| 2021/09/27(Mon) 07:50:51 編集(投稿者) 2021/09/27(Mon) 07:47:47 編集(投稿者)
『ツァラトゥストラ』では、ツァラトゥストラの説法に際して様々な例え話が されている。 仏教でもさまざまな例え話が用いられていることを思い出し、そこから玉虫厨子 にたどり着いた。
玉虫厨子には、餓えた虎の母子に自らの身体を与える仏陀の過去生の物語が 描かれているそうなのだ。 若い頃に法隆寺を何度も訪れていたのに、その頃には、玉虫厨子にそうした ものが描かれているということをまったく知らずに何気なく見て通り過ぎて いたのだと思う。
今回、『ツァラトゥストラ』を読み始め、仏陀のそうした物語を思い出し、 調べていくと、過去に何気なく通り過ぎていた玉虫厨子にたどり着いたのだから おもしろいなと思う。
仏教を信仰している人、仏陀をとても敬う人にとっては、比喩や物語ではなく 実際にあった話なのだと、その話を思う人もいるのかもしれない。 もちろん、そういう人の思いは大切にしたいけれど、あくまで私の中ではだけど、 それは物語、創作だと感じる。 私にとってはそうではあるけれど、伝えたい何かというのはそれであっても伝わって くる。
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