| ああ! マンガ『はじめアルゴリズム6』三原和人さん著 講談社 を読んでたら、p50-56が、すごくいいなぁ 数字の【1】についての考察場面。
セリフを、抜粋引用します。
『多分「等しい」とか「差がある」っていう感覚が初めにあったんじゃないかな? でもそこではまだマンモスの肉も魚も違うものだったんだよ でもある時 誰かがそこに同じ「等しさ」があるって気がついたんだ その人はすごく驚いたんじゃないかと思うんだ
それがイチ・・・?
多分まだそれだけじゃ1にならなくて・・・・・・ 驚いた「それ」を誰かに伝えたいって思った時に イ・・・チ・・・ が生まれたんじゃないかって思うんだ それでもまだ何か足りない気がするんだ 数学の1はそれからさらに・・・ 僕には1さえまだハッキリわかんないんだ 1+1=2が何でそうなのかも僕はまだわかんないんだよ!? 数学ってやっぱり面白い・・・
(略)
ハジメ見てると俺には見えない何つうか・・・ 「窓の外」の景色を見ている感じがするんだよな
窓の外・・・
うらやましいってことだよ!
確かに僕とカンタは違う・・・ 不思議だけど・・・
あ?
でももしカンタが野球選手とかお坊さんになって 僕が数学者でそれぞれ別々になったとしても 見てる景色は一緒なんだよ あ・・・ひょっとしたら「1」ってそういうことなのかも・・・』 引用終了
今、カントの、対象一般を思考する、って考え方を考えてて、
別箇所での正確な英訳ではなかったかもの、リデュース、という単語も思い出してて、
個別の思考対象から個性を消去していって残るものを考えていて。
どんどん削減していく。
個性から一般へ、削減すると対象を示す上位概念が何になっていくのか、など
そんなことをチラリと考えてて。
その時たまたまパラパラとめくったこのページが、わぁいいなぁと思ったのでした。
マンガの意味を勘違いしてるかもだけど、 ある人が手に持つマンモスの肉 にも 「1」という概念への コネクトの可能 があり、 別の人が手に持つ魚 にも 「1」という概念への コネクトの可能 がある。 そんなことをマンガの場面から思い起こしていました。
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