| 昨日少し書いたが、昨日、放送大学の試験が終わった。自己採点では合格していると思うのだが、通知があるまでは安心できない。通知は2月中旬だという。 今回の試験は普通の期末試験ではなく、卒業がかかっている。
放送大学に入ったのには二つ理由がある。一つはボケ防止。オーケストラも退団し、アパートの家賃収入があるので働きもせず、田舎で一人「ひねもすのたりのたりかな」の生活ではボケると思った。
もう一つの理由は、一般大学の学位が欲しかったから。オーケストラ業界では音楽大学は学歴には入らない。 「俺ら高卒だから」 が合言葉だ。 しかもボクは音高卒だから、 「キミは中卒」 となる。 一般大学の学位が欲しかった。
放送大学に入学した年にコロナが始まった。放送大学は通信制だが試験は最寄りの学習センターでの受験だった。それがコロナで自宅での受験となった。集まってはいけないのだから仕方ないが、最初は試験問題が郵送されてきて1週間なりの試験期間中に解いて送り返すという、ほとんど試験の体を成していないものだった。これはボクの名誉のためにも是非とも書かねばならないが、入学した時点では当然試験会場に行くつもりだった。
2年経ってもコロナは治まらず、3年生の時からインターネット受験になった。大学の方でも懸命にシステムを構築したのだろう。ようやくコロナの勢いもひと頃ほどではなくなったが、どうも大学は試験形態をインターネット受験にするつもりのようだ。経費がかなり浮くはずだし、採点はコンピューターが一瞬でやってくれるし、こういう面ではコロナは社会の役にたった。
今回放送大学で勉強して痛感したこと。 昔は頭が柔らかかった。
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