| 1987 年に発表されたブルントラントレポート「私たちの共通の未来 Our Common Future」で持続可能な開発とは 「将来の世代が自分のニーズを満たす能力を損なうことなく現在のニーズを満たす開発」と定義されました。
これがSDGsの基本になっています。 「将来のことも考えずに今やりたいことだけをしていては将来の世代にツケが回ってくる」とボクは解釈しています。
例えばエネルギー、今、私たちの生活を支えるために膨大な電気エネルギーを使っています。チェルノブイリ、福島の事故により原子力発電の安全神話は崩れ、太陽光、風力、地熱を利用した発電も行われていますが、再び化石燃料の使用が増えました。それによって発生する二酸化炭素による地球温暖化が進んでいます。
それでは地球が温暖化しなくなるまで電気使用量を減らせるか?というと無理なのです。温暖化によって夏の平均気温が上がり、熱中症にならないようエアコンをつけましょう、というのは、既に負のスパイラルに入っていると言えます。 これはエネルギー政策に関して言えば持続可能な開発をして来なかったということです。需要が安全供給レベルを超えている訳です。
第2回の講義では、自宅での節電に関するレポート提出がありました。そういう身近なことからも実行できるのがSDGsなのです。1人ひとりの小さな心配りでも状況を改善できるのです。決して焼け石に水ではありません。
ボクには娘が二人います。彼女たちがボクの年齢になった時、地球環境が悪くなっていないことを願わずにはいられません。
|