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■11171 / inTopicNo.61)  Re[31]: pipitさまへ
  
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/02/23(Tue) 19:14:57)
    pipitさまへ、いつもお世話になってま〜す。

    pipitさまは「カントのが書いた書物の訳本」持ってるよね(わたし持ってないけど、フッサールやメルポンのは持ってるけど)。だったら、「それ」からpipitさまが考えた方がいいんじゃないの?

    わたし思うんのね。〈解説書〉って、「カントの」じゃないと思う。〈カント著を読んだ人の〉になっちゃてるってるって思ってるのね。なにも〈それ〉から「カントの」を理解する必要はないと思う。

    わたしpipitさまが紹介してくれた、【中山元先生訳の『純粋理性批判』のところ】だけはわかりやすかったで〜す。


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■11172 / inTopicNo.62)  Re[32]: pipitさまへ
□投稿者/ pipit -(2021/02/23(Tue) 19:28:48)
    悪魔ちゃんこんばんは。

    では、とりあえず

    > W石川先生(文康先生、輝吉先生)の本にそれぞれ、別構想があったと載ってた気がするけど、また読めるときに探してみます。<

    この部分の引用はやめておきます
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■11183 / inTopicNo.63)  超越論的論理学
□投稿者/ pipit -(2021/02/24(Wed) 17:41:49)
    みなさまこんばんは。

    No11121で、カント的論理学の定義を読みました。
    論理学は知性一般の規則の学であり、カントにとっては、知性とは概念を使って判断する能力ですね。

    今、私は、一般論理学と超越論的論理学の区別を理解しようとしてます。

    ・・・・・・・・

    引用するために入力してたのですが、どうしても引用過多になりそうで、著作権侵害の心配があるので、思い切って引用なしで書き込みしようかと思いはじめています。

    読む箇所は、『純粋理性批判2』カント、中山元先生訳、p25.26、 カントの文章で言えばB80あたり(訳本の下ページに対応ページ載ってるのですが、ずれてる可能性もあるのであたりつけときます)

    (pipitの感想)
    (カントの頭にある)一般論理学は認識の内容を切り捨て、認識と客観との関係をすべて無視して、認識相互の関係の論理的な形式にのみ言及する。
    多分、アリストテレスの三段論法とかのことなどが、カントの頭の中にあるのかな?

    それに対して、超越論的論理学とは、認識のすべての内容を切り捨てない、認識の起源も考察する、論理学になる、と言ってるね。

    カント的には、論理学とは知性の規則の学で、
    一般論理学は内容に関わらず、例えば概念と概念との関係的動き方のみを考察対象とし、
    超越論的論理学は、対象、に、アプリオリに関わる、対象に対しての知性の規則、を考察するのかな。

    まだわからんけど、前よりははっきりした気がするな。

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■11210 / inTopicNo.64)  一般論理学について
□投稿者/ pipit -(2021/02/26(Fri) 21:06:08)
    B82〜B84あたり

    (pipitの感想)

    真理とは認識がその対象と一致することである、と定義なされた場合、
    真理の《普遍的で確実な》基準を内容(素材)面から規定することは、自己矛盾となる。(Aにのみ当てはまる素材はBに当てはまらないからね)
    ということで、内容を無視するとなると、形式面から真理の《普遍的で確実な》基準を提示するしかない。

    だが、(形式を精査する)一般論理学だけでは、基準として十全ではない。
    (カントのこの論述内では、真理は【対象と】認識の一致という意味が与えられてるからね)

    なぜなら、一般論理学の論理的形式に適合している認識でも(合理論みたいな考え方のことかな?)、対象にかんしては矛盾することがあり得るから。

    一般論理学は、真理の必要条件であるが、消極的な条件であり、その条件を超えることができない。

    一般論理学には、形式にかかわる誤謬ではなく、内容にかかわる誤謬を発見できるような試金石は存在しない。

    ・・・続く





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■11218 / inTopicNo.65)  一般論理学について
□投稿者/ pipit -(2021/02/27(Sat) 10:18:28)
    おはようございます。フローラさんの体調がはやくよくなりますように



    B85あたりの

    (pipitの偏見入った解釈)
    一般論理学は、知性と理性による働きのうちの形式面ををさまざまな要素に分解して、人間の認識の論理的な判断の要素として提示する。
    そのような論理学は、【論理学の分析論】と呼べる。

    しかし、論理形式が論理法則と一致してようが、内容は捨てられてるものなので、認識の素材(内容)についての(客観的な)真理を示すには不十分だ。

    このことを考慮せずに、一般論理学を道具として、対象認識を獲得しようとする動きが、歴史を見るに、あった。
    つまり、(消極的)基準にすぎないものを、用途に合っていない、(積極的)道具として使われてしまう。

    そのように使われてしまった一般論理学は、【論理学の弁証論】と呼ばれる。

    (pipitの感想)
    カントの中では、弁証論は、詭弁を駆使するソフィストの論理学として捉えてるみたい、、、と感想書いたら、B86で、そういうことについて述べてるみたい。
    また見ていこう。
    私的感想から言えば、カント的弁証論の意味は、「二枚舌」や、「両舌」をイメージして読み進めばいいんじゃないかな、と思っています。

    カントは論理学を、【分析論】と【弁証論】に分けて考察していくようです。
    一般論理学に、分析論と弁証論があるように、
    超越論的論理学も、【分析論】と【弁証論】に分かれる、と。
    分析論が、カテゴリー、
    弁証論が、二律背反の話題みたいですね。

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■11219 / inTopicNo.66)  英訳文
□投稿者/ pipit -(2021/02/27(Sat) 10:45:37)
    General logic, then, resolves the whole formal business of understanding and reason into its elements, and exhibits them as principles of all logical judging of our cognitions.

    ちょっと試しに投稿させてもらいますm(_ _)m
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■11220 / inTopicNo.67)  Re[37]: 英訳文
□投稿者/ pipit -(2021/02/27(Sat) 10:59:37)
    No11219
    あ、投稿できますね(^O^)
    時々投稿を拒否されるのですけど、禁止ワードか、分量が多すぎるのか(パニチェさん、どうぞ気になさらないでください!なるがままで^_^)

    この英訳は、多分150年くらい前に出版されたものかな?
    J.M.D.Meiklejohnさんによる英訳です。

    11219の訳で、おもしろく感じたのは、the whole formal business of understanding and reason という箇所で、悟性と理性のすべての[フォーマル ビジネス]という単語で訳されてたところです。

    中山元先生は、『知性と理性による認識の〈形式〉にかかわるすべての作業』と日訳されてて、作業がビジネスに対応するところかなあと思ったのですが、悟性と理性がビジネスしてる感じで、なんか微笑ましくなりました。せっせ、せっせ、みたいな。
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■11287 / inTopicNo.68)  構成
□投稿者/ pipit -(2021/03/04(Thu) 23:03:26)
    超越論的な原理論は、超越論的な感性論と超越論的な論理学に分別される。

    超越論的な論理学は、分析論と弁証論に分別される。

    分析論は、概念の分析論と、原則の分析論に分別される。


引用返信/返信 削除キー/
■11288 / inTopicNo.69)  Re[39]: 構成
□投稿者/ pipit -(2021/03/04(Thu) 23:45:19)
    No11287に返信(pipitさんの記事)
    > 超越論的な原理論は、超越論的な感性論と超越論的な論理学に分別される。
    >
    > 超越論的な論理学は、分析論と弁証論に分別される。
    >
    > 分析論は、概念の分析論と、原則の分析論に分別される。<

    んーなるほど。

    カントにとっては、一般論理学を
    >General logic, then, resolves the whole formal business of understanding and reason into its elements, and exhibits them as principles of all logical judging of our cognitions. <
    知性の動き方の形式を各要素に分解分析した学ととらえたように、

    対象に人間がアプリオリに関わる領域での、内容を切り捨てない、知性の機能の形式の分解分析が、超越論的論理学の中の『分析論』で、その中でのカテゴリー(純粋悟性概念)の〈発見〉とその提示が、『概念の分析論』ということかなと思いました。

    『概念の分析論』と名付けてるけど、何かの概念を分析するということではなく、知性という能力そのものを分析することを目指す、とありますね。
    B91あたり。

    By the term Analytic of Conceptions, (略)I mean (略)dissection of the faculty of understanding itself, (略)We shall therefore follow up the pure conceptions even to their germs and beginnings in the human understanding, in which they lie, until they are developed on occasions presented by experience, (略)

    知性の機能に内蔵されている?概念たちを分別してみるんだね。

    変な略し方してるかもなので、略なしバージョンもコピペします。
    B91あたり?

    By the term Analytic of Conceptions, I do not understand the analysis of these, or the usual process in philosophical investigations of dissecting the conceptions which present themselves, according to their content, and so making them clear; but I mean the hitherto little attempted dissection of the faculty of understanding itself, in order to investigate the possibility of conceptions a priori, by looking for them in the understanding alone, as their birthplace, and analysing the pure use of this faculty. For this is the proper duty of a transcendental philosophy; what remains is the logical treatment of the conceptions in philosophy in general. We shall therefore follow up the pure conceptions even to their germs and beginnings in the human understanding, in which they lie, until they are developed on occasions presented by experience, and, freed by the same understanding from the empirical conditions attaching to them, are set forth in their unalloyed purity.

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■11289 / inTopicNo.70)  Re[29]: 超越論的論理学!知性の働き
□投稿者/ pipit -(2021/03/04(Thu) 23:58:17)
    カント的知性の復習

    No11121に返信(pipitさんの記事)
    > まずは、一般論理学と超越論的論理学の区別を、自分の中ではっきりと理解したいのですが、そもそも、論理学って?で、カントの定義としては、
    > 『論理学は知性一般の規則の学である。』中山先生訳『純粋理性批判2』p20より引用
    > とありました。
    >
    > ではでは、カントにとっての知性って、なにもの?から読書をはじめてみます。
    >
    > (カントの文章)中山元先生訳。中山先生による補注[]は省略してみます。
    >
    > B93あたり。『純粋理性批判2』p50〜
    > 『すべての直観は、感覚的なものであって、触発によって生まれるが、
    > 概念は機能(フンクツィオン)によって生まれる。
    > わたしがこの〈機能〉という語で意味しているものは、心に思い描かれたさまざまな像を一つの共通の像のもとに秩序づける行為の統一的な作用のことである。
    > だから、感覚的な直観作用が印象の受容性に根拠づけられているように、概念の営みは、思考の自発性に根拠づけられているのである。
    > 知性はこれらの概念を、ただ判断するために使用することができる。
    > ところで直観を除くと、心に思い描かれたいかなる像も、対象に直接かかわるものではない。
    > これと同じように概念もまた、対象と直接にかかわることはない。
    > 概念が直接に関係するのは、対象についての像であり、これは対象とは異なるものである。
    > だから判断とは、対象についての間接的な認識であり、対象の像についての像なのである。
    > (略)
    > このようにすべての判断は、わたしたちのさまざまな像を統一する働きをする。
    > まず対象と直接にかかわる像が存在し、その上位に、その像とそのほかのさまざまな像を含む高次の像があり、これが対象を認識するために利用される。この高次の像において、ほかのさまざまな可能的な認識が、一つにまとめられる。
    >  ところでわたしたちは、知性のすべての振舞いを結局のところは判断とみなすことができる。
    > だから知性とはそもそも判断を下す能力と考えることができる。
    > すでに述べたように知性とは、思考する能力だからである。
    > 思考とは、概念によって認識する行為である。
    > (略)』

    おやすみなさーい (^^) ☆彡
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■11291 / inTopicNo.71)  試金石
□投稿者/ pipit -(2021/03/05(Fri) 16:59:01)
    カントの純粋理性批判には、時々『試金石』という単語が登場します。

    今の段階での私見書きます。

    論理学を、@分析論とA弁証論に分けて論述して、

    @【分析論では、(客観に妥当するという意味での)認識の資格を備えてるか否かを見分けるための『試金石』を見出すことを目的とする。
    この『試金石』は、用途とすれば、《基準》ということ。そのことから、分析論は『真理(認識と対象の一致)の論理学』とも言える。】

    A【本来《基準》である『試金石』を、《道具》として誤用するもの(に対しての批判をも含め)を、カントは弁証論と名づける。カント的弁証論は『仮象(まやかし、認識と対象の不一致)の論理学』と言える。】

    ここらへんの記述の英訳を後でコピペします。

    『試金石』をwikiで調べました。参考に抜粋引用します。

    『試金石(しきんせき)とは、金の品質を計るために用いられる主に黒色の石英質の鉱石の別称。一般的には、緻密な粘板岩であり碁石などの材料として用いられる那智黒石を指す[1]。

    使用方法

    試験標本と、金品位が既知である手札金・手本金と呼ばれる金純度が異なる指標となる金の棒を数本石の上にこすり線を描き、その色を比較する。金自体は、王水と呼ばれる硝酸と塩酸の混合物でのみ常温で溶解し、単独の酸には溶解しない。その一方銀や銅といった他の不純物は濃硝酸でも溶ける。この違いを利用して、金の純度をはかる。さらに詳細に測る場合は微量の濃硝酸で条痕を洗い、残り具合を見て判断することもある。

    熟練者であれば%(パーセント)オーダーの品位を鑑定することが可能であり、実際に江戸時代の金座で鑑定を担当した役方(やくがた)による鑑定品位は、現在の近代的化学分析による分析値とほとんど一致している[2]。

    前述のような特徴から簡便に検査が行えるため、現在においても簡易試験用に用いられることがある。』


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■11292 / inTopicNo.72)  Re[41]: 試金石
□投稿者/ pipit -(2021/03/05(Fri) 17:03:22)
    前に本文や、解説読んでても、

    基準(カノン)であって、道具(オルガノン)ではない、などの文章の意味がわからなかったんですけど、
    真偽や賛否はともかく、カントの言いたかったことがようやく私の中で輪郭持ち始めた感じです(^^;;
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