| 2021/09/16(Thu) 09:29:26 編集(投稿者)
おはようございます。 昨日参照したkindleは丘沢静也訳。 中学生のとき何故か買った吉沢伝三郎訳を今朝探し出して見ましたが、解釈に影響するような違いはないと思います。
みのりさんの投稿とかぶって申し訳ないですが、最後に自分なりのまとめを投稿させてください。
冒頭で、友(君)が毒バエに刺されていることを指摘し、孤独の中へ逃げよ、と忠告する。 次に、孤独の無い市場において起きている騒ぎ・ハエの様子を描写(既に皆さんの解釈が)。 表面的に優れているように/偉大であるように見せる人物・俳優に大衆は群がり追従する。 しかし彼らは、内面的に真に優れている(高等・高貴な)人物に触れると、自らの小ささを自覚する苦痛から復讐を始める。それが毒バエとして相手を刺すこと。 だから、君の隣人はつねに毒バエであり君を刺し続ける。 冒頭の指摘の意味がここまでで説明され、そして再度、孤独の中に逃げよと忠告。
それで昨日私は 「高貴な人間に触れる→大衆が毒バエとなる」 と変貌するように書きましたが、 市場の説明の最初に「毒バエが唸って飛び回る」旨書かれているので、最初から毒バエではあるのでしょう。ただ、高等な人間に触れることで実際に刺し始め毒性も濃くなるということかと。
突然の乱入失礼しました。これで終わります^^
|