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■20433 / inTopicNo.97)  Re[4]: 言葉する 分類的態度
  
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/01/16(Sun) 13:39:43)
    No20337(2-p139)に「範疇作用」ってあって、No20428(2-p142)に「範疇的態度」っていうのが出てきて、あと「範疇活動」っていうのもある。
    わたしそれぞれ、〈分類作用〉、〈分類的態度〉、〈分類活動〉ってしちゃてる。〈分類作用〉と〈分類活動〉っていうのは同じものとして見て〈分類作業〉って呼ぶことにした。「範疇」ってなんかかたいじゃん。

    メルポンのわたしの〈分類作業〉っていうのは、世界を分類することだけじゃなくて、分類されたそれぞれに名(語)をつける、っていうのね。そして〈分類的態度〉のひとつに〈分類作業〉がある、ってして見たのね。

    No20428(2-p142)の
    【分類の実験は患者におけるある根本的な障害の存在を示しているのであって、色の名称に関する健忘症は、そのもう一つの現れにすぎないであろう。なぜなら一つの対象の名を挙げるということは、それがもっている個性的なもの、それ独特のものから離れて、そこにひとつの本質、あるいはカテゴリーの代表を見ることだからである。患者が見本の名を挙げることができないのは、赤とか青とかという語の「語心像」を失ったからではなく、感覚的与件を一つのカテゴリーのもとに包摂する一般的能力を失ったからである。つまり、彼が範疇的態度から具体的態度に舞い戻ったからである。】
    っていうところ、

    で、ちょっと思ったんだけど、〈分類的態度〉には二つの側面があるって。

    a.個々を、共通性によって括りまとめ、名をつける。(分類作業)
    b.個を分類名で呼ぶ。

    の二つね。
    これについて書いて見る。
    ここでは絵文字がNGだから、書きずらいけど、なんとか表現してみる。
    簡単に、
    個々、〇□〇〇△△□△△があるとするよね。これを、
    〇〇〇
    □□
    △△△△
    ってするのね。
    そしてそれぞれに名をつけるのね。
    〇〇〇 ←ミカン
    □□  ←リンゴ
    △△△△←イチゴ
    って。
    「ミカン」「リンゴ」「イチゴ」は〈分類名(語)〉になるよね。
    こういうのがa(分類作業)。

    bは、
    わたしの前に実際に一個の〇があるのね。それをわたしは「ミカン」っていう名(分類語)で呼ぶ。こういうこと。
    実際に私の前にある一個の〇、これを「ミカン」っていう名(分類語)で呼ぶこと、これは〇に【カテゴリーの代表を見ること】だったり、〇をわたしが見て、わたしに感-知覚された〇という【感覚的与件】を「ミカン」という分類語で呼ぶことは、〇を【一つのカテゴリーのもとに包摂】してる、ことっていうことなんじゃないかって、ね。

    どうかしら?

    〈分類的態度〉っていうの、〈分類作業(分類と命名)〉と〈分類語での発語〉の両方の態度のこと、ってして見た。

引用返信/返信 削除キー/
■20429 / inTopicNo.98)  Re[3]: 言葉する
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/01/15(Sat) 17:36:35)
    メルポンの現象学に興味がない人には関係ない物語りなんだけど、でもね、こニーチェラブでは「言葉」を使って表現するの主じゃない。だから「言葉」についてのわたしの見方を考えておくことに時間をついやしてもいいかな、って。

    No20428のつづきね

    メルポンによると、失語症の例から、
    「語を条件づける発語(パロール)の機能」が発見され、言語は二つに区別されたみたい。

    *自動的言語
    第三人称的な運動現象にすぎない言語
    単なる呼称の手段としての語
    感情的な生活的な興味のない言語行使

    *意図的言語
    行動の道具としての語
    具体的な言語
    感情的な生活的な興味のある言語行使

    の二つね。たぶん。

    「言語」についてネット調べたなかに、言葉を第三人称的な運動現象として見ている例の一つとして、
    言語中枢 - 脳科学辞典 (neuroinf.jp)
    っていう科学的知見があるみたい。

    でも、「言葉」に関して、メルポンのはそういうんじゃなくて、ん〜ん、〈言葉を“対象として”見る〉っていうんじゃなくて〜。
    「話す主体が存在している」、「私が言葉する」っていう〈私の志向性〉を問題にしてるよな気がしてる。
    「科学」は、“すでにそこにあること”を点線でなぞってる、って、こんなようなことをメルポンは言っていたような。ん〜ん、「現象学」っていうフィロソフィアは〈原本に向かう〉、〈おのれを示す当ものへ向かう〉〈Xそのものへ向かう〉っていうことなのかもしれない、ってね。

    「範疇的態度」と「具体的態度」、
    次に「範疇的態度」について見て見ま〜す。

    つづク〜

引用返信/返信 削除キー/
■20428 / inTopicNo.99)  Re[2]: 言葉する
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/01/15(Sat) 15:08:09)
    このごろはメルポンの「言葉(parole)」についての見方を見てるんだけど、つづけます。
    メルポンのを見てて思ったんだけど、「言葉(パロール)」を運動とか働きとして見て、「言葉する」とか「パロールする」っていう表現の方がわたしにはわかりやすいって。

    No20271の〔失語症における経験主義と主知主義、いづれも説明として十分ではない〕のところに書いてあるのを書き写して見ます。

    【語の調音の障害たる構語不能不全(anarthrie)から、知能障害を必ず伴う真正の失語症が確認され、――事実上第三人称的な運動現象にすぎない自動的言語のほかに、大多数の失語症において問題となる唯一の機能たる意図的言語が見分けるようになったとき、失語症ならびに言語の理論は完全に一変したかと思われた。「語心像」の個体性は事実解体した。患者が喪失した正常人が所有しているものは、語の一定の貯蔵ではなく、それを使用する一定の仕方である。自動的言語の平面においては患者の思うがままになる同じ語が、動機なく自由にしゃべる言葉(langage gratuity)の平面においては彼から逃れる。――例えば医師の質問を拒むためには、すなわち現実に体験された否定を意味するときには、「否」という語を造作なく見いだす同じ患者が、感情的な生活的な興味のない言語行使においてはそれを発音することができないのだ。したがって語の背後に一つの態度が、つまり語を条件づける発語(パロール)の機能が発見されたのである。行動の道具としての語と、欲得を離れた単なる呼称の手段としての語とが区別された。「具体的な」言語は依然として第三人称的な過程であったが、動機のない自由な言語(langage gratuit)、本来の呼称は、思惟の現象となったのである。そして若干の失語症の起源は、ほかならぬ思惟の障害のなかに求められなければならないとされた。分類の実験は患者におけるある根本的な障害の存在を示しているのであって、色の名称に関する健忘症は、そのもう一つの現れにすぎないであろう。なぜなら一つの対象の名を挙げるということは、それがもっている個性的なもの、それ独特のものから離れて、そこにひとつの本質、あるいはカテゴリーの代表を見ることだからである。患者が見本の名を挙げることができないのは、赤とか青とかという語の「語心像」を失ったからではなく、感覚的与件を一つのカテゴリーのもとに包摂する一般的能力を失ったからである。つまり、彼が範疇的態度から具体的態度に舞い戻ったからである。これらの分析、その他の同様な分析は、一見、「語心像」の説の正反対にわれわれを導くように見える。というのも、言語は今や思惟によって条件づけられたものとして現れるからである。】

    失語症についてはわたしわかんない。これは横に置いといて。

    【「具体的な」言語は依然として第三人称的な過程であったが、動機のない自由な言語(langage gratuit)、本来の呼称は、思惟の現象となったのである。】
    【言語は今や思惟によって条件づけられたものとして現れるからである。】
    っていうところ、メルポンのはそういんじゃなくて、っていうことなんだと思う。
    言葉(パロール)は「思惟の現象」でも、「言語は思惟によって条件づけられたもの」ではない、って言ってるんだと思う。

    メルポンは【言葉(パロール)の現象】とか【語る(パロール)という現象】って言ってる。
    ハイデガーによると、現象学の「現象」っていうのは、「おのれを示す当のもの」っていうことだった。
    だから、「言葉(パロール)の現象」は〈言葉(パロール)の、おのれを示す当のもの〉、「語る(パロール)という現象」は〈語る(パロール)という、おのれを示す当のもの〉ってなる。メルポンはこういうんで「言葉(パロール)」を見よとしてるんで、言葉(パロール)を「思惟の現象」(思惟の、おのれを示す当のもの)として見ようとしてない、っていうことなんじゃないかしら。

    つづくよ

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■20345 / inTopicNo.100)  Re[1]: What do you Want to do? 8
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/01/10(Mon) 09:48:56)
    パニさんありがとございま〜す。まだわたしの物語りつづきそう。

    なんかいろんなのが浮かんじゃってきて、いろいろ考えちゃってるけど、それをまだ上手に言葉で表現できない感じ〜。
    ま、いいわ、とりあえず書いてくことにする。だって、自己に思われたものを“表現する”ことによって自己を知るみたいだし。

    No20337のつづきね
    わたし、「言語は意味をもっている」っていうの“あたりまえ”のようにわたし思える、って言ったけど、ちょっと想い出したのが、
    No11520「哲学者はまさに《自明なこと》の背後に最も困難な諸問題が隠れていることをも当然承知していなければなるまい。逆説的ではあるが、しかし深い意味をこめて、哲学とは平凡な事柄についての学であるとさえ言えるほどである」

    現象学って、だったね。

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■20294 / inTopicNo.101)  What do you Want to do? 8
□投稿者/ パニチェ -(2022/01/05(Wed) 21:41:33)
    トピ主:悪魔ちゃん

    引き続きよろしくお願いします。
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