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■2493 / inTopicNo.49)  独在性
  
□投稿者/ パニチェ -(2020/03/15(Sun) 09:25:47)
    2020/03/15(Sun) 14:03:13 編集(投稿者)

    No2492に返信(restさんの記事)
    > パニチェさん貴重なレスありがとうございます。
    > です・ます調でいくと遠慮深くなり思考を狭める結果になりがちです。そこでである調で思考を自由にしたいので読みづらいとは思いますがご了承お願いします。

    こちらこそ返信ありがとうございます。哲学的なレス交換において、「です・ます調」である必要はなく、暗黙の了解を前提としたストレートな「である調」の方がより自由闊達な議論が可能となるというのはよく分かりますし、同意します。私も「思います」口調を控え断言的に返信させてもらいますが主張は全て「思います」であることには変りありません。また質問は(論争や論破のためではなく)知的刺激の欲するところからであることをご了承下さい。

    > ウィトゲンの「語りえぬものについては沈黙しなければならない」とは世界の外である自己=主体は語り得ぬゆえに存在感が与えられる。カント的には世界の実体である表象としての世界の外は認識できないからこそ物自体として存在感が与えられる。わからないものは存在感がある。わかってしまうと存在感が薄れる。プライバシーの価値も自己の存在感に由来する。プライバシーが崩壊すると存在感が薄れ苦しくなる。科学もそうだ。物質の本質を認識すればするほど物質の存在感が薄れてくる。するとリアルな感覚がなくなり、空想的になってくる。科学の陥穽だと思う。

    私秘性とは違いプライバシーや物質の本質というのは認識主観から間主観的なものへとなりえる対象です。つまりプラバシーは私的空間での(あくまでも)出来事(他者から観測可能な対象)であり、本質も普遍的という意味において他者とも共有可能なもので、その意味において間主観的な存在としての存在感は増すが、独在性が薄れるためにその意味で(語り得ぬものについては)独在的な存在性が薄れるということであれば同意です。

    ここでの落とし穴は(非対称なのは)認識主観(〈私〉のこととする)から間主観へのルートはありえるが、間主観から〈私〉への逆ルートがないことです。「語り得ぬもの」はこのルートがないために語り得ない。逆ル−トを想定した場合は、万人に共通する「私」ということになり自己に対する他己、あるいは自我に対する他我のように対称的なものへと変質してしまう。ところが〈私〉が〈 〉付きであることにも関連するが、他者や他我など如何なる事物や事象とも異なる、他とはありえないところ(世界の限界)に、他にはありえない仕方で存在(存在様相)する〈私〉とは明らかに異なる対象に(その独在論性が削げ落ち)なってしまう。

    > 私もマトリックスの映画をみた。カント的には超越論的主観性が世界を構成しているので単純に世界を主観とみなせばマトリックス的世界になる。しかしカントは実体の世界も想定していて不可知論的物自体としている。ウィトゲン的独我論とは一線を画しているようだ。
    > 私の立場はどうかといえば観念論と唯物論の統合をめざしているので、物質の素粒子レベルでは粒子と波の二重性から物質の本質を波エネルギーとしてとらえ、津波の性質は破壊的エネルギーであることから、主観上の怒りや憎しみといった破壊的感情と同一ではないかと考えるようになってきた。つまりマトリックスの世界を実在論的世界でも可能とする考え方だ。

    例えば集団にかけられた覚醒催眠によって(事前の刷り込み効果もあり)目撃される空飛ぶ円盤は実在とみなしますか?
    またダブルスリットの実験において一度の実験ではスクリーンに一点の到達痕を残すのみとなりますが(単発や数度程度では干渉縞は現れない)このことについては(波エネルギーとしてとらえた場合)どう解釈されますか?

    > 自己とは何かというと老子・荘子の無の考え方に近い。付け加えると「無」は形のない「有」であり有の性質をもった実体であるといえる。その有の性質が自己を形成し言語を駆使する思考の主体だと考える。そして感情的エネルギーも動力源として形成される。

    これは他者(自我に対する他我や自己に対する他己など)にも言えることでしょうか?

引用返信/返信 削除キー/
■2492 / inTopicNo.50)  存在感
□投稿者/ rest -(2020/03/14(Sat) 22:29:14)
    パニチェさん貴重なレスありがとうございます。です・ます調でいくと遠慮深くなり思考を狭める結果になりがちです。そこでである調で思考を自由にしたいので読みづらいとは思いますがご了承お願いします。
    ウィトゲンの「語りえぬものについては沈黙しなければならない」とは世界の外である自己=主体は語り得ぬゆえに存在感が与えられる。カント的には世界の実体である表象としての世界の外は認識できないからこそ物自体として存在感が与えられる。わからないものは存在感がある。わかってしまうと存在感が薄れる。プライバシーの価値も自己の存在感に由来する。プライバシーが崩壊すると存在感が薄れ苦しくなる。科学もそうだ。物質の本質を認識すればするほど物質の存在感が薄れてくる。するとリアルな感覚がなくなり、空想的になってくる。科学の陥穽だと思う。
    私もマトリックスの映画をみた。カント的には超越論的主観性が世界を構成しているので単純に世界を主観とみなせばマトリックス的世界になる。しかしカントは実体の世界も想定していて不可知論的物自体としている。ウィトゲン的独我論とは一線を画しているようだ。
    私の立場はどうかといえば観念論と唯物論の統合をめざしているので、物質の素粒子レベルでは粒子と波の二重性から物質の本質を波エネルギーとしてとらえ、津波の性質は破壊的エネルギーであることから、主観上の怒りや憎しみといった破壊的感情と同一ではないかと考えるようになってきた。つまりマトリックスの世界を実在論的世界でも可能とする考え方だ。
    自己とは何かというと老子・荘子の無の考え方に近い。付け加えると「無」は形のない「有」であり有の性質をもった実体であるといえる。その有の性質が自己を形成し言語を駆使する思考の主体だと考える。そして感情的エネルギーも動力源として形成される。
引用返信/返信 削除キー/
■2486 / inTopicNo.51)  Re[46]: 点の〈私〉
□投稿者/ パニチェ -(2020/03/14(Sat) 08:49:51)
    2020/03/14(Sat) 08:51:06 編集(投稿者)

    No2484に返信(restさんの記事)

    こんにちは。興味がある投稿なので横レスを失礼します。

    > 松本清張の『点と線』ではないけれども「点」と「線」を別の視点で考察してみた。人生を点とみるか線とみるか。線とみると人生は物語になってくるが、それはポストモダンの大きな物語(普遍性=共通性)ではなく小さな物語(個性)としての側面がある。人生における経験は皆異なるという意味がある。経験は記憶から成り立っている。しかし認知症における記憶障害は物語の喪失であるが、はたして自己を失ったであろうか。記憶がなくても自己は存在する。線としての自己ではなく点としての自己だ。瞬間に存在する自己、これから何もない未来に対して意志決定する自己、つまり未来を選択する自己、あるいは過去が実在しないがゆえに過去という因果性にとらわれずに意志決定ができる自己。つまり自由な自己。量子決定論のような決定論的な人間観ではなく、現在という瞬間つまり点としての自由意志をもった存在。普遍的でありかつ個別的である存在。フロイト的な超自我やイドとも違う自我という存在は共同性と個性の絶えざる葛藤の中でバランスを心掛ける存在。そのような自我が自己の本体だと考える。
    > 遺伝子に記載されていない源氏物語を読む自己とは遺伝子とは別のものではないか。つまり脳細胞と自己とは違うということだ。脳損傷で記憶を失っても自己は存在する。仮に意識を失っても自己は存在し、記憶がないだけだ。私は脳死に疑問をもっている。脳の死は自己の死といえるのか。死んだ経験のないものがどうして自己がないと証明できるのか。実はカント的不可知というべきかもしれない。

    上記はほぼ全文にわたって同意します。
    私は物質的に還元不可能な主体(主体とラベリングしてしまうと万人に共通する対象となってしまい、今話そうとしている対象が変質してしまいますが)が存在する(存在の根源と言う方が近いかもしれません)と思います。
    結論から言えばパニチェ的には(私と表記すると紛らわしいので、以後は一般的に用いる「私」のことはパニチェと表記します)「比類なき先言の<私>」と呼んでいます。
    例えばこの(他者も含めた)世界が映画マトリックスや一炊の夢(邯鄲の夢)で描かれるようなバーチェルであったとしても、それを体験している主体はその世界の外側(厳密には世界の端の接点)に存在するという独我論的な存在です。

    restさんのお考えを聞かせてきただきたく、よろしくお願いします。
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■2484 / inTopicNo.52)  点と線
□投稿者/ rest -(2020/03/13(Fri) 23:22:15)
    2020/03/13(Fri) 23:30:30 編集(投稿者)

    松本清張の『点と線』ではないけれども「点」と「線」を別の視点で考察してみた。人生を点とみるか線とみるか。線とみると人生は物語になってくるが、それはポストモダンの大きな物語(普遍性=共通性)ではなく小さな物語(個性)としての側面がある。人生における経験は皆異なるという意味がある。経験は記憶から成り立っている。しかし認知症における記憶障害は物語の喪失であるが、はたして自己を失ったであろうか。記憶がなくても自己は存在する。線としての自己ではなく点としての自己だ。瞬間に存在する自己、これから何もない未来に対して意志決定する自己、つまり未来を選択する自己、あるいは過去が実在しないがゆえに過去という因果性にとらわれずに意志決定ができる自己。つまり自由な自己。量子決定論のような決定論的な人間観ではなく、現在という瞬間つまり点としての自由意志をもった存在。普遍的でありかつ個別的である存在。フロイト的な超自我やイドとも違う自我という存在は共同性と個性の絶えざる葛藤の中でバランスを心掛ける存在。そのような自我が自己の本体だと考える。
    遺伝子に記載されていない源氏物語を読む自己とは遺伝子とは別のものではないか。つまり脳細胞と自己とは違うということだ。脳損傷で記憶を失っても自己は存在する。仮に意識を失っても自己は存在し、記憶がないだけだ。私は脳死に疑問をもっている。脳の死は自己の死といえるのか。死んだ経験のないものがどうして自己がないと証明できるのか。実はカント的不可知というべきかもしれない。
引用返信/返信 削除キー/
■2477 / inTopicNo.53)  東日本大震災の教訓
□投稿者/ rest -(2020/03/12(Thu) 00:34:50)
    2020/03/12(Thu) 08:39:49 編集(投稿者)

    3月11日であれから9年目。新型コロナの影響でなんだか霞んでしまったが私なりに思索を深めることで亡くなった人たちへの供養としたい。
    震災の意味を考えてみた。地球温暖化における地球の悲鳴ではないか。自然はもともと人間中心に回っていないのに、無理やり人間中心に回そうとしたのが地球温暖化ではないのか。地球の側、あるいは自然の側のしっぺ返しというか警告。それが震災。意志というよりも作用・反作用の自然法則ではないか。最近、熊やイノシシの都会近郊への出没も人間の側に原因があるらしい。自然と人間界の緩衝地帯である里山が荒れ放題の結果か。場合によっては現在における新型コロナも同根ではないのか。
    震災の教訓を考えてみた。防潮堤をいくら高く築いてもそれを乗り越えてくる大津波はあるものだ。絶対安全ということはありえない。それでは家屋は壊れても人の命を守るにはどうしたらいいのか。私はそこで提案したい。ライフジャケットを各家庭に国が配布すること、できれば居場所のわかるGPS付発信機をあわせて用意すること。そうすれば津波に流されても浮くことができるし、あとで捜索する場合見つけやすい。すでに学校の津波訓練で使用しているところもあるが、これを東日本の海岸線沿いの市町村の全家庭で大々的にやってもらいたいものだ。
引用返信/返信 削除キー/
■2469 / inTopicNo.54)  McCoy Tyner
□投稿者/ rest -(2020/03/09(Mon) 00:52:39)
    ジャズピアノ界の巨匠McCoy Tynerが6日に死去した。81歳。John Coltraneのカルテットで「バラード」や「至上の愛」などジャズ史上に残る名盤に参加した。ご冥福を祈ります。

      McCoy Tyner -Fly With the wind-1976

    https://www.youtube.com/watch?v=UZIXDTH-sLA
引用返信/返信 削除キー/
■2463 / inTopicNo.55)  内部留保の役割
□投稿者/ rest -(2020/03/06(Fri) 21:53:04)
    2020/03/07(Sat) 10:29:07 編集(投稿者)

    内部留保(利益剰余金)は金融業、保険業をのぞく全産業ベースで2018年には463兆1308億円もある。リーマンショック以降その蓄積傾向は強まったが今回の新型コロナウイルスの全世界的ショックも同様にその損失は計り知れない。場合によってはリーマンショックを超えるかもしれない。その損失を補填しカバーするのが内部留保の役割だ。はたして今回のショックは耐えられるか。
    それにしても非正規の賃金を安く抑えてため込んだ内部留保だから非正規の首切り合理化で乗り越えようなんて悪徳きわまりない。内部留保を崩さずにそのまま乗り切ろうとしたら非正規の首を切らざるを得ない。なんのための内部留保だ。こんな時のために内部留保はあるのだろう。損失の経営責任を非正規に転嫁するな。経営者は市民感覚を持って市民の社会的責任を果たせ。
引用返信/返信 削除キー/
■2461 / inTopicNo.56)  John Coltrane
□投稿者/ rest -(2020/03/05(Thu) 21:24:07)
引用返信/返信 削除キー/
■2459 / inTopicNo.57)  ブラックホールは存在しない2
□投稿者/ rest -(2020/03/04(Wed) 23:47:49)
      藤田のホームページ

     ttp://sg2.phys.cst.nihon-u.ac.jp/~fffujita/

     
    hを冒頭に追加してください。
引用返信/返信 削除キー/
■2458 / inTopicNo.58)  重力波への批判2
□投稿者/ rest -(2020/03/04(Wed) 22:46:37)
    重力波は重力子と無関係。

     「重力波はエーテルの亡霊」

      ttp://sg2.phys.cst.nihon-u.ac.jp/~fffujita/indexGRwave.html

      hを冒頭に追加してください。
引用返信/返信 削除キー/
■2451 / inTopicNo.59)  ブラックホールは存在しない
□投稿者/ rest -(2020/03/04(Wed) 11:54:11)
      間違いだらけの宇宙論

      ttp://www3.osk.3web.ne.jp/~redshift/index.html
引用返信/返信 削除キー/
■2450 / inTopicNo.60)  Stan Getz
□投稿者/ rest -(2020/03/04(Wed) 09:35:57)
引用返信/返信 削除キー/

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