| 2021/09/24(Fri) 08:31:20 編集(投稿者)
[14] 友人について
・・・・・ 10 自分の友人において自分の最善の敵を持つべきである。 きみが彼に逆らうとき、きみの心は彼に最も近づいているというよう であるべきだ。 ・・・・・『ツァラトゥストラ』上 ちくま学芸文庫 p102より引用
率直な考えを友人に伝える時、きみの心は友人に一番近づく。 こう読みました。
・・・・・ 11 きみは、自分の友人の前では、なんの衣服も身につけないでいたいと 思うのか? あるがままのきみを彼に示すことが、きみの友人の名誉になるという わけか? だが、そんなことをすれば、彼はきみを悪魔にくれてやりたいと思うだろう。
13 きみは自分の友人のために、どれほど美しく着飾っても、着飾り足りない。 というのは、きみは彼にとって、超人へ向かう一本の矢、一個の憧憬で あるべきだからだ。 ・・・・・同書 p102より引用
これらの部分、深く読まないと痛い人が作られそうだな〜。 友人から称賛されるようなきみになるべし、と語っていると受け取とってしまうと、 表面的な、薄っぺらい話になってしまうと思う。
ようは、「普段から向上心を持っていなさい。向上心を持っているきみとして 友人と接しなさい。」ってことだと思います。
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