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■1973 / inTopicNo.61)  中島義道先生の解説
  
□投稿者/ pipit -(2019/10/24(Thu) 18:48:23)
    『カントの時間論』中島義道先生
    p5〜7より抜粋引用

    『(略)
    すなわち、なぜ因果性のカテゴリーが時間にうまく適用されるのか、という問いに対するカントの答えは、時間がその内に因果的構造を内包するからなのである。
    (略)
    「感性論」から「原則論」まででは、時間が外的・内的世界を秩序づける能力をもつこと、すなわち経験的実在性をもつことが論証されている。
    だが、こうした外的・内的世界の秩序能力を有する時間が、それ自体としては存在せずに自我による構成によるかぎりで存在するという時間の超越論的観念性については「感性論」から「原則論」に至るまで主観的には考察されてはいない。カントは「弁証論」の「アンチノミー(二律背反)論」ではじめてこの問題を扱っている。

    カントは「第一アンチノミー」で、時間とは自我によって構成されるかぎりで存在することを、世界=時間の始まりに関するアンチノミーを通じて確認している。この論証はやや抽象的であり、あまり説得力が強いとは言えない、だが、カントはさらに具体的に「第三アンチノミー」で時間と自由との関係を問うている。物理学を可能にし、私の「こころ」をも位置づけることができる客観的時間でさえ、私の自由な行為をそのうちに位置づけることはできない。そのかぎり、それは観念的なのである。この結論は、つまるところ私の自由な行為こそが実在的(レアール)であることを語っている。

    すなわち、カントの時間論のすべてを支えるのは、私の自由な行為こそが実在的であるという前提である。いかに物理学を基礎づけ外的・内的世界を秩序づける能力をもとうとも(時間の経験的実在性)、時間は、実在的な私の自由な行為を秩序づけることができないゆえに、観念的であるにすぎない(時間の超越論的観念性)。』
引用返信/返信 削除キー/
■1972 / inTopicNo.62)  3つの経験の類推
□投稿者/ pipit -(2019/10/23(Wed) 23:48:43)
    経験の類推は、3種の枠組みにおいてなされる。

    先に三種の大枠を書きます。

    A 第一の類推 実体の常住不変性の原則
    《実体はつねに常住不変であり、自然における実体の量は増えもしなければ減りもしない》

    B 第二の類推 因果律に従う時間的継起の原則
    《一切の変化は原因と結果とを結合する法則に従って生起する》

    C 第三の類推 相互作用あるいは相互性の法則に従う同時的存在の原則
    《およそ一切の実体は空間において同時的に存在するものとして知覚される限り完全な相互作用をなしている》

引用返信/返信 削除キー/
■1970 / inTopicNo.63)  経験の類推
□投稿者/ pipit -(2019/10/23(Wed) 23:33:36)
    怠けてしまって勉強進みません(ノ_<)
    今からちょっとだけでも進もう

    経験の類推の続き☆

    多様な知覚を時間的に「必然的なもの」として結びつける働きが、「経験の類推」と呼ばれる。
    その際の、対象についての認識としての時間規定は、三種類。
    1.実体性・・・持続性(常住不変性)
    2.原因結果性・・・前後関係(継起)
    3.同時性・・・並存性(同時的存在)


    ・構成的konstitutiv原理
    直観の公理や知覚の先取的認識についてのように、数学的な量として把握するためのアプリオリな原則を数学的原則と呼び、対象を数量化して構成的に捉えられるので、構成的原理と名付けようと思う。
    その構成的原理に対して、

    ・統整的regulativ原理
    経験の類推とは、現象から受けとられた対象がどのような存在であるか(存在様式)を認識するための原則である。
    つまり、対象の「存在の仕方」を見出す原則なので、経験の類推を「統整的regulativ原理」と呼びたい。
    ちなみに、類推(アナロジー)は哲学的には質的な相似性を意味する。

    もう一つ付け加えれば、知覚の多様を綜合して対象の現象存在を認識する経験の類推の原則は、他の原則と同様に、あくまで悟性の先験的使用ではなく、経験的使用としてだけ妥当性を持つ。
    私たちは物自体をアプリオリにも綜合的にも認識することはできず、だからこの原則はどこまでも、現象としての対象の認識にのみ適用される。




引用返信/返信 削除キー/
■1968 / inTopicNo.64)  つぶやき
□投稿者/ pipit -(2019/10/23(Wed) 08:59:34)
    おはようございます(o^^o)

    わ〜
    訂正するつもりとか全然考えてないです〜

    純粋悟性概念は、純粋悟性判断、と言っても
    、おかしくないんじゃないかなぁ、と私自身は思っています。

    実際のわたしたちの判断という行為から、使われてる概念を見つけ出してるかんじに、
    今のところ私は思ってます。

    日記的になってて、自分の思いの中にこもって文章書いてて、いろんなこと配慮せず、誤解与えるような文章になってたらすみません(>人<;)

    勉強がんばってみま〜す、いつもありがとうございます(^O^)/




引用返信/返信 削除キー/
■1964 / inTopicNo.65)  日記
□投稿者/ pipit -(2019/10/22(Tue) 23:44:25)
    ぴっ
    ぴっ

    って、なんか鳴いてる

    どんな形した生き物なのかなー

    鳥なんか哺乳類なんか両生類なんかどんなものかわからないなー

    おやすみ〜

    おはよー ?

    わたしは、おやすみだよ〜 (-_-)zzz
引用返信/返信 削除キー/
■1963 / inTopicNo.66)  カテゴリー
□投稿者/ pipit -(2019/10/22(Tue) 23:11:25)
    純粋理性批判におけるカテゴリーの別名は、純粋悟性概念。

    ☆ 日記 ☆

    わたしは前にixtlanさんとちょっとだけ対話してもらってたとき、
    不思議に思ってたよ。

    目の前にある、コップ、が、なぜ、一つのものとして、わたしは認識できるのか。

    乱雑においてあるえんぴつをなぜ瞬時に一本ずつとして認識でいるのか。

    なぜ、かたまりとかたまりとして区別するのか。

    カテゴリーは、そこらへんにもかかわってくるかな

    生命はすごい認知力だよね。

    あー、その原因は、意志という考え方もおもしろいね。
    ショーペンハウエルやった?ちがったかな?
    仏教でもそういう考え方もありそうかなー
    ないかなー

    色をキャッチしてからの、世界の作り方がすごいね

    ※※※※※※※※

    それがローカとすると、
    ローカを
    捨てていく道かぁ
    出世間 ~(・・?))

    いつかウペッカーでやさしくなれたらすてきにおもうなー




引用返信/返信 削除キー/
■1962 / inTopicNo.67)  準備運動
□投稿者/ pipit -(2019/10/22(Tue) 22:50:09)
    経験の類推の箇所、理解したいよ〜

    その前に準備運動 ! o(^_^)o
    カテゴリーについての基本的な理解

    『カント 信じるための哲学』石川輝吉先生の本から引用します。

    引用開始
    『この一二のカテゴリーで、カントが考えていたのは次のことだろう。
    経験は言葉のかたちで言いあらわされる(カントによればこれが「判断」ということになる)。わたしたちがそれを言いあらわしている以上、なにか共通の概念(言葉)の枠組みのようなものがだれにもあるはずだ。これがカテゴリーになる。
    (略)
    ようするに、「量」「質」「関係」のカテゴリーは事物の把握にかかわるが、「様相」のカテゴリーは、そうした事物の把握がどれだけ適切か(いかに存在するか)を考えるような概念を意味する。
    (略)
    空間と時間のもとにあらわれた事物は、数や性質として把握され(量と質のカテゴリー)、そのあと物体という把握が生まれ、ほかの物体との因果関係が考えられ、事物の運動という把握も生まれる(関係のカテゴリー)。そして、そうした運動が、可能かどうか、現実的かどうか、必然的かどうかが判断される(様相のカテゴリー)

    (略)
    『おそらく、空間・時間と一二のカテゴリーのすべてにこれと同じことが言える。
    原理的にはわたしたちは主観の場所でしか、ものを考えることができない。それに、わたしたちのうちの〈普遍的なもの〉と思われるものは、絶対的な真理や物自体を写すものであるかどうかはわからない。
    にもかかわらず、わたしたちのうちには、他者と「共有できる」「同じ」「共通の」ものだと確信できるものが確かにある。

    ようするにこうだ。カントの「超越論的哲学」の試み、主観のなかから〈普遍性〉を取りだす試みは、けっして絶対的真理をめざす試みではない。
    それは、どれだけ多くの他者と共有できる言葉を自分のなかから取りだすことができるか、という努力だと言える。カントは『純粋理性批判』ではそれを自然科学が成立するための〈普遍的なもの〉とはなにか、という方向で探っていったと考えればいいだろう。』


    p127.128、130より抜粋引用終了
引用返信/返信 削除キー/
■1956 / inTopicNo.68)  第二類推、因果関係
□投稿者/ pipit -(2019/10/18(Fri) 23:42:16)
    まだちゃんと勉強してないから、勝手な感想だけ書きます。

    ヒュームは因果関係は習慣から作られるもの、ってかんじのこと言ってるのかなーと思うんだけど、
    花火触ったら火傷する、って、赤ちゃんは知らないから、赤ちゃんの中には花火と火傷の因果関係は概念としてはないけど、
    触ったら火傷するでしょう?


    なんで、大人の、習慣から作った概念と、
    概念持たない赤ちゃんの現実が、一致するのかな。
    と思いました。


    カントの因果についての考え方はどんなのなのかな、理解してみたいな、と思いました。

    雨、降りすぎやなぁ>_<

    いろんなところで、
    被害これ以上大きくなりませんように

引用返信/返信 削除キー/
■1955 / inTopicNo.69)  不定の背進
□投稿者/ pipit -(2019/10/18(Fri) 23:23:05)
    第二類推勉強したいけど、全然できてへんよぅ、

    けど、ちょっと横道それて、、、

    『カント 信じるための哲学 「わたし」から「世界」を考える』
    石川輝吉先生の本を再読してるけど、わかりやすくておもしろいです。

    いろいろおもしろいけど、不定の背進という概念もおもしろく思いました。

    石川輝吉先生の文章を引用します。
    『ここでカントは、「あたかも〜のように」という表現を使う。これは、認識の対象ではないけれど、あたかも世界の限界や最小単位といった理念があるように考えることだ。そして、そう考えることで、わたしたちの推論の意味も変わってくる。
    わたしたちの推論は、原因へ原因へ、理由へ理由へと根拠をたどるように進む。反対命題はこの推論は無限に進むとした。だが、理性の統制的原理のもとでは、この推論は無限ではない。
    まず、あたかも世界の限界や最小単位といった理念があるように考える。それを見つけるために、根拠をたどる推論は進む。カントはこの推論の進み方を「不定の背進」と呼ぶ。不定とは、簡単に言えば、できるかぎり、という意味だ。
    (略)
    世界の限界や最小単位といったものは、絶対的に認識できるというわけではない。だが、自然科学はそうしたものを理念としてめざす。そうしたものをそのつど確定するために、根拠をたどる推論は進む。
    この推論は無限に進むわけではなく、そのつど納得できる場面で止まる(おそらく、この納得の場面で重要となるのが、実験と観察、つまり、カントの枠組みで言えば、感性に与えられるものとなるだろう)。』

    不定(決まっていない)かぁ、おもしろい考え方だなあと思いました。
引用返信/返信 削除キー/
■1936 / inTopicNo.70)  おくったがわさんへ
□投稿者/ pipit -(2019/10/10(Thu) 20:03:07)
    おくったがわさん、こんばんは

    >これは危険な話題ですよ^^ <

    私もそう思います (^ ^)
    wikiからの引用の、
    『ここでいう時空は概念でなく直観である。すなわち個々の時空と唯一の時空とは、個別者と概念との関係でなく部分と全体との関係をもつ。』
    この該当部分なんかも、掘り下げて読解していけば、けっこう危うい話題になりそうな気もしてます(o^^o)

    >たとえば専門家の書いたものでも絶対的な答えとして読んでなく、考えるきっかけにするつもりで見てたりしますので、pipitさんの説明や参考資料の引用はとてもありがたいです。考えるヒントにさせていただいてます。<

    私も、目標としては、おくったがわさんのような気概でありたい、と、思っています。
    でも、私は、感情に引っ張られて冷静に判断できないことも多いです(^_^;)

    >いつもレスが遅いので、新しい話題の腰を折る形になっていてもうしわけないです。<

    感謝しかないですよぉm(_ _)m♪

    いろいろなご縁があって、それがそれぞれの日常にほんの少しでも良い作用になってたらステキだな、って思います。

    論文(?)読んでいただいたのですね!
    おもしろいな〜と私も思ってたので、嬉しいです。
    カントの文章は時に(?)悪文が過ぎる気がしますよね(^_^;)
    本人は天然的にああいう文章書いてるのかなーとも思うのですけど。
    いまだに、あーかも、こーかも、とたくさんの方が、なんとかカントの文意を汲み取ろうと努力されてますよね、
    カント先生は幸せものだな〜と思っています。

    それでは、台風も来るし、寒くもなるしで
    おくったがわさんもどうぞご自愛くださいね

    ありがとうございます(o^^o)





引用返信/返信 削除キー/
■1935 / inTopicNo.71)  Re原則の分析論・経験の類推 B第二類推
□投稿者/ おくったがわ -(2019/10/09(Wed) 15:49:16)
    No1932に返信(pipitさんの記事)
    > 今ちょうど読書籠り部屋にて勉強している、第二類推のことについて述べられてた文章をネットで見つけました。
    > ありがたや〜、です !
    >
    >
    > h
    > ttp://philosophy-japan.org/wpdata/wp-content/uploads/2016/05/b0c506bdaa5854a7f66c074cbfee5018.pdf
    >
    > 客観的世界を経験するとはどういうことか
    > ー『純粋理性批判』第二類推についての考察ー
    >
    > 岩井拓朗さん

    面白かったです。
    しかしカントて、分かりやすく書こうと全く思ってないですね。今さらですけど。
    他の哲学者の文章の引用部分と比べてカントの文章は△#?%◎:&@□!

引用返信/返信 削除キー/
■1934 / inTopicNo.72)  Re[11]: pipitさんへ
□投稿者/ おくったがわ -(2019/10/09(Wed) 15:36:15)
    2019/10/09(Wed) 15:54:07 編集(投稿者)

    > おくったがわさん、こんばんは!
    > 読み取れてなくてすみませんでしたm(_ _)m>

    いえ、完全に自分が悪いです。書いてなかったから。

    > 自信なしですが、今の時点での私見では、
    > 、、、うーん、難しい。
    > 私としては、現象として生じてるミョウバンから、空間の特性を考えてみようと、空間に改めて自分の意志で△を新たに構成してる、かなぁ
    > 受動と能動かなあ
    > 感性は受動だとカントは言ってるのですけど、
    > ミョウバンは物自体から受動的に生じて
    > そこに△を見るときは、能動的に感性の形式である空間に△を書き込みしてるかんじかなぁ。

    ミョウバン以外の自然物で、かろうじて三角に見えるとか、今まで現実には見たことのない多角形を見出したりもできますし。どんな形が隠れているかと問われて初めて見つけるということもあり得るし。生じた現象に能動的に書きこむ、というのはしっくりきます。

    進化論で、特定の形とか模様に対する先天的な反応が何故あるか、という話があったと思うのですが、
    単位的なもの(線とか)からアプリオリ(分析か綜合かはおいて)に図形を拡張できるなら、実際の個々の(天敵とか)の形を予め取り込む必要はなく、説明が簡単になるかなと思いました。これは危険な話題ですよ^^

    > 難しくてはっきりわからなくてすみません!

    たとえば専門家の書いたものでも絶対的な答えとして読んでなく、考えるきっかけにするつもりで見てたりしますので、pipitさんの説明や参考資料の引用はとてもありがたいです。考えるヒントにさせていただいてます。
    いつもレスが遅いので、新しい話題の腰を折る形になっていてもうしわけないです。

    > その仕掛けである空間を使って、純粋な概念を描く、ということは、つまり、仕掛けとしての空間の特性を描き出していることでもあると思います。
    > 経験、は、空間の特性に従って現れる。
    > その特性に則して純粋数学の概念も構成される。
    > 経験も仕掛けの特性に則して現れたもの。
    > 数学の概念も仕掛けの特性に則して作られたも
    > の。
    > 同じ、純粋直観としての空間の特性に則して在るもの、という考え方を今のところしています。

    数学で何故世界が説明できているのか? という疑問はけっこう多くの人が持つみたいですが(自分もです)、同じ仕掛けでできあがっているから、かも。

引用返信/返信 削除キー/

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