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■3384 / inTopicNo.37)  弦楽四重奏
  
□投稿者/ knowing itself -(2020/07/01(Wed) 19:59:56)
    弦楽四重奏こそがクラシック音楽の真髄を表現するフォーマットだといわれることがあります。たしかに弦楽四重奏が基本になってそれを拡大したのがオーケストラですね。交響曲、さまざまな楽器との協奏曲、バレエ、オペラ、声楽の伴奏、みなそうですね。
    室内楽なら、弦楽四重奏に付加して弦楽五重奏、弦楽六重奏、ピアノ五重奏、クラリネット五重奏などがある。

    クラシック音楽の形式の最も基本になるのが弦楽四重奏ではないかと理解しています。
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■3383 / inTopicNo.38)  お詫び
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/01(Wed) 19:44:22)
      floraさま

     調べてみると音程比を発見したのもピタゴラスみたいですね。以前から知られていた5度の音程比を12音に適用したのだと思い込んでいました。訂正してお詫び申し上げます。

    考えてみれば、音程比を知らなくても耳で聴き分けてきれいなハーモニーで歌えますものね。

    ピタゴラスはやはり三平方の定理で有名ですね。実はボケ防止の一環でこの4月から放送大学の学生になっています。数学も受講しているのですが、三平方の定理は三角関数だけでなくいろんなところでお目にかかります。

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■3382 / inTopicNo.39)  Re[29]: プラトン的な芸術としての音楽
□投稿者/ knowing itself -(2020/07/01(Wed) 19:33:27)
    レスありがとうございます。

    >>プラトンが文字よりも声による対話を重視したのはよく知られています。
    >>哲学の学習も、文字テキストにしがみつくより、声による直接的な対話をするのがよいと。
    >>これは何も本や文字を読むなということではなく、文字という物質的な媒体より、文字に生命を吹き込む精神の現前こそが重要だということでしょう。
    >
    > ギリシャ悲劇等も一般的な伝達は舞台、つまり声で広まったものと思いますし、ホメロスの『イリアス』『オデッセイア』等も最初は口での伝達で本にまとまったのはそのあとだったと思いました。
    >
    > キリスト教においても、最初は口で新約等の内容を口で伝えていたということがあると思います。

    そうですね。古代人の文化はたしかに口伝が先行しますが、プラトンの場合は音声言語中心主義が現代に至るまで西洋哲学を規定してきたということでしょう。フランスのジャック・デリダという哲学者は「声と現象」などの著作において、プラトンからデカルト、ヘーゲルなどを経てフッサールの現象学に至るまでの、音声優位・ロゴス中心主義を批判しています。


    > プラトンの 『国家』の第3巻に若者たちへの教育を語っている部分があるのですが、のちの指導者にとって必要なのは、音楽と体操だと言っています。なぜ音楽なのかということですが、リズムとハーモニーは魂の内側に入りそしてとどまり、恵を与えるから、つまり魂と作るからだということのようです。 高潔な人円は物をつくるというようなことのようです。音楽に関して ベタ褒めのように見えます。

    一方でプラトンは詩人追放などといっています。極端ですね。

    >>ジャンルでいえば、弦楽四重奏曲がもっともプラトン的ですかね。
    >
    > プラトンの時代の弦楽器は、リュラ―とハープだったと思います。 アポロのアトリビュートはリュラ―のようですので、弦楽器が最も崇高だと考えられていたと思います。

    そうですね。もちろん弦楽四重奏はハイドンあたりに範型があって、ベートーベン、その後、バルトークやショスタコービチなどで発展した、近代の編成です。プラトン本人は絃楽四重奏を知りませんが、プラトン的な形式と内容の一致と精神の純粋な対話という意味で、弦楽四重奏曲が最もプラトン的かなと、knowing itself は考えているということです。
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■3374 / inTopicNo.40)  Re[22]: 色々
□投稿者/ flora -(2020/07/01(Wed) 17:48:01)
    No3335に返信(田秋さんの記事)
    > 2020/06/30(Tue) 14:39:10 編集(投稿者)

    田秋様こんにちは。毎回詳しいご説明ありがとうございます。

    >完全5度の音律の周波数を3:2としたのは、かのピタゴラスだと一般的には言われているようですね
    > 。
    > 正確には完全5度を11回積み重ねることによって1オクターブ内12個の音(元になった音+積み重ね11回→12個の音)をを決定することをピタゴラスの音律と言います。1オクターブ上の音との周波数の比は1:2や完全5度上の音ととの周波数の比が2:3であることは別にピタゴラスが決めたことではありません。

    ピタゴラスが完全なる音楽での調和を天体の距離にも適応している記載がプルタルコス(紀元1C)の『博物誌』第一巻の20(22)章 「星の調和」にこうあります。(F.意訳)

    ttp://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.02.0137:book=2:chapter=20&highlight=music%2Cpythagoras

    =============
    ピタゴラスは、音楽で使用される用語を使用して、地球と月の間の距離に1楽音と名付けることがある。地球から水星まで、この距離は半楽音であり、水星から金星までもほぼ同じ半楽音である。 金星から太陽へは1.楽音、 太陽から火星への楽音は、地球から月への楽音ンと同じです1楽音。 火星からは木星へは半楽音、木星から土星へは半楽音、そしてそこから黄道帯へは1.5楽音となる。 したがって、7つの楽音があり、それをピタゴラスは全音域の調和と呼び、音符の全羅針盤を意味する。この中で、土星はドリス式時間で移動するといわれ、木星はフリギア式時間でに移動すると言われている、他の残りはまた別の時間で移動すると言われている。これは有用というよりは面白い改良である。

    ============

    このような記載、ほかにも探せばあるとは思いますが(もしくは紛失)、だから「ピタゴラス音律」という表現があるのではないでしょうか・・・?

    図にするとこんな感じだそうです。

450×361

pitagorat1.jpg
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■3373 / inTopicNo.41)  Re[28]: プラトン的な芸術としての音楽
□投稿者/ flora -(2020/07/01(Wed) 16:25:09)
    こんにちは

    > プラトンが文字よりも声による対話を重視したのはよく知られています。
    > 哲学の学習も、文字テキストにしがみつくより、声による直接的な対話をするのがよいと。
    > これは何も本や文字を読むなということではなく、文字という物質的な媒体より、文字に生命を吹き込む精神の現前こそが重要だということでしょう。

    ギリシャ悲劇等も一般的な伝達は舞台、つまり声で広まったものと思いますし、ホメロスの『イリアス』『オデッセイア』等も最初は口での伝達で本にまとまったのはそのあとだったと思いました。

    キリスト教においても、最初は口で新約等の内容を口で伝えていたということがあると思います。

    > 音楽がプラトン的な芸術という意味もこれとつながると思います。音楽的な記号は直接的に物理的な音も示します。音楽形式があるところ、そこに内容としての響きも組み込まれている。

    プラトンの 『国家』の第3巻に若者たちへの教育を語っている部分があるのですが、のちの指導者にとって必要なのは、音楽と体操だと言っています。なぜ音楽なのかということですが、リズムとハーモニーは魂の内側に入りそしてとどまり、恵を与えるから、つまり魂と作るからだということのようです。 高潔な人円は物をつくるというようなことのようです。音楽に関して ベタ褒めのように見えます。

    > ジャンルでいえば、弦楽四重奏曲がもっともプラトン的ですかね。

    プラトンの時代の弦楽器は、リュラ―とハープだったと思います。 アポロのアトリビュートはリュラ―のようですので、弦楽器が最も崇高だと考えられていたと思います。

225×225

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■3367 / inTopicNo.42)  Re[27]: リンクについて
□投稿者/ パニチェ -(2020/07/01(Wed) 08:22:34)
    2020/07/01(Wed) 08:41:29 編集(投稿者)

    おはようございます、田秋さん

    No3364に返信(田秋さんの記事)

    > 日フィルの動画を紹介するときは、ほぼテレビマンユニオンチャンネルの該当URLを貼っています。
    > 昨日の話で興味がわき、サイトポリシーを覗いてみました。

    > 「本サイトからのリンクについて
    > 本サイトからのリンクやバナーによって他のサイトへ移動された場合、移動先のサイトで発生したあらゆる損害について、本サイトは一切の責任を負いません。」
    > とありました。

    > これは要するに「リンクを貼るのはあんたの勝手やけど何が起こってもわしんとこへは言うてこんといてな」ということですよね!?

    あははは、そうです、そうです。
    大阪弁、めちゃめちゃうまいですね。
    関西に住まれたことあるんですか?^^

    > なので、テレビマンユニオンからねじ込まれることは多分ないと思います。

    同意です。

    > ということでグラズノフのバレエ音「四季」が新しくアップされたのでどうぞ。
    > https://tvuch.com/social/476/
    > 2016年なので私も弾いております。

    ありがとうございます。
    素晴らしい!朝に相応しい♪


    No3366に返信(knowing itselfさんの記事)

    > プラトンが文字よりも声による対話を重視したのはよく知られています。
    > 哲学の学習も、文字テキストにしがみつくより、声による直接的な対話をするのがよいと。
    > これは何も本や文字を読むなということではなく、文字という物質的な媒体より、文字に生命を吹き込む精神の現前こそが重要だということでしょう。

    これまた素晴らしい〜!
    ちなみにニーチェは以下のように述べています。

    『すべての書かれたもののうち、わたしはただ、血をもって書かれたもののみを愛する。
    血をもって書け。そうしてこそ君は血が精神であることを知るだろう。
    (ツァラトゥストラ 読むことと書くことについて)』
引用返信/返信 削除キー/
■3366 / inTopicNo.43)  プラトン的な芸術としての音楽
□投稿者/ knowing itself -(2020/07/01(Wed) 08:20:04)
    おはようございます。

    プラトンが文字よりも声による対話を重視したのはよく知られています。
    哲学の学習も、文字テキストにしがみつくより、声による直接的な対話をするのがよいと。
    これは何も本や文字を読むなということではなく、文字という物質的な媒体より、文字に生命を吹き込む精神の現前こそが重要だということでしょう。

    音楽がプラトン的な芸術という意味もこれとつながると思います。音楽的な記号は直接的に物理的な音も示します。音楽形式があるところ、そこに内容としての響きも組み込まれている。

    ジャンルでいえば、弦楽四重奏曲がもっともプラトン的ですかね。

引用返信/返信 削除キー/
■3364 / inTopicNo.44)  リンクについて
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/01(Wed) 07:58:12)
    パニチェさま、おはようございます。

    日フィルの動画を紹介するときは、ほぼテレビマンユニオンチャンネルの該当URLを貼っています。
    昨日の話で興味がわき、サイトポリシーを覗いてみました。

    「本サイトからのリンクについて
    本サイトからのリンクやバナーによって他のサイトへ移動された場合、移動先のサイトで発生したあらゆる損害について、本サイトは一切の責任を負いません。」
    とありました。

    これは要するに「リンクを貼るのはあんたの勝手やけど何が起こってもわしんとこへは言うてこんといてな」ということですよね!?

    なので、テレビマンユニオンからねじ込まれることは多分ないと思います。

    ということでグラズノフのバレエ音「四季」が新しくアップされたのでどうぞ。
    https://tvuch.com/social/476/
    2016年なので私も弾いております。

引用返信/返信 削除キー/
■3349 / inTopicNo.45)  形式と内容の一致
□投稿者/ knowing itself -(2020/06/30(Tue) 21:45:24)
    クラシック音楽の場合、垂直方向と水平方向の音同士の関係性を提示すれば、その通り音を鳴らすしかないですね。一般大衆はスコアをみるだけで曲を理解して感動できないので、そのためにプロの演奏家が存在するわけですが、原理的には、音同士の垂直と水平の関係性、つまり形式と、その形式に対応する内容である鳴り響くべき曲は一致せざるをえません。形式の完成は内容の完成です。 もちろん演奏上の困難さはものすごいものがあると思いますが。

    形式と内容の一致とはそういうことではないかと?
引用返信/返信 削除キー/
■3345 / inTopicNo.46)  Re[27]: プラトン的
□投稿者/ knowing itself -(2020/06/30(Tue) 20:10:43)
    floraさん、レスありがとうございます。

    >>すべての芸術は音楽に憧れる、音楽を模倣する、という標語もありましたね。
    >
    > ウォルター・ペイターの『ジョルジョーネ派』の中の「All art constantly aspires towards the condition of music.」でしょうか? 
    >
    > (音楽以外の)ほかの芸術は、物質とイデアが分離可能だから‥というようなことを言っていたと思いますが、長文でしたので、記憶が薄いです。
    >
    > 一方プラトンの弟子のアリストテレスは形相と質料は分離不可能・・・のようなことを言っていたような、

    その本はパラパラめくる積ん読状態で未消化でしたが処分してしまいました。プラトンについての著書も出しているペイターのこの発言は念頭にありましたが、同様の発言は他の人たちにもあるような気がします。確認したわけではありませんが。

    ペイターが「すべての芸術は絶えず音楽の状態に憧れる」といった意味は次のようなことだと理解しています。音楽以外の芸術は内容と形式が分離していて、内容と形式が一致するようにすることが努力目標になる。それに対して音楽は、本質上、内容と形式が一致している芸術である。音楽の状態に憧れるとは、芸術的な完成において、内容と形式が一致している状態に憧れること。

    内容と形式が一致しているというのは、田秋さんのようなプロの音楽家を拝見していると痛感しますね。鳴っている音を必ずスコア上の記号と対応させていらっしゃる。いま鳴っている音だけでなく、一曲の全体的な構成にも形式があって、曲の伝える内容と形式は分けられない。モーツァルトやベートーベンの精神では、どれだけすごいことになっているかということですね。

    プラトン的にいうなら、イデア界で純粋に存在している芸術はそういうものだと。

    アリストテレスの形相はプラトンでいえばイデアのことであって、プラトンのようにイデアだけを特別のものにするのではなく、森羅万象はすべて素材たる質料の中に形相も内在していると捉えたのだと理解しています。質料と形相は不可分な関係をなしつつ階層構造をなしている。


引用返信/返信 削除キー/
■3342 / inTopicNo.47)  リンクについて
□投稿者/ パニチェ -(2020/06/30(Tue) 17:42:06)
    2020/06/30(Tue) 19:23:53 編集(投稿者)

    こんにちは、フローラさん。レスありがとうございます。

    No3339に返信(floraさんの記事)
    > パニチェ様、横失礼します。

    > >またそのリンクをツイッターやフェイスブックに貼って、拡散されることについて

    > まったく問題ないと思います。というのもYOUTUBE画面の右下に「動画共有」とありますね。
    > このサイトYoutubeの親会社Googleで、説明しています。

    > その中にソーシャルネットワークに関する言及も「ソーシャル ネットワーク: ソーシャル ネットワーク アイコン(Facebook、Twitter など)をクリックし、開いたウィンドウで動画を共有します。」とあります。

    > https://support.google.com/youtube/answer/57741?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja#

    > 個人的には、田秋様同様に、他人のユーチューブを複製して利益を得たり、または内容を変更して自分のものとしてアップロードしない限りは、問題ないと思います。

    同意です。
    先にも述べましたが私も田秋さんやフローラさんと同じく、リンクについては制限するつもりはありません。


    以下は追加の情報共有です。

    2018年に著作権法の一部が非親告罪化になったとのこと。。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E6%B3%95%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E9%9D%9E%E8%A6%AA%E5%91%8A%E7%BD%AA%E5%8C%96


    リンクは著作権侵害?:EU司法裁判所の判断についてのニュース
    ttp://www.yu-kobalaw.com/blog/2016/09/post-152-386359.html
引用返信/返信 削除キー/
■3340 / inTopicNo.48)  Re[26]: プラトン的
□投稿者/ flora -(2020/06/30(Tue) 17:28:41)
    knowing itself 様

    横失礼いたします。

    > すべての芸術は音楽に憧れる、音楽を模倣する、という標語もありましたね。

    ウォルター・ペイターの『ジョルジョーネ派』の中の「All art constantly aspires towards the condition of music.」でしょうか? 

    (音楽以外の)ほかの芸術は、物質とイデアが分離可能だから‥というようなことを言っていたと思いますが、長文でしたので、記憶が薄いです。

    一方プラトンの弟子のアリストテレスは形相と質料は分離不可能・・・のようなことを言っていたような、私は哲学音痴なので、全くの見当違いの可能性も大いにありますが。


引用返信/返信 削除キー/

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