| おはようございます、floraさん
小澤征爾のドキュメント見ました。ありがとうございます。
75歳だったんですね、喉頭癌になったのって。コバケンが80超えても元気に振っているのをみると、健康管理がよく出来ているんでしょうね。彼は視力に問題があり、目の手術はやっています。80歳でチャイコフスキーの交響曲全曲演奏の企画があり、コロナで1年延期になりましたが全部やりました。
ドキュメントでバルトークの「青ひげ」をやっていましたね。昔エキストラで新日へ行った時、小沢さんで「青ひげ」やった記憶があります。日本語でやったので覚えています。当時はまだ(舞台の横とか上にに流れる)字幕スーパーがなく、観客に言葉がわかる方が良いとの小沢さんの希望があり、和訳を外注するお金がないので団員の人が作ったという記憶があります。
青ひげはバルトーク唯一のオペラで、歌手は青ひげとユディットの二人しか出てきません。後は最初に語りが入るのと、セリフのない前妻(たち)が出てきます。あのドキュメントでは男性ダンサーが踊っていますが、あれは演出です。
手が自由に動かなくなったり、体力が原因でコンサートをキャンセルしたり、ああいう小沢さんの姿も道義の引退決意の一つの原因なのでしょうね。
小沢さんのことで記憶に残っているのは、異常な耳の良さがあります。武満のノヴェンバー・ステップスをやったとき、リハーサルでハープの低音のトーンクラスタで音が違ってたらしく「もう一度弾いて」と小沢さんが言い、ハープ奏者がもう一度弾くと、「どこそこの音が違う」と指摘していました。低音のトーンクラスタというのはピアノの低い方の鍵盤をコブシか平手で叩いたような音のことです。
シェエラザードである部分で金管を振ったとき、指揮棒から出た何かが弦楽器、木管を越え金管に届いているよなうに見えました。
あとは前も書きましたがオーケストラ全員の人を振ることができることでしょうね。
小沢さんは若い頃から、朝、4時半か5時に起き勉強していたそうです。今、ボクが朝勉強するのも(ボクの場合は楽器ではなくいわゆるお勉強)それを真似たもので、人それぞれでしょうが、ボクには合っています。
|