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■20317 / inTopicNo.61)  年が明けました。
  
□投稿者/ みのり -(2022/01/08(Sat) 08:37:29)
    2022/01/08(Sat) 08:42:07 編集(投稿者)

    久しぶりに投稿です。 今年もよろしくお願いします。

    久しぶりの投稿ということもあり、今年もまたぼちぼちとですが続けて
    『ツァラトゥストラ』を読んでいきます〜、という報告も兼ねての投稿
    とさせていただきます。

    最近ぼちぼちにも程があるのですが、けして忘れたわけではないのです。
    (きっぱり!!!)

    今日は天気が良くて暖かくなりそうなので、暮れに剪定して庭に積みっぱ
    なしになってる木枝をゴミに出せるようにする作業を外でします。

    来週は時間がゆっくり時間が取れるので、また再開します。


    2022から変えてみたこと。

    @ パソコンマウスを左手で操作するようにした。
      慣れてきてだんだんと違和感がなくなってきて、右肩のコリが改善され
      てきた。

    A 血圧若干高め、しかし、まだ薬は服用したくない私は、いろいろと調べ、
      血圧が高くなる人は、呼吸が浅くて速い傾向があるのを知り、深くゆっくり
      の呼吸を心がけるようにしたら、これも慣れてきた。

    呼吸が浅く速いと、血流が悪くなり、それが血圧上昇の一因にもなるそう。

      
    合谷(ごうこく)という手のツボを、1日に3回くらい、休憩などで椅子に
      座った際に押す。
      
      この2つは、血圧低下にかなり効果があるようです。
      血流を良くして血圧低下させるので、血圧だけでなく、リラックス効果も含め
      心身にとてもいいようですね。

    B 一番弱いリーディンググラス(老眼鏡です(^▽^;)を購入し、かけてパソコン
      を見るようになった。 結果、目の疲れも改善された。
      視力がずっとよかった私は、眼鏡に抵抗があったのだけど、かけてみたら
      すっごいらくだとわかった。
      もっと早くかけておけばよかった。


    ではまた。^^


引用返信/返信 削除キー/
■20041 / inTopicNo.62)  年明けから
□投稿者/ みのり -(2021/12/21(Tue) 08:36:59)
    早いもので今日は12月21日。 今年も残りわずか。

    家の用事などで落ち着いて取り組む時間が取れそうもないので、
    年明け後、また『ツァラトゥストラ』を再開することとして、
    しばらくニークラへの投稿を休みます。

     
    少し早めですが。
    皆様、よいお年をお迎えください。^^

引用返信/返信 削除キー/
■20001 / inTopicNo.63)   Z 第一部 説話[21]
□投稿者/ みのり -(2021/12/18(Sat) 09:51:20)
    2021/12/18(Sat) 16:51:46 編集(投稿者)


    [21]自由な死について

    23、24は、後に続く25〜29の、イエス・キリストの死に関する言及の前書きに当たるのだと思います。

    ・・・・・
    23 すみやかな死を説教する者が来てくれればいいのだが! この者たちなら、
      生の木々をゆすぶる、おあつらえ向きのあらしになってくれるだろうに!
      だが、わたしが聞くのは、ただゆるやかな死を説教し、また一切の
      「地上的なもの」を忍耐するよう説教する声だけだ。
    ・・・・・『ツァラトゥストラ』上 ちくま学芸文庫 p131より引用

    大地(現実世界)ではなく、背後世界こそが真の世界であると説く者たちへの批判が語られている部分だと考えます。

    そして。

    25では、背後世界が真の世界だと説く者(キリスト教の聖職者など)が崇めるイエスの早過ぎた死が、人々にとって悲運であったと語られています。

    ・・・・・
    27 彼がなんとかして荒野にとどまり、善にして義なる者たちから遠ざかって
      いたなら! おそらく彼は、生きることを学び、大地を愛することを
      学んだであろう ─ さらには、笑うことをも!
    ・・・・・同書p132より引用

    ニーチェのイエス観が見て取れる文章だと思います。

    イエスが、司祭などの偽善的、形式重視の人々の言動を批判したり、当時の掟の一部を軽視する言動をしていたことから反逆者として注目され、死期を早めてしまったことを残念に思っているのですね。

    28では、イエスがツァラトゥストラの年齢(ツァラトゥストラの年齢設定いくつなのだろう?
    イエスの死が30歳ぐらいだったと思うので、40歳以上なのだと思う。序章でも、イエスより年上だという設定が書かれていたし。)まで生き延びていたなら、その教えを撤回しただろうに、と惜しむ内容が書かれています。

    29では、イエスはまだ成熟するところまでいっていなかったために、未熟な憎み方で人間と大地を憎んだ、としています。

    ツァラトゥストラ(ニーチェ)にとってイエスは、神ではなくあくまで一人の青年であり、高貴であったとしながらも(28に記述あり)、青年がゆえの未熟さを持つ者と考えていたのですね。

    このあたり、興味深い記述ですし、『ツァラトゥストラ』における重要な記述の一つになっているのだと思います。


    次回で、残り部分に少し触れます。









引用返信/返信 削除キー/
■19973 / inTopicNo.64)  Z 第一部 説話[21]
□投稿者/ みのり -(2021/12/16(Thu) 08:44:28)
    [21] 自由な死について

    ・・・・・
    11 わたしはきみたちに向かって、わたしの死を称える。それは、わたしが欲する
    がゆえに、わたしのところへやってくる、自由な死だ。

    12 して、わたしはいつ欲するであろうか? ─ 一つの目標と一人の継承者とを
      持つ者は、目標と継承者にとって然るべき時に死を欲するのだ。
    ・・・・・『ツァラトゥストラ』上 ちくま学芸文庫 p130より引用

    2 では、「然るべき時に死ね」ということが語られていて、また、15では、「歯の抜けた口には、もはやいかなる真理を口にする権利もない」ということも語られていて、ニーチェの「死」に対する考え方が垣間見えるものになっていると思います。
    大地において成すべきことを成したなら、自分が欲する時に死んでいきたい、という一つの美学のようにも私には感じられます。
    こういうところにも、ニーチェの理想の炎が燃えているのを感じますね。

    死ぬも生きるも自分の意志だけではどうすることもできない、というのが一般的な考え方というか観方なんじゃないかな、思うのですが、そうしたことを押しのける激しさがニーチェなのだろうな。



    この章、次回、最後まで読んでまとめます。
    投稿の時間がなかなか取れず、もしかしたら今年のうちに第一部を終えられないかもしれないけど、それはそれでということでやっていこうと思います。
    考えてみれば、諸価値は自分で創造せよ、とニーチェも言ってるんですものね。
    マイペースで行こう!




引用返信/返信 削除キー/
■19898 / inTopicNo.65)  Re[36]: Z 第一部 説話[20]
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/12/12(Sun) 10:49:30)
    No19886
    みのりさま、ありがとございます。

    あまり難しいことはわたしわかんない。
    ほら、わたしニーチェをスケベおやじって見てるから、
    なんか言ってやりたかっただけ。

    No19887
    パニさん、了解で〜す。




引用返信/返信 削除キー/
■19892 / inTopicNo.66)  Re[35]: 引用
□投稿者/ みのり -(2021/12/12(Sun) 10:15:52)
    >みのりさん、引用ありがとうございます。
    >お気遣いいただき、すんまそん♪
    >先のレスは半分は冗談っぽくカキコしたつもりでした。^^;

    いえいえ〜、こちらこそ。^^
    ありがとうございました。
引用返信/返信 削除キー/
■19891 / inTopicNo.67)  Re[34]: 引用
□投稿者/ パニチェ -(2021/12/12(Sun) 10:09:30)
    No19890に返信(みのりさんの記事)

    > パニチェさん、投稿ありがとうございます。

    > ニーチェとルー・ザロメ、パウル・レーの関係性について。
    > パニチェさんがまとめられたものと、私が読んでいたものから書かせていただいたものでは、内容に相違がありますね。
    > パニチェさんが書かれているものは詳細ですし、興味のある方はそちらを読まれるといいと思います。
    > (個人的には、ニーチェのこうした交友関係にはそれほど興味はなかったのですが、たまたま悪魔ちゃんへのレスとして触れました。そういえばあの本に少し書いてあったな〜、という感じで。)

    > ニーチェにとってのニヒリズムについての文章、パニチェさんの書かれたものの一部分を引用させていただきます。
    > (全文については直接にご覧ください。)


    > ・・・・・・・・・・
    > ニーチェが考えるところのニヒリズムの超克はニヒリズムの徹底と価値転換である。

    > 世界や生(人生)は無意味にして無価値、無目的であるからこそ、世界や生を認識し解釈することが可能な私たち(または個々人)にとって、意味や価値を創出できるような無垢なるキャンパスでありえる。
    >
    > 神によってトップダウン的に与えられた世界や生の意味や価値や目的は神の死によって喪失するが(受動的ニヒリズム=ペシミズム)、今度は神に代わって私たちが世界に意味や価値や目的を付与するという世界創造(世界の人間化)へと向う。

    > 自ら意味や価値を与えた世界は自分自身が世界の主人であることにおいて、一切肯定の「運命愛」に到達する。(能動的ニヒリズム)
    > ・・・・・・・・・・

    みのりさん、引用ありがとうございます。
    お気遣いいただき、すんまそん♪
    先のレスは半分は冗談っぽくカキコしたつもりでした。^^;
引用返信/返信 削除キー/
■19890 / inTopicNo.68)  引用
□投稿者/ みのり -(2021/12/12(Sun) 09:56:39)
    2021/12/12(Sun) 10:01:42 編集(投稿者)

    パニチェさん、投稿ありがとうございます。

    ニーチェとルー・ザロメ、パウル・レーの関係性について。
    パニチェさんがまとめられたものと、私が読んでいたものから書かせていただいたものでは、内容に相違がありますね。
    パニチェさんが書かれているものは詳細ですし、興味のある方はそちらを読まれるといいと思います。
    (個人的には、ニーチェのこうした交友関係にはそれほど興味はなかったのですが、たまたま悪魔ちゃんへのレスとして触れました。そういえばあの本に少し書いてあったな〜、という感じで。)

    ニーチェにとってのニヒリズムについての文章、パニチェさんの書かれたものの一部分を引用させていただきます。
    (全文については直接にご覧ください。)


    ・・・・・・・・・・
    ニーチェが考えるところのニヒリズムの超克はニヒリズムの徹底と価値転換である。

    世界や生(人生)は無意味にして無価値、無目的であるからこそ、世界や生を認識し解釈することが可能な私たち(または個々人)にとって、意味や価値を創出できるような無垢なるキャンパスでありえる。

    神によってトップダウン的に与えられた世界や生の意味や価値や目的は神の死によって喪失するが(受動的ニヒリズム=ペシミズム)、今度は神に代わって私たちが世界に意味や価値や目的を付与するという世界創造(世界の人間化)へと向う。

    自ら意味や価値を与えた世界は自分自身が世界の主人であることにおいて、一切肯定の「運命愛」に到達する。(能動的ニヒリズム)
    ・・・・・・・・・・
引用返信/返信 削除キー/
■19887 / inTopicNo.69)  皆様!(笑)
□投稿者/ パニチェ -(2021/12/12(Sun) 09:03:23)
    2021/12/12(Sun) 09:06:09 編集(投稿者)

    おはようございます、みのりさん、悪魔ちゃん、皆々様!(笑)
    横レス失礼します。

    No19886に返信(みのりさんの記事)

    > ■No19840に返信(悪魔ちゃんさんの記事)

    >>ザロメとニーチェの関係、ネットで調べたのね。

    >>ウィキによると、
    >>〔ルー・アンドレアス・ザロメ(Lou Andreas-Salomé、1861年2月12日 - 1937年2月5日)は、サンクトペテルブルク生まれのドイツの著述家、エッセイスト。ロシア語名ルイーザ・グスタヴォヴナ・サロメ。本名はルイーズ・フォン・ザロメ(Louise von Salomé)といい、"Henry Lou"の偽名を使うこともあった。〕

    >>〔1880年、ザロメは、チューリッヒ大学で宗教学、哲学、そして芸術史の勉強を始めた。1882年にパウル・レーと出会い、彼を介してフリードリッヒ・ニーチェと知り合う。ニーチェから求婚の申し出があるが、彼女はそれを拒絶した。のち同様に、ライナー・マリア・リルケからの求婚もやはり断っている。結局、1887年にイラン学者のフリードリッヒ・カール・アンドレアスと結婚している。
    >>ザロメはベルリンでは、フリードリッヒスハーゲン・グループに近づき、当時の著名人たちの知遇を得る。たとえば、ゲアハルト・ハウプトマン、フランク・ヴェーデキント、ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ、アルトゥル・シュニッツラー、ヤコブ・ヴァッサーマン、などである。こうした特別の交友関係を通して、彼女はライナー・マリア・リルケと知り合い、リルケとは2度ロシア旅行を共にしている。
    >>1911年、ザロメはヴァイマールで開催された国際精神分析会議に参加した後、フロイトの下で精神分析の知識を深めようとする。その後、彼女の夫がゲッティンゲン大学に招聘を受けたため、そのゲッティンゲンで彼女も精神分析の分析家として開業をする。彼女はゲッティンゲンで尿毒症により亡くなった。
    >>ザロメの広範囲にわたる学問的、文学的名著作は、20世紀後半に入って初めてその全体が収集、編集、校閲されて出版の運びにいたった。その文学作品や物語の中で彼女は、伝統的な世界の中で自分自身の道を歩み始めようとした近代的な女性たちのさまざまな問題を取り上げている。〕
    >
    > ニーチェは、もともと友人だったパウル・レー(男性)からそのルー・ザロメという女性を紹介され、ほどなくして結婚を申し込み、断られたそうです。
    > パウル・レーとルー・ザロメはもともと互いに好意を持っていたそう。
    > ニーチェはそうしたことに気づいていたのかいなかったのかだけど、ザロメの提案での三人での共同生活もし、ほどなくそれは破綻したそうです。
    > (100分de名著ブックス『ツァラトゥストラ』西 研 を参考にしました。)
    > ルー・ザロメは異性にもてたし、交流も自由奔放だったのかもですね。


    >>ニヒリズム、ネットで調べて見たのね。
    >>コトバンクでは、
    >>〔ニヒリズムNihilismus ドイツ語
    >>「虚無主義」と訳される。通説によれば、「ニヒリズム」はヤコービがフィヒテの知識学を非難して用いたのが最初だとされる。「ニヒリズム」はまた、19世紀の後半、ロシアの社会運動に現れた伝統的権威、政治社会上の諸制度、宗教などを否定し排斥する傾向をさし、盛んに用いられた。しかし今日、「ニヒリズム」ということばを耳にして普通念頭に浮かぶのは、もっぱらニーチェとその現代批判であろう。
    >>ニーチェによれば、「徹底したニヒリズムとは、承認されている最高の諸価値が問題になるようでは、生存は絶対的に不安定だという確信、およびそれに加えて、“神的”であり、道徳の化身でもあるような彼岸(ひがん)ないしは事物自体を調製する権利は、われわれには些(いささ)かもないという洞察のことである」が、現代はそのニヒリズムの到来の時代である。「私が語るのは来るべき20世紀の歴史である。私はやって来るもの、もはや別様にはやって来えないもの、つまりニヒリズムの到来を記すのだ」とニーチェは語る。〕

    せっかくニーチェクラブにおりますのでニーチェの生い立ちは。。。
    NIETZSCHE WONDERLAND > ニーチェ伝 を

    ニーチェ用語については
    NIETZSCHE WONDERLAND > 哲学的テーマをご参照下さい。


    ん?信用できないって?(笑)
    ニーチェ伝は私だけが書いたものではないし、ニーチェ用語はニーチェ辞典から引用しています。

    そこいらに転がってる解説よりはマシです。^^


引用返信/返信 削除キー/
■19886 / inTopicNo.70)  Re[31]: Z 第一部 説話[20]
□投稿者/ みのり -(2021/12/12(Sun) 08:31:56)
    2021/12/12(Sun) 08:36:16 編集(投稿者)

    悪魔ちゃん、こんにちは〜。

    No19840に返信(悪魔ちゃんさんの記事)
    > ■19825、みのりさま、お邪魔します、ちょと思ったんで、
    >
    > >22 かずかずの短い愚行 ─ それがきみたちのもとでは恋愛と呼ばれる。そして、きみたちの結婚は、一つの長い愚事として、かずかずの短い愚行を終わらせる。<
    >
    > ザロメとニーチェの関係、ネットで調べたのね。
    >
    > ウィキによると、
    > 〔ルー・アンドレアス・ザロメ(Lou Andreas-Salomé、1861年2月12日 - 1937年2月5日)は、サンクトペテルブルク生まれのドイツの著述家、エッセイスト。ロシア語名ルイーザ・グスタヴォヴナ・サロメ。本名はルイーズ・フォン・ザロメ(Louise von Salomé)といい、"Henry Lou"の偽名を使うこともあった。〕
    >
    > 〔1880年、ザロメは、チューリッヒ大学で宗教学、哲学、そして芸術史の勉強を始めた。1882年にパウル・レーと出会い、彼を介してフリードリッヒ・ニーチェと知り合う。ニーチェから求婚の申し出があるが、彼女はそれを拒絶した。のち同様に、ライナー・マリア・リルケからの求婚もやはり断っている。結局、1887年にイラン学者のフリードリッヒ・カール・アンドレアスと結婚している。
    > ザロメはベルリンでは、フリードリッヒスハーゲン・グループに近づき、当時の著名人たちの知遇を得る。たとえば、ゲアハルト・ハウプトマン、フランク・ヴェーデキント、ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ、アルトゥル・シュニッツラー、ヤコブ・ヴァッサーマン、などである。こうした特別の交友関係を通して、彼女はライナー・マリア・リルケと知り合い、リルケとは2度ロシア旅行を共にしている。
    > 1911年、ザロメはヴァイマールで開催された国際精神分析会議に参加した後、フロイトの下で精神分析の知識を深めようとする。その後、彼女の夫がゲッティンゲン大学に招聘を受けたため、そのゲッティンゲンで彼女も精神分析の分析家として開業をする。彼女はゲッティンゲンで尿毒症により亡くなった。
    > ザロメの広範囲にわたる学問的、文学的名著作は、20世紀後半に入って初めてその全体が収集、編集、校閲されて出版の運びにいたった。その文学作品や物語の中で彼女は、伝統的な世界の中で自分自身の道を歩み始めようとした近代的な女性たちのさまざまな問題を取り上げている。〕

    ニーチェは、もともと友人だったパウル・レー(男性)からそのルー・ザロメという女性を紹介され、ほどなくして結婚を申し込み、断られたそうです。
    パウル・レーとルー・ザロメはもともと互いに好意を持っていたそう。
    ニーチェはそうしたことに気づいていたのかいなかったのかだけど、ザロメの提案での三人での共同生活もし、ほどなくそれは破綻したそうです。
    (100分de名著ブックス『ツァラトゥストラ』西 研 を参考にしました。)

    ルー・ザロメは異性にもてたし、交流も自由奔放だったのかもですね。



    > ニヒリズム、ネットで調べて見たのね。
    > コトバンクでは、
    > 〔ニヒリズムNihilismus ドイツ語
    > 「虚無主義」と訳される。通説によれば、「ニヒリズム」はヤコービがフィヒテの知識学を非難して用いたのが最初だとされる。「ニヒリズム」はまた、19世紀の後半、ロシアの社会運動に現れた伝統的権威、政治社会上の諸制度、宗教などを否定し排斥する傾向をさし、盛んに用いられた。しかし今日、「ニヒリズム」ということばを耳にして普通念頭に浮かぶのは、もっぱらニーチェとその現代批判であろう。
    > ニーチェによれば、「徹底したニヒリズムとは、承認されている最高の諸価値が問題になるようでは、生存は絶対的に不安定だという確信、およびそれに加えて、“神的”であり、道徳の化身でもあるような彼岸(ひがん)ないしは事物自体を調製する権利は、われわれには些(いささ)かもないという洞察のことである」が、現代はそのニヒリズムの到来の時代である。「私が語るのは来るべき20世紀の歴史である。私はやって来るもの、もはや別様にはやって来えないもの、つまりニヒリズムの到来を記すのだ」とニーチェは語る。〕
    >
    > ニーチェの、「ニヒリズム」って言われてるみたいだけど、
    > 22を見る限り、ひがみズムとしか思えないのよね、わたし。妬みも入っていそうだから妬みズムでもいいかも。
    >
    > 『善悪の彼岸』は、じつは「善悪の僻み」だったりして。


    キリスト教による価値観は、根柢にルサンチマンが隠されている奴隷道徳的なものであるとニーチェは考え、それに安住するように生きることを批判しました。
    自分で倫理道徳を含めた価値観を創造せず、作られたものを信じ従うことで安住しようとすることを批判したのですね。
    ただ、こうしたものを否定してしまうと、何を指針として生きていけばいいのか、という迷いも、人々のなかに出やすいです。
    (言い換えれば、ニヒリズムに陥りやすくなりもする、ということ。)

    そこで、ニーチェは、意味や価値を自ら創造して生きることを人々に提唱します。
    もともと、意味や価値というものは何も決められていなかったにも関わらず、宗教など既存の価値観を生み出すものの支配によって、人々の間でその価値観が常識のようになってきただけなのだということ。
    そうしたものを退け、無価値化して自ら創造せよ。
    このことが彼の哲学の核心としてあるものだと思います。

    『ツァラトゥストラ』を読んでいると、たしかにたまに随分と独善的だなぁ。。と感じる文章もたまにあるし、そうしたものを読む人の感想も様々だと思います。
    私も、昨日書いた通りの感想がありますしね。
    ただ、それを大きく上回る感銘があるということです。
    多くの人々に読まれてきたというのが、私的には納得できます。
引用返信/返信 削除キー/
■19840 / inTopicNo.71)  Re[30]: Z 第一部 説話[20]
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/12/11(Sat) 19:26:03)
    ■19825、みのりさま、お邪魔します、ちょと思ったんで、

    >22 かずかずの短い愚行 ─ それがきみたちのもとでは恋愛と呼ばれる。そして、きみたちの結婚は、一つの長い愚事として、かずかずの短い愚行を終わらせる。<

    ザロメとニーチェの関係、ネットで調べたのね。

    ウィキによると、
    〔ルー・アンドレアス・ザロメ(Lou Andreas-Salomé、1861年2月12日 - 1937年2月5日)は、サンクトペテルブルク生まれのドイツの著述家、エッセイスト。ロシア語名ルイーザ・グスタヴォヴナ・サロメ。本名はルイーズ・フォン・ザロメ(Louise von Salomé)といい、"Henry Lou"の偽名を使うこともあった。〕

    〔1880年、ザロメは、チューリッヒ大学で宗教学、哲学、そして芸術史の勉強を始めた。1882年にパウル・レーと出会い、彼を介してフリードリッヒ・ニーチェと知り合う。ニーチェから求婚の申し出があるが、彼女はそれを拒絶した。のち同様に、ライナー・マリア・リルケからの求婚もやはり断っている。結局、1887年にイラン学者のフリードリッヒ・カール・アンドレアスと結婚している。
    ザロメはベルリンでは、フリードリッヒスハーゲン・グループに近づき、当時の著名人たちの知遇を得る。たとえば、ゲアハルト・ハウプトマン、フランク・ヴェーデキント、ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ、アルトゥル・シュニッツラー、ヤコブ・ヴァッサーマン、などである。こうした特別の交友関係を通して、彼女はライナー・マリア・リルケと知り合い、リルケとは2度ロシア旅行を共にしている。
    1911年、ザロメはヴァイマールで開催された国際精神分析会議に参加した後、フロイトの下で精神分析の知識を深めようとする。その後、彼女の夫がゲッティンゲン大学に招聘を受けたため、そのゲッティンゲンで彼女も精神分析の分析家として開業をする。彼女はゲッティンゲンで尿毒症により亡くなった。
    ザロメの広範囲にわたる学問的、文学的名著作は、20世紀後半に入って初めてその全体が収集、編集、校閲されて出版の運びにいたった。その文学作品や物語の中で彼女は、伝統的な世界の中で自分自身の道を歩み始めようとした近代的な女性たちのさまざまな問題を取り上げている。〕

    ニヒリズム、ネットで調べて見たのね。
    コトバンクでは、
    〔ニヒリズムNihilismus ドイツ語
    「虚無主義」と訳される。通説によれば、「ニヒリズム」はヤコービがフィヒテの知識学を非難して用いたのが最初だとされる。「ニヒリズム」はまた、19世紀の後半、ロシアの社会運動に現れた伝統的権威、政治社会上の諸制度、宗教などを否定し排斥する傾向をさし、盛んに用いられた。しかし今日、「ニヒリズム」ということばを耳にして普通念頭に浮かぶのは、もっぱらニーチェとその現代批判であろう。
    ニーチェによれば、「徹底したニヒリズムとは、承認されている最高の諸価値が問題になるようでは、生存は絶対的に不安定だという確信、およびそれに加えて、“神的”であり、道徳の化身でもあるような彼岸(ひがん)ないしは事物自体を調製する権利は、われわれには些(いささ)かもないという洞察のことである」が、現代はそのニヒリズムの到来の時代である。「私が語るのは来るべき20世紀の歴史である。私はやって来るもの、もはや別様にはやって来えないもの、つまりニヒリズムの到来を記すのだ」とニーチェは語る。〕

    ニーチェの、「ニヒリズム」って言われてるみたいだけど、
    22を見る限り、ひがみズムとしか思えないのよね、わたし。妬みも入っていそうだから妬みズムでもいいかも。

    『善悪の彼岸』は、じつは「善悪の僻み」だったりして。







引用返信/返信 削除キー/
■19825 / inTopicNo.72)  Re[29]: Z 第一部 説話[20]
□投稿者/ みのり -(2021/12/11(Sat) 11:55:28)
    パニチェさん、こんにちは〜。 レスありがとうございます。

    No19821に返信(パニチェさんの記事)
    > おはようございます、みのりさん。
    > 横レス失礼します。
    >
    > ■No19819に返信(みのりさんの記事)
    >
    >>ニーチェの理想に反するものに対しての否定が、引用外のこの章の文章でも際立っていて、ある意味においては独善的とも言えるし、嫌悪を覚える人もいるのだと思います。
    >>私も、嫌悪ではないけれど、独善的だなぁ。。と感じる部分は、ニーチェの言葉に感じることはあります。
    >>逆に言えば、ニーチェの妥協なしの心からの言葉が語られているということでもあり、それと対峙して、こちらも安易に妥協せずの感想を感じた際には、それをそのまま感じてみる。
    >>それでいいのではないか、と思います。
    >
    > みのりさんは大人だなぁ〜。
    > 私が女性ならひょっとしたら本を投げ出して、ここから先は読まないかもしれません(笑)。


    偉大な哲学者ニーチェの言葉を書物から読むと、おこちゃまな私にも冷静な感想が出てきたりはします。(笑)
    でも、もしニーチェが甥っ子で(ありえない設定 ´艸`)、お正月かお盆にでも会った時、

    「 22 かずかずの短い愚行 ─ それがきみたちのもとでは恋愛と呼ばれる。
       そして、きみたちの結婚は、一つの長い愚事として、かずかずの短い
       愚行を終わらせる。                       」

    とかと、言ってきたら「君、彼女はできたの? (;^ω^)」と静かにキレると思います。(しゃべれないけどドイツ語で^^)

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