■20806 / inTopicNo.50) |
日記
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□投稿者/ pipit -(2022/02/13(Sun) 16:25:02)
| 2022/02/13(Sun) 19:30:37 編集(投稿者)
No20805 > 今の段階での私見を書きます。 (1)主体に感性的直観として何か(たとえば色や音のクオリア的なもの)が現れたとき、 現れたものは、主体にとって、まだ客体対象としての意味は持っていないとするのが、山下先生の考え方かなと思いました。 (2)それで現れたものが、主体にとっての意味として分別される状態が、「意識システム」(悟性)と言ってるのではないかと思いました。 意識システムにおいて、感じたものを考えてある規則に従って分別されてるとしたとき、 (3)そのさまざまな規則を考察して、その規則がどのような原理に乗って動いているのか、を推論するのが、「認識システム」(理性)と言ってるのではないかと思いました。<
カントは『純粋理性批判』のB356あたりで
『わたしたちのすべての認識は、感覚能力に始まって知性を経由し、理性で終わる。直観の素材に働きかけて、思考の最高の統一のもとにもたらす能力としては、理性より高次のものは存在しない。』 (中山元先生訳、第4巻p28、中山先生独自番号383)
と述べてて、その箇所の英訳が、
============= A. OF REASON IN GENERAL.
All our knowledge begins with sense, proceeds thence to understanding, and ends with reason, beyond which nothing higher can be discovered in the human mind for elaborating the matter of intuition and subjecting it to the highest unity of thought.
https://www.gutenberg.org/cache/epub/4280/pg4280-images.html#chap64
Title: The Critique of Pure Reason Author: Immanuel Kant Translator: J. M. D. Meiklejohn
===============
なのですが、この英訳から単語を抜きだして、上記私見に対応させると、
(1)感性 sense ↓ (2)知性(悟性) understanding ↓ (3)理性 reason
になるのかなと思いました。 英単語も対応させてみると、私の場合は、理解の補助になることも多い気がしています。 (ほんとにそうなのか、いいのかわるいのか、などは自分ではわかりませんけど)
抜き出した部分 All our knowledge begins with sense, proceeds thence to understanding, and ends with reason,
読解、疲れた!!
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