちは、人間のすべての認識は、その対象にしたがって規定されるべきだと想定してきた。(略)[認識が対象に従うのではなく]対象がわたしたちの認識にしたがって規定されねばならないと想定してみたならば、形而上学の課題をよりよく推進することができるのではないだろうか。』
    (『純粋理性批判1』中山元訳、p157)

    ネットの辞書、コトバンクに載ってた
    コペルニクス的転回の説明を引用します。
    『コペルニクス的転回
    こぺるにくすてきてんかい
    Kopernikanische Wendungドイツ語

    カントが、自分の学説の独創的なることを自負して用いた語。従来、認識は、すでに存在している外界を主観がいかに受け入れるか、というところに成立すると考えられていたが、カントは、認識の対象である世界は、空間・時間および範疇(はんちゅう)という感性・悟性の先天的形式にのっとってもともと主観が構成したものである、と主張し、天文学において発想の転換を図ったコペルニクスに自らをなぞらえたのである。[武村泰男]』


    あと、黒崎政男先生の本から引用しますね、
    とりあえず抜粋引用すると、
    『私たちの経験、〈認識〉が成り立つことと、その〈認識の対象〉、つまりものが成立してくることとは同時的事態である、とカントは主張しているのである。』
    この前後をまた後ほど引用します。
    今日はもう寝ますね

    おつかれさまです
    おやすみなさい (^O^)/

引用返信/返信 削除キー/
■1891 / inTopicNo.94)  Re[7]: △
□投稿者/ おくったがわ -(2019/09/24(Tue) 13:12:53)
    横から、かつ前のトピの話題ですいません。

    > 心の中で、3つの直線で閉じた形作ってみてください
    >
    > 三角形できました?

    > 4つの直線で閉じた形作ると、四角形見たことなくても、
    > 心の中で四角形できるでしょ?!

    これ面白いですね。
    直線(と方向?) という概念があれば、見たことがない、もしかしたら存在しない多角形でも心の中で作れる、ということかな。


    ミョウバンの三角が同じシステムから作られるというのは、ミョウバンの結晶に触発されて、それを三角形と認識するとき、同じシステムによっているということですか?(分かってないかな自分)
引用返信/返信 削除キー/
■1885 / inTopicNo.95)  wikiの説明
□投稿者/ pipit -(2019/09/23(Mon) 13:00:46)
    抜粋引用したwikiの説明の最後、

    『このように自己言及的な組織構成に着目したとき、システムの外部とやりとりされる物質やエネルギーは、通常この操作的閉包をなしている組織構成そのものには介入しないものと見なせる。 もし、外部からシステムの組織構成への何らかの介入が生じた場合、それは単にシステム自体の損傷を意味するだけである。 マトゥラーナとバレーラは、オートポイエーシス的システムにおいて、外部とのエネルギーのやり取りが組織構成を決定するようなものではないということを、オートポイエーシス的システムは入力と出力を持たないと表現した。 これは、観測者がシステムと環境との区別を設けた上でそれらのエネルギーの入出力に注目するような、一般的に理解されているシステムの概念とは全く異なるものである。』

    むむむ、
    オートポイエーシス的システムは入力と出力を持たないと表現した?


    自己完結してるということとも違うことを言ってるのかなー


    一回、本を通して読むことにチャレンジしてみますo(^▽^)o
引用返信/返信 削除キー/
■1884 / inTopicNo.96)  『カントとオートポイエーシス』
□投稿者/ pipit -(2019/09/23(Mon) 12:50:21)
    wikiの説明は、さっぱり今の段階ではわかりませんけど、
    『カントとオートポイエーシス』の著者山下和也さんは、まだわかりやすく書いてくださってそうです(^^;;

    って言っても、pipitには、わからないかな _| ̄|○

    ぽちぽちでも読めますよーに☆彡
引用返信/返信 削除キー/

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