| おはようございます、floraさん
今回のホームズは「瀕死の探偵」でした。原作を読み直すとびっくりするのですが、物語の膨らませ方が尋常ではありません。 原作はホームズが病気に罹ったところから始まります。一方、ジェレミー・ブレット版の「瀕死の探偵」は全体で53分、原作部分が始まるのはその37’22”からです!それまでの部分は原作の屋台骨はそのままにした大改修大増築工事といって良いと思います。ドイルもびっくり、これを見たらどういう感想を持つか興味深いところです。 カーペットに乗って廊下を滑る競技などは???と思うのですが、全体としてはよく出来ていると思います。
特に最後、 ホームズ:「何としても、君とハドソンさんが、僕が危篤だと信じることが必要だった。さもなければ、スミスに感づかれたことだろう」 ハドソン夫人:」「あきれた!なんてこと!ホームズ先生、あなたはロンドン一質(たち)の悪い間借り人です!」 やアデレードの娘がホームズにお礼に行く場面、 ホームズが娘をレディ扱い(握手を求められて急いで手袋を脱ぐとか)したり、唇だけで瞬間微笑み、娘も同じように微笑み返す場面など、温かみを感じます。
このアデレード役の女優さん、見たことあります。
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