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■37034 / inTopicNo.25)  Re[29]: 「意志」の働き
  
□投稿者/ pipit -(2024/04/07(Sun) 00:29:54)
    knowingitselfさん、こんばんは!
    No37031
    > ブッダの実践心理学第三巻にもそのように書いてありました。<

    久しぶりに第三巻を開いてみました。
    p72を読んで、
    (そうかぁ、、、カントの自律概念をマナシカーラと重ねられるかなと思ったんだけど、viriya(精進、ヴィリヤ)の方がよりぴったりなのかなぁ)と思い直しました。

    ここらへんの心所の区別は、瞑想などの実践が伴うと実感を持って区別できるのかもなぁと想像しました。
    それでもこのような仏教的な知識を知ってるだけでも、日常で少し自分を客観視できるかな?と期待しました
    (^ ^)

    knowingitselfさん、アビダンマの話題をありがとうございます♪



引用返信/返信 削除キー/
■37031 / inTopicNo.26)  Re[28]: 「意志」の働き
□投稿者/ knowingitself -(2024/04/06(Sat) 18:54:09)
    pipitさん こんばんは

    >「作意」(マナシカーラ)
    『《作意》(さい)とは、心が対象に向かう働きです。
     たとえば、大事な話をしていても、何か大きな音がしたら、心はすぐにそちらに向いてしまいます。
     行動を起こさせる心の働きである《志》(し)と似ているように思われますが、異なるものです。ざっくり言うと、ジュースを見たとき、《志》は「飲みたいなあ」という心、《作意》は「じゃあ飲もう」という心です。一

    ブッダの実践心理学第三巻にもそのように書いてありました。

    チェータナーは何かをやりたがっていること。マナシカーラは、「じゃあやろう」ということ。
    「ジュース飲みたいなあ」がチェータナー、「じゃあ飲もう」がマナシカーラという違いです。
    飲もうとしなければ飲みませんし、飲みたいなあというエネルギーはチェータナーで、じゃあ飲もうという、行動に行くところがマナシカーラです。

    同書p 51より引用

    ジュースやコーヒー、ビールはたとえで、要するに、悪ではなく、善にマナシカーラを向けよと。


引用返信/返信 削除キー/
■37021 / inTopicNo.27)  Re[27]: 「意志」の働き
□投稿者/ pipit -(2024/04/06(Sat) 00:00:09)
    knowingitselfさん、こんばんは(^○^)

    No37018
    > 「意志」の持つ役割について考えていました。
    >
    > テーラワーダのアビダンマで「意志」にあたるのは、
    > 共一切心心所の「志」(チェータナー)、作意(マナシカーラ)でしょうか。<

    pipitがなんとなくイメージしていたのは「志」(チェータナー)なのですが、そういえば「作意」(マナシカーラ)という心所もあって、この2つの違いが私にはよくわかってないなぁ、と、手持ちのスマナサーラ長老著作の本を再読してみました。
    「志」と「作意」についての記事を抜粋引用します。

    ★「志」(チェータナー)
    『行動を起こさせる心の働きを《志》(し)といいます。
     (略)
     「意思」とは、心のなかに思い浮かべる、何かをしようという考え、思い。英語で言えば、「intention」(インテンション)。
     「意志」とは、物事を成し遂げようとする積極的な志(こころざし)。英語で言えば「will」(ウィル)。
     ここでは、パーリ語の「cetana」(チェータナー)を《志》と訳しましたが、「意思」と「意志」の両方の意味を含んだ言葉です。漢訳仏典では「思」と訳されます。
    《志》は、どんなときにも働いています。
     眼を開けていれば、自動的に何かが見えますね。そのときには、意識せずとも「見よう」という弱い「意思」が働いています。さらに、意図的に見ようとすれば、強い「意志」が働きます。
    (略)』

    ★「作意」(マナシカーラ)
    『《作意》(さい)とは、心が対象に向かう働きです。
     たとえば、大事な話をしていても、何か大きな音がしたら、心はすぐにそちらに向いてしまいます。
     行動を起こさせる心の働きである《志》(し)と似ているように思われますが、異なるものです。ざっくり言うと、ジュースを見たとき、《志》は「飲みたいなあ」という心、《作意》は「じゃあ飲もう」という心です。一瞬の心の働きを分けて考えているのです。
     「飲みたいなあ」と思っても、ゲームをやっている途中で心がゲームに向いていれば、ジュースを飲まずにゲームを優先するでしょう。
    (略)
     心は《作意》の働きによって、そのときそのとき、印象が強い対象に勝手に向かうので、心を自己コントロールするのはむずかしいことです。
    (略)』


    『ブッダが教える心の仕組み
    52の「心所」で読み解く仏教心理学入門』スマナサーラ長老著、誠文堂新光社、p31.32、42より引用

    https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/48541/


    > 共一切心心所は、心が心として働いている限り必ず働いている心所なので、「志」と「作意」は誰でもどんな時も何かに向けて働かせているということでしょうか。<

    そうみたいですね。
    wiki『心所』(しんじょ)より抜粋引用

    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E6%89%80

    『共一切心心所(くいっさいしんしんじょ、略(7) - あらゆる心に必ず生まれる七つの心所』


    ↓藤本晃先生の著書の説明も見てみたんですけど、おもしろかったです。

    ★cetanaについて ※記号省略
    『意志
     
     触、受、想と同時に、意志も生じます。日常的な意味の「強い意志を持つ」などというものではなく、触れて感じてそれを知覚したその瞬間に、心が、変な話ですが、キュッと固まるのです。何か行動をするために、一瞬、キュッと身体中の筋肉が縮む、引き締まるような感じです。行動するための準備です。それを意志と呼んでいます。』

    ★manasikaroについて ※記号省略
    『作意

     作意は意志と似ています。しかし心所として、アビダンマでは明確にはたらきを区別しています。意志は、先ほど見たように、何か行動したくて、その準備で、キュッと身体が引き締まるような心所です。動物的な、条件反射的な、本能的な、感情的なはたらきという感じです。
     作意manasikaraは、「意manas」をわざわざ「作るkara」というほど、人間的な、判断力ある、理性的なはたらきです。意志を「ああ、喉が渇いた。なんか飲みたい」という衝動のように見るならば、作意は、「では、ジュースを飲みましょう」という計画とか行動のようなものです。』

    (藤本晃先生著『『アビダンマッタサンガハ』を読む』、サンガ、p94.95)

    https://search.yahoo.co.jp/amp/s/ci.nii.ac.jp/ncid/BB1357555X.amp%3Fusqp%3Dmq331AQGsAEggAID

    カントのことを思い出したのですが、道徳法則に自分を合わせていくときに働く心所が『マナシカーラ』と捉えたらいいのかなぁと思いました。

    そういえば、共一切心心所は、善にも悪にも染まる(?)心所のようですね。

    knowingitselfさんのおかげで、久しぶりにアビダンマ関係の書籍を読めました。
    ありがとうございます!(^ ^)


引用返信/返信 削除キー/
■37018 / inTopicNo.28)  「意志」の働き
□投稿者/ knowingitself -(2024/04/05(Fri) 18:59:44)
    pipitさん こんばんは

    「意志」の持つ役割について考えていました。

    テーラワーダのアビダンマで「意志」にあたるのは、
    共一切心心所の「志」(チェータナー)、作意(マナシカーラ)でしょうか。

    共一切心心所は、心が心として働いている限り必ず働いている心所なので、「志」と「作意」は誰でもどんな時も何かに向けて働かせているということでしょうか。
引用返信/返信 削除キー/
■37014 / inTopicNo.29)  Re[25]: 『ノコギリのたとえ』
□投稿者/ knowingitself -(2024/04/05(Fri) 16:55:48)
    おくたがわさん、書き込みありがとうございます

    スマナサーラ長老の「怒り」の捉え方、鮮やかで目が開かれる感じです。

    例えば同書98ページでは、『わかりやすく言えば、「笑えない精神状態」が「怒り」なのです。』と書いています。

    これは、笑いを妨げる微妙な心の暗がり、影のようなものが「怒り」の基本細胞なんだという認識だと思います。

    その心の暗がりを肥大させるから、派手な「怒り」に発展してしまうと。
引用返信/返信 削除キー/
■36982 / inTopicNo.30)  悪魔ちゃんへ
□投稿者/ pipit -(2024/03/31(Sun) 06:29:38)
    2024/03/31(Sun) 06:42:32 編集(投稿者)

    悪魔ちゃん、おはよう!

    No36970に返信(悪魔ちゃんさんの記事)
    > No36962
    > 添付したの、
    > ねえ、pipitさまだったらYになに入れる?


    【基】かぁ、、、と悪魔ちゃんのNo36978のコメント再読して、今思いついた!

    『言葉』の方がYにぴったりかな?かも?って!
    (・・?) ん?分析の図としては『言葉』?....あれ?考えたら、やっぱり『意志』もちょっとおもしろいかもと思ったけど…

    いつもありがとう(^ ^)♪
引用返信/返信 削除キー/
■36980 / inTopicNo.31)  おくたがわさんへ
□投稿者/ pipit -(2024/03/30(Sat) 21:57:33)
    2024/03/30(Sat) 23:36:30 編集(投稿者)

    おくたがわさん、こんばんは!

    No36973
    > なるほどー、そうだなと思いました。5×2=10種類だと、良いと思えることが含まれているので、ちょっと違和感はあったので、2×2×2×2×2=32通りでとても納得です。<

    人によって納得の生まれ方もいろいろあるのかなと思うのですが、32通りを一度は考えてみることは、私にとっては納得できて、どの可能性も網羅されての『怒りの無条件降伏』なんだなーと腑に落ちる感じがしました。(今の私には実践はできませんけど(・・;))

    > 事実を語っていても有害に語られる場合があり得るし。怒りの心で虚偽を語りながら表面的には柔和な語り方なので逆に周りが信じてしまいやすいとか。単独では良く見える語り方でも組合せると良くないということもありそう。そういうことを32通りで表せるのだなと。<

    はい、私もそのように思いました。
    全然詳しくないんですけど、「あ、5ビットだ」とも思いました。

    https://life-freedom888.com/5bit-pattern/

    時機 on/off
    根拠 on/off
    柔和 on/off
    有益 on/off
    慈心 on/off

    32通りの道があり、それぞれの道を通って放たれる言葉、そんなイメージが浮かんだりしていました。(個人的イメージです)

    いつもありがとうございます!
    (^○^)♪


引用返信/返信 削除キー/
■36978 / inTopicNo.32)  Re[27]: pipitさまへ
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/30(Sat) 16:52:30)
    No36971

    ただ、時機と非時機の基になってるのがあるのかな?って、ふと思っただけ。
    だから、
    >悪魔ちゃんやったら、なに入れる?<
    とくに思い当たらないで〜す。

    「意志」ね、了解しましたです。

引用返信/返信 削除キー/
■36973 / inTopicNo.33)  Re[27]: 『ノコギリのたとえ』
□投稿者/ おくたがわ -(2024/03/30(Sat) 07:55:48)
    2024/03/30(Sat) 08:22:42 編集(投稿者)

    No36958に返信(pipitさんの記事)
    おはようございます!

    > 私の持っているのは日本テーラワーダ仏教協会の2010年12月1日初版第4刷で、この本では『虚実』ではなく、
    > 『根拠もなく』と日訳されていました。
    > その後出版社が変わったりして変更されたのかな??(詳しくなくてすみません)
    > パーリ原語は、【bhutena / abhutena 】で、
    > 関西パーリ語実習会さまの日訳では
    > 【事実 / 事実ならざる 】とされていました。

    調べてくださってありがとうございます。対比としてはそうですよね。
    ネットの簡単な辞書では虚実には対置的な意味しか載ってなかったですが、真実の反対の意味もあるのかもしれないですね。

    >>一応、真実に基づいて語るの逆で「虚偽に基づいて語る」の意味とすると、
    >>5×2 の中で、自分が腹を立てやすいのが、それです。<
    >
    > すみません....カントの分類マニアに影響されて.....考えてしまったのですが......
    >
    > 種類としては5×2=10種類で実践での把握としては十分と思うのですが
    >
    > 5種を要素として、各要素があるか無いかで考えたら、
    > 2×2×2×2×2=32通りの組み合わせで表現できるかもと、、、
    >
    > 全然本筋ではないところで恐縮ですが、せっかくなので(?)後でワードでイラスト化してみようかと思っています...
    > 全部カントのせいです....(根拠なく語る)

    なるほどー、そうだなと思いました。5×2=10種類だと、良いと思えることが含まれているので、ちょっと違和感はあったので、2×2×2×2×2=32通りでとても納得です。

    事実を語っていても有害に語られる場合があり得るし。怒りの心で虚偽を語りながら表面的には柔和な語り方なので逆に周りが信じてしまいやすいとか。単独では良く見える語り方でも組合せると良くないということもありそう。そういうことを32通りで表せるのだなと。ほんとにカント的な緻密さですね。pipitさんも。
    ↑また勝手解釈で変なことを言っていたら修正お願いします。


引用返信/返信 削除キー/
■36971 / inTopicNo.34)  悪魔ちゃんへ
□投稿者/ pipit -(2024/03/29(Fri) 21:11:35)
    悪魔ちゃん、こんばんはー

    No36970に返信(悪魔ちゃんさんの記事)
    > No36962
    > 添付したの、
    > ねえ、pipitさまだったらYになに入れる?<


    意志 かなぁ ?


    悪魔ちゃんやったら、なに入れる?
引用返信/返信 削除キー/
■36970 / inTopicNo.35)  Re[25]: 五つの要素の組合せ
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/29(Fri) 20:05:11)
    No36962
    添付したの、
    ねえ、pipitさまだったらYになに入れる?
1172×557 => 600×285

57.jpg
/82KB
引用返信/返信 削除キー/
■36963 / inTopicNo.36)  Re[29]: 「ノコギリの喩え」と十善戒
□投稿者/ パニチェ -(2024/03/29(Fri) 07:55:02)
    おはようございます、pipitさん。レスありがとうございます。

    No36956に返信(pipitさんの記事)

    > 真摯な修行をされている女性がおられたのですね。
    > asahi803803さんの書き込みをリアルタイムで拝読したかったです。

    ありがとうございます。
    ほんのごく一部ですが。。。。

    「Panietzsche Room > 探究 > 友の金言 > 20.asahi師」に取り置きしています。

    返信はお気遣いなく。

引用返信/返信 削除キー/

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