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■19821 / inTopicNo.73)  Re[28]: Z 第一部 説話[20]
  
□投稿者/ パニチェ -(2021/12/11(Sat) 10:26:00)
    おはようございます、みのりさん。
    横レス失礼します。

    No19819に返信(みのりさんの記事)

    > ニーチェの理想に反するものに対しての否定が、引用外のこの章の文章でも際立っていて、ある意味においては独善的とも言えるし、嫌悪を覚える人もいるのだと思います。
    > 私も、嫌悪ではないけれど、独善的だなぁ。。と感じる部分は、ニーチェの言葉に感じることはあります。
    > 逆に言えば、ニーチェの妥協なしの心からの言葉が語られているということでもあり、それと対峙して、こちらも安易に妥協せずの感想を感じた際には、それをそのまま感じてみる。
    > それでいいのではないか、と思います。

    みのりさんは大人だなぁ〜。
    私が女性ならひょっとしたら本を投げ出して、ここから先は読まないかもしれません(笑)。
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■19820 / inTopicNo.74)  初冬の庭
□投稿者/ みのり -(2021/12/11(Sat) 09:46:42)
    コブシ、ミモザの新しい芽がもうだいぶしっかりと育ち、春を待っている。
    スイセンの蕾も黄色い色づきを見せて、冷たくなった空気の中にひっそりとたたずんでいる。

    採らずに残しておいた渋柿が熟れて甘くなったところを、野鳥が来て啄んでくれるので、枝の柿が残り少なくなった。


    見ていない間にも、一心に今を生き、それぞれの自然を続けているんだな。



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■19819 / inTopicNo.75)  Z 第一部 説話[20]
□投稿者/ みのり -(2021/12/11(Sat) 09:35:55)
    2021/12/11(Sat) 09:59:15 編集(投稿者)



    [20] 子供と結婚について

    一通り読んで、主旨と思われるものを、この章ではまとめてみます。

    まず。標題(タイトル)において、子供が結婚に先立って表されているのは、ニーチェ ─ ツァラトゥストラにとって、子供が結婚の本質であるがゆえ、と研究者が解していると、訳注p392にあります。

    たやすく結婚して子をもうける人間が多いけれど、ニーチェが本来の結婚と呼ぶべきものは、精神的に自立・自律した者どうしが結婚し、超人への憧憬を抱くような子を産み育てることである。
    このような結婚観がニーチェにとっての理想のようです。

    結婚をしない人も増えてきて、また、結婚と子供を結びつける考え方が一般的とも言えなくなっている現代の感覚からすると、一種の時代錯誤的な感覚とも言えるとは思います。
    こういうのを知るとニーチェ、考えが古いなぁ。。と、思う人ももしかしたら多いのかな。
    まぁ、実際、昔の人だし、現代の感覚とは違って当然なのだけど。

    しかし。結婚して、産まれた子供を安易に虐待してしまう場合というのが、昔も今もあるのはたしかで、そうした意味で、結婚して子をもうけるに際しての責任を自覚せよ、というニーチェの言葉から、厳しさだけを取るのではなく、そこに愛を感じたいと思います。

    少し引用します。

    ・・・・・
    7 きみは自分を生み殖やすにとどまらないで、生み高めるべきだ!
     そのためにこそ、結婚の園はきみの助けとならんことを!

    8 きみは一つのより高い身体を、一つの第一運動を、一つの自力でころがる
     車輪を創造すべきだ、─ きみは一人の創造者を創造すべきなのだ。

    9 結婚、とわたしが呼ぶのは、創造した者たち以上の者なる一者を創造しよう
     とする、二人の意志だ。
     このような意志を意欲する者に対する畏敬としての、相互の畏敬を、わたし
     は結婚と名づける。
    ・・・・・『ツァラトゥストラ』上 ちくま学芸文庫 p125〜p126より引用 

    ニーチェの理想に反するものに対しての否定が、引用外のこの章の文章でも際立っていて、ある意味においては独善的とも言えるし、嫌悪を覚える人もいるのだと思います。
    私も、嫌悪ではないけれど、独善的だなぁ。。と感じる部分は、ニーチェの言葉に感じることはあります。
    逆に言えば、ニーチェの妥協なしの心からの言葉が語られているということでもあり、それと対峙して、こちらも安易に妥協せずの感想を感じた際には、それをそのまま感じてみる。
    それでいいのではないか、と思います。





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■19766 / inTopicNo.76)  大豆ミート
□投稿者/ みのり -(2021/12/09(Thu) 13:13:24)
    先日、友人が「近くまで来たから〜」と、突然家に来た際。
    おしゃべりしてたらお昼時になったので、ありあわせの材料でカレーを作った。
    お肉がなかったのもあり、ちょうどあった大豆ミートをお肉代わりに入れて。

    健康志向の友人なんで、まぁまぁ合うんではないかな、と思い、食べながら、大豆ミートの味を尋ねてみたら、「食感は悪くないけど、後に大豆の味がちゃんとするね。」というなかなかに正直な感想を教えてくれた。

    そう、そうなのだ。 噛んだ食感は工夫されててお肉に近い歯ごたえなのだけど、
    枝豆を食べたみたいな味わいがやはり残る。
    でも、カレーには悪くないなと思った。
    枝豆を入れたカレーと思えば。

    お肉メニューの一工夫として、お肉と大豆ミートを半量ずつにして使ったりしたら、辛くならずにヘルシーにできるかもしれない。


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■19765 / inTopicNo.77)   Z 第一部 説話[19]
□投稿者/ みのり -(2021/12/09(Thu) 13:01:17)
    [19] 毒ヘビのかみ傷について

    ・・・・・
    3 善にして義なる者たちは、わたしを道徳の破壊者と呼んでいる。
     わたしの物語は道徳的ではないのだ。
    ・・・・・『ツァラトゥストラ』上 ちくま学芸文庫 p122より引用

    訳注p390に、
    Zの物語は古来の道徳と対立しており、その意味で「道徳的ではない」と言われる。
    とある。

    ・・・・・
    5 かくて、相手を恥じ入らせるよりも、むしろ腹を立てよ!
     かくて、きみたちが呪われるとき、わたしの気に入らないのは、きみたちが
     自分を呪う相手を祝福しようとすることだ。
     むしろ少しは、相手がきみたちを呪うのと調子を合わせて相手を呪え!
    ・・・・・同書 p122より引用

    相手を恥じ入らせる、というのは、悪に報いるに善をもってすることとあり(訳注p390より)、これは、「自分を呪う相手を祝福しようとすること」、と通ずるのだと思います。
    こうした偽善的、あるいは慇懃無礼とも言えるような方法をツァラトゥストラは、気に入らないとしたのだと私見ですが考えます。

    「むしろ少しは、相手がきみたちを呪うのと調子を合わせて相手を呪え!」
    とても人間的でいいですね。 なにより正直。

    この 5と、 先日引用した 6、
    ・・・・・
    6 かくて、きみたちに一つの大きな不正が加えられたなら、それに対して、
     すみやかに五つの小さな不正を報いよ!
     不正をひとりわが身に負って苦しんでいる者は、見るからにおぞましい。
    ・・・・・

    この二つがこの章のテーマとも言える、と訳注にあります。

    他の部分についてはさらっと目を通し、次の章に行きます。
    今年のうちにできたら第一部を終了したいので。


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■19723 / inTopicNo.78)  Z 第一部 説話[19]
□投稿者/ みのり -(2021/12/07(Tue) 08:23:10)
    2021/12/07(Tue) 08:32:22 編集(投稿者)

    [19] 毒ヘビのかみ傷について

    イチジクの木の下で眠っていたツァラトゥストラは、毒ヘビに頸を噛まれる。
    自分が噛んで入った毒によって、死にいたるだろうと毒ヘビはツァラトゥストラに告げたが、ツァラトゥストラは、「おまえは自分の毒を取り戻せ、おまえはそれをわたしに贈るほど豊かではない」というと、毒ヘビは彼の傷をなめた。
    というような記述から、この章ははじまっている。
    ・・・・・1 のまとめ 『ツァラトゥストラ』ちくま学芸文庫p121〜p122より

    まず、この寓話の意味するものについて、訳注も参考にして考えてみる。
    訳注p390に、「ひとに呪詛されるのに対して祝福をもって応えるのは、非人間的なことである」というのが『善悪の彼岸』181にあり、という記述がある。
    (19-6の解説として)

    6には、
    ・・・・・
    6 かくて、きみたちに一つの大きな不正が加えられたなら、それに対して、
     すみやかに五つの小さな不正を報いよ!
     不正をひとりわが身に負って苦しんでいる者は、見るからにおぞましい。
    ・・・・・
    とあり、

    こうしたことから考えると、ヘビの寓話は、
    「敵を愛し迫害する者のために祈れ」というキリスト教を背景とする奴隷道徳的な発想と対立する道徳観を表現するものとして出されているのだと思います。

    (噛んだヘビが自分の毒による呪いを伝えたのに対して、その行為をただ許すのではなく、自分にとってはなんの効力もないものであることを相手に伝えることにより、報いを与えている。)


    後日また内容に入り読んでいく中で変わるかもしれないけれど、現段階ではこのように読んでみます。




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■19642 / inTopicNo.79)  ウィトゲンシュタイン
□投稿者/ みのり -(2021/12/03(Fri) 09:27:50)
    ウィトゲンシュタインの入門書を二冊、それぞれ紹介いただいたものに眼を通してはみたけれど、どちらも難しかったです。。。
    なんていうか、それらを読む前の哲学的基礎がないと理解できないのだろうな、と感じました。

    NHKから出ている『はじめてのウィトゲンシュタイン』だったかのタイトルのも、ごく最近買って目を通したけれど、前の二冊よりは少しわかりやすい感じはありながらもやはり難しい。。。
     ↑
    本棚に行って確かめてないので、タイトルがちょっと違うかもです。

    でもこの本は、筆者の方のこちらに語り掛けてくるような文章によって、読んでみたいという気持ちは起きる、でもやはり難しい。。という本だと個人的には感じます。

    ウィトゲンシュタインの伝記のような内容もあるし、そこを読むだけでもおもしろいと思います。

    彼が『論考』を書き上げ、小学校教師になった時、生徒に癇癪を起し暴力を振るうこともあったそうで。
    そうしたことがもとで退職し、裁判沙汰にもなった際、彼は自分の証言を自分に有利なように偽証したことを後に後悔し、精神的にも苦悩したそうです。
    後年、自ら、その際の生徒に謝罪に出向いたと書かれていました。

    とても不器用だけれど、自分には嘘のつけない人だったんだな、と感じます。
    そうした気質が、哲学にもいかされ、妥協を許さない追求に向かったのだろうな、と思います。
引用返信/返信 削除キー/
■19627 / inTopicNo.80)  Z 第一部 説話[18]
□投稿者/ みのり -(2021/12/02(Thu) 14:56:49)
    [18] 老若の女どもについて

    興味がわくというかおもしろいと感じる文章を抜粋します。

    ・・・・・
    14 もろもろの、あまりにも甘すぎる果実─戦士はそれを好まない。
      それゆえ、戦士は女を好む。最も甘い女でさえも苦いのだ。
    ・・・・・『ツァラトゥストラ』上 ちくま学芸文庫 p119より引用


    「あまりにも甘すぎる果実」について、訳注を見ると、第二部6「賤民について」参照とあり。
    そこには、
    ・・・・・
    6 彼らの手にかかると、果実は甘ったるくなり、熟れすぎる。
     彼らのまなざしを受けると、果樹は風に折れやすくなり、その梢は枯れる。
    ・・・・・同書 172より引用

    甘すぎる果実を好まず、戦士は苦くても女性を好む、ということ。
    戦士というのは、勇敢な男性の喩えなのだろう。

    ・・・・・
    22 女が憎むとき、男は女を恐れよ。というのは、男は魂の底においてただ悪で
      あるだけだが、女は魂の底において低劣であるからだ。
    ・・・・・同書p120より引用

    訳注p388によれば。
    男は強くて自由なもの、支配者的人間として価値評価する(悪 ─ 尊大、軽蔑)
    女は奴隷道徳の本能を持つ(低劣 ─ 憎しみ、ルサンチマン)
    とある。

    とりあえず、ニーチェはこのように、男女の性向の違いを分けて考えていた、ということなのだろうか。
    実際には、男女の違いによるものというよりは、個人差だとは思うけど。
    ニーチェの時代のそれによる制約というのと共に、ニーチェの個性としてこのような考え方を身につけていたのだろうか。


    次回から、次の章に行きます。「毒ヘビのかみ傷について」。

引用返信/返信 削除キー/
■19623 / inTopicNo.81)  削除
□投稿者/ みのり -(2021/12/02(Thu) 02:10:23)
    19565と19581は、削除しました。

    別なところに編集し直しして投稿したので。
引用返信/返信 削除キー/
■19613 / inTopicNo.82)  pipitさんへ
□投稿者/ みのり -(2021/12/01(Wed) 22:18:13)
    気にしないでください。

    考えてくれてありがとう〜。
引用返信/返信 削除キー/
■19612 / inTopicNo.83)  みのりさんへ
□投稿者/ pipit -(2021/12/01(Wed) 22:16:11)
    ありがとうございます、再度読みました!

    ご存知の上での、
    No19581 だったのですね。

    pipitの関連投稿は削除しておきますね。
    余計なことをして、失礼いたしました。
    m(_ _)m




引用返信/返信 削除キー/
■19611 / inTopicNo.84)  pipitさんへ
□投稿者/ みのり -(2021/12/01(Wed) 22:10:39)
    私のここでした19581を見てください。

引用返信/返信 削除キー/

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