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■25833
/ inTopicNo.37)
湯煎蒸し
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□投稿者/ 田秋
-(2022/08/25(Thu) 06:31:50)
おはようございます、floraさん
今学期の成績が届きました。概ね予想していた結果でした。卒業要件124単位中、84単位を取得しました。4年で卒業が目標だったので残り40単位を3ゼメスタ(今3年生)で取れば良いわけです(例えば14+13+13という感じ)。
なのですが、最近まだ卒業したくなくなってきました。一度教務に卒業要件を満たしても在学出来るのか聞いてみようと思います。働きながら少しずつ取得する人もいるので確か10年在学できるはずです。
===
鶏胸肉の湯煎蒸しを作って見ました。盛り付けがイマイチ、一枚一枚を少しずらすと良いんでしょうね。大皿にレタスを敷いてその上にずらして盛り付ける・・・もう一度作ってみまふ。
1000×750 => 600×450
musidori.jpg
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132KB
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■25822
/ inTopicNo.38)
Re[50]: パルメニデスの〈ある〉について
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□投稿者/ ザビビのふくろう
-(2022/08/24(Wed) 21:15:30)
おくたがわさん、こんばんは。
わざわざレスをありがとうございます。
■
No25810
に返信(おくたがわさんの記事)
> ■
No25791
に返信(ザビビのふくろうさんの記事)
> こんにちは!
>>【まとめ】
>>(1)「S is (not)P.」のbe動詞の「ある」は語りうる「ある」、論理的に肯定・否定可能な「ある」であり、生成消滅する(あったりなかったりする)現象の「ある」を意味する。
>>(2)パルメニデスの言う〈ある〉は論理的に否定不可能で「あるものはある」としか言い得ない〈ある〉であり、生成消滅することなき永遠不変の〈ある〉である。
>>
>>よって、パルメニデスの言う〈ある〉は、
>>「SはPである」や「Sがある」といった文形式において、
>>「主語や補語とともに用いられるbe動詞で表されるものではない」
>>ということがむしろ本質である、ということになります。
>>それゆえこの〈ある〉に主語を読み込んではならない、という意味で、デカルトのコギトとはむしろ逆なんだと思います。
>>私の勝手な解釈にすぎませんし、また単純化しすぎかもしれませんが、納富先生は、おおよそこのようなことを言おうとされているのではないでしょうか?
>
> すごくわかりやすいです。ありがとうございます。
>
参考になったようで、よかったです^^
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/
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■25821
/ inTopicNo.39)
Re[53]: パルメニデスなど
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□投稿者/ ザビビのふくろう
-(2022/08/24(Wed) 21:12:31)
田秋さん、こんばんは。
返信ありがとうございます。
■
No25808
に返信(田秋さんの記事)
> 2022/08/24(Wed) 06:50:45 編集(投稿者)
>
> おはようございます、ザビビのふくろうさん
>
> パルメニデスへの書き込み、ありがとうございます。ひねもすのたりのたりしながらザビビのふくろうさんの主張を反芻していました。大体理解できたかもしれません。
>
> 一つ質問があります。
> >ギリシャ語等、主語の文法的支配力が強い言語においては
> ギリシア語は主語の文法的支配が強い、これはそうなのですか?省略しても動詞から主語がわかるということから、ギリシア語は動詞の支配力の方が強いのかなと思っていました。
>
「支配力が強い」という言い方は、少し語弊があるかもしれませんね。
意図をもう少し説明します。
主語が省略されていても、動詞の形でその主語がどういうものかわかるのは、主語によって動詞の形が決まる(格変化)からですよね。
その反対の、動詞によって主語の形が決まるからというわけではありません。
そこでこのことを逆に言えば、主語の姿は見えなくとも、動詞は隠れた主語のもつ形の決定権の支配下にある、という感じです。
> ボクは納富先生がパルメニデスについて仰っていることは正しいと思っています。それは先生の仰っていることが理解できているからではなく、先生を信頼しているからです。
> ではその“正しい”とは何を指すのか?それはパルメニデスの主張の“正しい理解”ということであり、パルメニデスの主張が唯一正しい(パルメニデスの主張と対立する主張は間違っている)ということではないと思います。
>
> パルメニデスの根本には存在と非存在は同居しないという信念があるように思います。パルメニデスは自身の論理を展開して理由付けしていますが、どうも釈然としないところがあります。例えば非存在からは存在は生まれ得ないとしていますが、そうかな?と思っちゃいます。生命の誕生(地球での最初の生命も、娘の誕生も)とか宇宙の誕生とか。
>
そうですね。パルメニデスの理屈でいくと、生成・変化などありえなくなるだろうと誰でも思うと思いますが、まさにそのとおり、弟子のゼノンが「飛ぶ矢は飛ばない」とか言って、運動を否定するに至るわけですね。
そうなると、「釈然としない」どころか「いや、おかしいやろ」と言いたくなります。
だとしたら、パルメニデス(ゼノン)の理屈にどこか間違いがあるはずでは?と気になりだしたら「沼」かもしれません(笑)
> パルメニデスとほぼ同じ頃に生きたヘラクレイトスは「同じ川に二度と入ることはできない」と言い、世界は常に変化する主張しました。ピタゴラス(学派)も輪廻転生を唱えています。パルメニデスはこれに対抗しようとしたのではないでしょうか。
> またパルメニデスの後、デモクリトス、エピクロスなどの原子論者は「ないも、あるに劣らずに、ある」と主張しました。これは「ない」というものが「あるの否定」ではなく「空虚」というものが「在る」という解釈なのかと思います。
>
> このように古代哲学者は様々な主張を繰り広げます。各々の論理はそれ自身では完成しているのだと思います。では何が違うのかというと根本に置く仮定が違うのだと思います。
>
何かこういう見解をみると、田秋さんがやはりきわめて健全な精神をもってらっしゃるように思います。
哲学病質の人間は、こんなふうにバランスのとれた態度がなかなか難しく、すごく落ち着きのない気持ちになる気がします。私だけかもしれませんが…
> とりとめもなく書きましたが、一つ言えることは
> 「ある」とは何か?
> という問いかけたパルメニデスが後世に与えた影響は大きいものでした。
>
> 「ある」問題を解決したのではなく後世に影響を与えたというところが「ある」の深淵なところですね。
>
そうですね。
詳しいことはよく知りませんが、哲学史を見ると、存在論の歴史は、たいていパルメニデスからはじまるみたいです。
存在論にせよ形而上学にせよ、その定式化はアリストテレスでしょうが、
「ある」そのものを問題にしたこと、しかも形而上学的に考察した点において、パルメニデスは形而上学としての存在論の実質的創始者と言えるのかもしれません。
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■25813
/ inTopicNo.40)
Re[51]: 田秋さんへ
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□投稿者/ 田秋
-(2022/08/24(Wed) 09:59:15)
おはようございます、おくたがわさん
滅多に哲学の話をしないのですが、たまたま悪魔ちゃんがあるなし問題を話題にしていたのでパルメニデスの話をした次第です。やはり皆さん《ある》とか《ない》とか、わかっているようでよくわからないことに興味があるようですね。
色々な人が色々な意見を述べ合うというのは掲示板ならではの楽しみです。
今後とも宜しくお願いします。
悪魔ちゃんに乾杯!
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■25811
/ inTopicNo.41)
田秋さんへ
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□投稿者/ おくたがわ
-(2022/08/24(Wed) 08:09:39)
おはようございます。
ことらのトピに投稿させ頂くのは初めてだったかと思います。
ご挨拶が後になり失礼しました。
田秋さんがパルメニデスの問題を紹介されたことで、ニーチェクラブのたくさんの人の考えに触れることができて楽しいです。今後ともよろしくお願いいたします。
引用返信
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■25810
/ inTopicNo.42)
Re[49]: パルメニデスの〈ある〉について
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□投稿者/ おくたがわ
-(2022/08/24(Wed) 08:05:36)
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No25791
に返信(ザビビのふくろうさんの記事)
こんにちは!
> 【まとめ】
> (1)「S is (not)P.」のbe動詞の「ある」は語りうる「ある」、論理的に肯定・否定可能な「ある」であり、生成消滅する(あったりなかったりする)現象の「ある」を意味する。
> (2)パルメニデスの言う〈ある〉は論理的に否定不可能で「あるものはある」としか言い得ない〈ある〉であり、生成消滅することなき永遠不変の〈ある〉である。
>
> よって、パルメニデスの言う〈ある〉は、
> 「SはPである」や「Sがある」といった文形式において、
> 「主語や補語とともに用いられるbe動詞で表されるものではない」
> ということがむしろ本質である、ということになります。
> それゆえこの〈ある〉に主語を読み込んではならない、という意味で、デカルトのコギトとはむしろ逆なんだと思います。
> 私の勝手な解釈にすぎませんし、また単純化しすぎかもしれませんが、納富先生は、おおよそこのようなことを言おうとされているのではないでしょうか?
すごくわかりやすいです。ありがとうございます。
引用返信
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■25808
/ inTopicNo.43)
パルメニデスなど
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□投稿者/ 田秋
-(2022/08/24(Wed) 06:48:11)
2022/08/24(Wed) 06:50:45 編集(投稿者)
おはようございます、ザビビのふくろうさん
パルメニデスへの書き込み、ありがとうございます。ひねもすのたりのたりしながらザビビのふくろうさんの主張を反芻していました。大体理解できたかもしれません。
一つ質問があります。
>ギリシャ語等、主語の文法的支配力が強い言語においては
ギリシア語は主語の文法的支配が強い、これはそうなのですか?省略しても動詞から主語がわかるということから、ギリシア語は動詞の支配力の方が強いのかなと思っていました。
ボクは納富先生がパルメニデスについて仰っていることは正しいと思っています。それは先生の仰っていることが理解できているからではなく、先生を信頼しているからです。
ではその“正しい”とは何を指すのか?それはパルメニデスの主張の“正しい理解”ということであり、パルメニデスの主張が唯一正しい(パルメニデスの主張と対立する主張は間違っている)ということではないと思います。
パルメニデスの根本には存在と非存在は同居しないという信念があるように思います。パルメニデスは自身の論理を展開して理由付けしていますが、どうも釈然としないところがあります。例えば非存在からは存在は生まれ得ないとしていますが、そうかな?と思っちゃいます。生命の誕生(地球での最初の生命も、娘の誕生も)とか宇宙の誕生とか。
パルメニデスとほぼ同じ頃に生きたヘラクレイトスは「同じ川に二度と入ることはできない」と言い、世界は常に変化する主張しました。ピタゴラス(学派)も輪廻転生を唱えています。パルメニデスはこれに対抗しようとしたのではないでしょうか。
またパルメニデスの後、デモクリトス、エピクロスなどの原子論者は「ないも、あるに劣らずに、ある」と主張しました。これは「ない」というものが「あるの否定」ではなく「空虚」というものが「在る」という解釈なのかと思います。
このように古代哲学者は様々な主張を繰り広げます。各々の論理はそれ自身では完成しているのだと思います。では何が違うのかというと根本に置く仮定が違うのだと思います。
とりとめもなく書きましたが、一つ言えることは
「ある」とは何か?
という問いかけたパルメニデスが後世に与えた影響は大きいものでした。
「ある」問題を解決したのではなく後世に影響を与えたというところが「ある」の深淵なところですね。
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■25796
/ inTopicNo.44)
ハタハタ
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□投稿者/ 田秋
-(2022/08/23(Tue) 09:54:24)
おはようございます、floraさん
写真はハタハタの一夜干しを焼いたものです。以前ほどは魚屋やスーパーマーケットで見かけなくなりました。脂っこさと身の味と塩加減が程よく混ざった味が大好きです。よく焼けばほぼ骨ごと食べられます。日本海側で獲れるんですかね。
雷が鳴る季節によく獲れるということでカミナリウオとも言うそうです。漢字だと魚偏に雷と書きます(鰰とも)。
小浜から京都へ通じる鯖街道という道路があります。きっと昔はサバを一所懸命運んだのでしょうね。先ほど書き忘れましたが、鯖寿司買って夕飯にしました。
1000×750 => 600×450
hatahata.jpg
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233KB
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■25795
/ inTopicNo.45)
深沙大将
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□投稿者/ 田秋
-(2022/08/23(Tue) 08:22:06)
おはようございます、floraさん
21日は福井県の小浜へ行ってきました。オバマ氏が大統領になった時、一躍有名になりました^^。お目当ては明通寺(みょうつうじ)におわす深沙大将さんです(写真左上)、写真右上は明通寺の山門です。深沙大将さんは撮影禁止なのでネットからの借り物、高野山の深沙大将に比べると普通です。というか高野山霊宝館の快慶作の深沙大将が強烈すぎます。
鑑賞したあと町へ下り、港にある食堂でお寿司を食べました。ノドグロやら赤エビやら美味しかった。
その後若狭湾巡りのフェリーに乗るつもりでしたが、波が荒いということで運休、ざんねんでした。見たところ波は穏やかでしたが、北海道の事故があったので慎重なんでしょうね。
時間があったので妙楽寺にいらっしゃる24面千手観音さまに会いに行きました。写真左下が妙楽寺境内、右下が24面千手観音さま(同じく撮影禁止なので借り物写真)。
説明では手が本当に千本あるそうです。本当かな???
お土産にハタハタの一夜干しと若狭塗りのお箸を買いました。
702×1116 => 377×600
obama3.jpg
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335KB
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■25792
/ inTopicNo.46)
Re[49]: パルメニデスの〈ある〉について
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□投稿者/ 田秋
-(2022/08/23(Tue) 06:44:47)
おはようございます、ザビビのふくろうさん
書き込みありがとうございます。内容が内容だけによく読んで理解したいと思います。なのでレスが少し遅れます。
m(_ _)m
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■25791
/ inTopicNo.47)
パルメニデスの〈ある〉について
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□投稿者/ ザビビのふくろう
-(2022/08/23(Tue) 01:02:45)
田秋さん、floraさん、こんばんは。
お邪魔します。
久しぶりにのぞいてみたら、パルメニデスの興味深い話題だったので、
私もたんなる素人ですが、少し私見を述べさせてください。
*****************
ギリシャ語等、主語の文法的支配力が強い言語においては、主語が省略される場合も含めて、その基本形式は、例えば次のような主語-述語形式だと言ってよいでしょう。
S is P.
「ある」とは、さしあたりこのような文形式におけるbe動詞によって表されるものです。
ここで重要なのは、このように、命題中に主語や補語とともに現れるbe動詞は、論理的に肯定も否定も可能な「ある」だということであり、否定文としても現れ得るということです(言い方によれば、この「ある」は既に「ない」にまみれている、わけです)。
S is not P.
これをウィトゲンシュタイン流に言うと、この「ある」は、真偽二値の可能性を有する(肯定も否定も可能な)命題によって語りうる「ある」、すなわち「世界がいかにあるか」の「ある」を意味します。
簡単に言うと、この「ある」「あらぬ(=ない)」とは、時間・空間内で生成・消滅する現象・世界状態の「ある・ない」のことです。
ところが、パルメニデスの言わんとする〈ある〉〈あらぬ(ない)〉は、
あるものはある
あらぬものはあらぬ
というふうに、同語反復的にしか表現できず、
あるものはあらぬ(ない)
あらぬものはある
がいずれも矛盾になってしまうような、否定することが論理的に不可能なものです。
したがって、この場合の「〈ある〉もの」とは「あらぬことがありえぬもの」=“実体”を意味します。
つまり、パルメニデスの言う〈ある〉〈ない〉は、生成消滅する現象の「ある」「ない」ではないということです。
ウィトゲンシュタイン流に言うと、語りえぬ〈ある〉〈ない〉だということになります。
【まとめ】
(1)「S is (not)P.」のbe動詞の「ある」は語りうる「ある」、論理的に肯定・否定可能な「ある」であり、生成消滅する(あったりなかったりする)現象の「ある」を意味する。
(2)パルメニデスの言う〈ある〉は論理的に否定不可能で「あるものはある」としか言い得ない〈ある〉であり、生成消滅することなき永遠不変の〈ある〉である。
よって、パルメニデスの言う〈ある〉は、
「SはPである」や「Sがある」といった文形式において、
「主語や補語とともに用いられるbe動詞で表されるものではない」
ということがむしろ本質である、ということになります。
それゆえこの〈ある〉に主語を読み込んではならない、という意味で、デカルトのコギトとはむしろ逆なんだと思います。
私の勝手な解釈にすぎませんし、また単純化しすぎかもしれませんが、納富先生は、おおよそこのようなことを言おうとされているのではないでしょうか?
【注1】
以上の議論では、簡単化のため、be動詞の意味の「がある」と「である」の区別をあえてしていません。いずれにせよ、「世界がいかにあるか」の「ある」に帰着するからです。
【注2】
ウィトゲンシュタイン流解釈で言えば、パルメニデスの言う〈ある〉は、
語り得る「世界はいかにあるか」の「ある」ではなく、語りの前提になる「(全体としての)世界がある」の「ある」である、ということになろうかと思います。
シンプルにプラトン流解釈をすれば、イデアの〈ある〉ということになるのではないでしょうか。
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■25789
/ inTopicNo.48)
こんばんはー
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□投稿者/ うましか
-(2022/08/22(Mon) 22:50:04)
2022/08/22(Mon) 23:02:50 編集(投稿者)
田秋さん、こんばんはー(・ω・)ノ
No.25744
floraさん、はじめまして!m(__)m
No.25752
改めまして、pipitさんの『純粋理性批判を読んでみる』に投稿しております、うましかと申します。田秋さんの「研究所」でのお二方の投稿内容は私が楽しみに読んでいるもののひとつです。以下に細やかながら自己紹介します。
私には以前からカント『純粋理性批判』を読んでみたいという気持ちがあり、それをテキストに即して読むこのBBSのpipitさんの試みにひかれて、pipitさんのトピックに投稿するようになりました。「哲学」については素人ですし語学その他の学問分野の素養もありません。
ただ、他人の書いた文章を読むのがそれほど嫌いではないのと、かつ(不幸なことに?)哲学文献に書いてあるような類の文章しか興味があまり向かないという、なんだかよく分からない理由で、気がつけば哲学文献を注文しては積ん読し満足している者です。
なので、てつおた?ではありません。私はマニアではありませんし、説明も下手です。ちゃんとした知識も教養もなく、たまに書くことも付け焼刃で、知らないことだらけ。質問をいただいても、ほぼ答えられないでしょう。失望させてしまうと悲しいので始めにお伝えしておきます。
とはいえ、私が段ボール箱で所持している資料が、何かの参考になるかもとおもわれるような場合には、今回のように投稿をしたいとおもいます。その際はよろしくお願いいたしますm(__)m 情報(事実)は必要なら参考としていただき、私の見解(価値)は意味不明或いは興味なしならスルーしてくださいませ。
*******
> パルメニデスの話題も最初は悪魔ちゃんのトピに書いて、それにおくたがわさんがレスをつけ、それに対してボクがレスをつけ(ここまで悪魔ちゃんのトピ)、それに対対してfloraさんがここにレスをつけ、その流れにうましかさんがレスをつけてくださった訳です。
流れを説明してくださって、ありがとうございます。
私の関心は、田秋さんとfloraさんの下記のやり取りに限って、あります。
No.25630
(田秋さん)における放送大学テキスト(納富信留 著)の資料画像
No.25659
(floraさん)
No.25668
(田秋さん)
このやり取り読んで、この人たち、すごいなー、おもしろいなーと、感動したわけです(;´・ω・)スミマセン
特にきっかけとなる、ここです! <
No.25659
(floraさん)
>ご紹介くださった著作の右ぺージ4段目~13段目にこうありますね。
==============
「あるestin(不定詞einai)という動詞は通常は主語と補語を伴って「SはPである」、あるいは「Sがある(存在する)」と語られる。だが、女神が端的に「ある」と語って主語や補語を示さないことは、私たちの日常の言語としては意味をなさない。それゆえ現在の解釈者はそこに隠れた主語として「万物、或るもの、一者、それ」といった補語を示してきたが、ここで問題となるのは主語なしに提示される「ある」そのものである。
==============
これは著者の見解ですよね。
ご存じのように古代ギリシャ語は動詞の中に主語が含まれます、したがって動詞の変化により主語が分かるわけです。<現在の解釈者はそこに隠れた主語として「万物、或るもの、一者、それ」といった補語を示してきたが>とありますが、例として解釈者たちの名前を参考文献等で著者の方は提示しておられますか? <
*******
古代ギリシア語における動詞の中に含まれる主語を、現在の解釈者は隠されたものとして解釈し、一々露わにしようする。SはPであるとか、Sが存在する(Sがある)といった言語表現を使用するような現代の私たちの日常言語感覚としてはそれは意味をなさず、それゆえ解釈者たちは、動詞そのものに示されていることではなく、その動詞の「原初的事態から導かれて実体化された」〔*1〕諸々の"S"を想定し見出だそうとしているともいえる(;´・ω・)?
*1) 講談社選書メチエ『西洋哲学史T』、納富「パルメニデス」、p.52
ともあれ、納富は、私が
No.25741
で引用した箇所の次の段落の最後で次のよう書いています。
>「ある」というそのことが、問題であり、「"何が"あるのか」という問いに先立つ、いわばその手前の直接性が問われている。<(同書、p.52)
この問題はやはり、floraさんの「古代ギリシャ語は動詞の中に主語が含まれます、したがって動詞の変化により主語が分かる」という知識抜きには、私には味わえないのだなと感じたのでした。。。。
ではーm(__)m
(/・ω・)/カント沼にもどります!
引用返信
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