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■23488 / inTopicNo.73)  野内聡先生の論文『内的感官と主観性』
  
□投稿者/ pipit -(2022/05/25(Wed) 14:11:09)
    2022/05/25(Wed) 14:17:47 編集(投稿者)

    うましかさん、こんにちはー
    (^○^)

    No23472
    >◆野内聡『内的感官と主観性』

    https://waseda.repo.nii.ac.jp/

    論文のご紹介ありがとうございます。
    私の能力不足で消化しきれてないものの、とても面白く、また、今私が勉強してる箇所にど真ん中に関わりがある箇所のように思え、すごく参考になります。

    論文の
    『五 おわりに』に、

    『主観の主観性として取り出された意識の自己同一性は、自己と同じでは ないという意味での「他なるもの」としての諸表象に、直観の形式 としての時間において出会い、そして実際に自らの同一性を実現し ながら、こうした諸表象を形式的直観として綜合していく。超越論 的図式論で頂点に達するそうした綜合のプロセスにおける時間の位 置づけを明らかにするには、内的感官と統覚'さらにはそれらと構 想力との関係をさらに詳細に考察する必要があるだろう。ここでは カントが内的感官をめぐる伝統を批判し、内的感官と意識をラディ カルに切り離すことで、「与えられていること」と「意識されるこ と」との綜合において、時間に決定的な役割を与えていることを指 摘するだけにとどめておかねばならない。』

    とありますが、

    > 超越論 的図式論で頂点に達するそうした綜合のプロセスにおける時間の位 置づけを明らかにするには、<

    ↑ここ(図式論での時間の取り扱われ方など)めっちゃ興味あるんです。
    どんなことカントは書いてるのだろう、と、ある意味ワクワクしてるんです。
    きっと、奇人変人レベルと推測してます。。。
    (;゜0゜)オォォ

    いつもありがとうございます!

引用返信/返信 削除キー/
■23478 / inTopicNo.74)  Re[6]: うましかさんへ
□投稿者/ pipit -(2022/05/25(Wed) 00:48:59)
    No23477に返信(pipitさんの記事)
    > No23472
    > >◆野内聡『内的感官と主観性』
    >
    > https://waseda.repo.nii.ac.jp/ <
    >
    > 何度か試してるのですが、開くことができません
    > ( ; ; )
    >
    > 明日また試してみますね!
    >
    > 内官と主観性。。。
    >
    > うむむ、沼であること以外は予想つかない。。。(沈)
    >
    > おつかれさまです(^O^)☆彡
    >

    開くことできました!

    またゆっくり読ませていただきますね!ありがとうございます
    (^ ^)
引用返信/返信 削除キー/
■23477 / inTopicNo.75)  Re[5]: うましかさんへ
□投稿者/ pipit -(2022/05/25(Wed) 00:33:43)
    No23472
    >◆野内聡『内的感官と主観性』

    https://waseda.repo.nii.ac.jp/ <

    何度か試してるのですが、開くことができません
    ( ; ; )

    明日また試してみますね!

    内官と主観性。。。

    うむむ、沼であること以外は予想つかない。。。(沈)

    おつかれさまです(^O^)☆彡

引用返信/返信 削除キー/
■23476 / inTopicNo.76)  うましかさんへ
□投稿者/ pipit -(2022/05/25(Wed) 00:14:20)
    うましかさん、こんばんは!(^○^)

    御子柴善之泉は至れり尽くせりの説明っぽいですねー
    さすが善之泉!

    >外的感官と内的感官

    ・私たちのこころには外的感官と内的感官がある。
     @外的感官 …これによって、私たちは対象を私たちの外なるものとして空間の中に表象する。私たちのこころは諸対象や私たちの身体を空間の中に表象する。

     例)私たちが遠くの山脈を見るとき、私たちは自分自身とその山脈が同じ空間の中にあると感じる。<

    おもしろいなー


    > A内的感官 …これによって、私たちは私たちの内なるこころやその状態を時間の中に表象する。

     例)朝ウキウキしていたこころが日中イヤなことがあって落ち込んでしまうとき、こころの状態は時間の中にある。<

    無常ですね、あ、生滅 点 の 位置づけ??
    (^_^)
引用返信/返信 削除キー/
■23472 / inTopicNo.77)  御子柴善之泉:超越論的感性論 解説7
□投稿者/ うましか -(2022/05/24(Tue) 20:04:34)
    2022/05/24(Tue) 20:39:18 編集(投稿者)

    pipitさん、こんばんはー(/・ω・)/


    *******

    御子柴善之『カント 純粋理性批判』角川選書(シリーズ◆世界の思想)

    https://www.kadokawa.co.jp/product/321707000036/

    p.84〜p.106、「第四章 論理学の外部に位置づく感性論 − 超越論的感性論」を読んでいます(・∀・)


    -------

    ◆第四章 論理学の外部に位置づく感性論 − 超越論的感性論

    ・『純理』本論… 超越論的原理論と超越論的方法論に分かれる
    ・超越論的感性論は原理論の冒頭に位置する。

    ・原理論…「いかにしてア・プリオリな総合的判断は可能か?」という問いに答えるための原理の探求
    ・私たち自身の認識に即した議論である。

    ※以下■=内容の見出し(本文では〈〉で表示)

    ■感性論と美学

    ・感性論 … エステーティク、「美学」と翻訳されることもある。
    ・カントは(先行するバウムガルテンのように)エステーティクを学問に高めようとすることは誤った希望だと主張する。→ 美を理性原理の下に批判的に判定しようとしても、その判定規則は経験的でしかあり得ないから。
    ・そもそもエステーティクは語源的にギリシア語のアイステーシス(感覚)に由来する。

    ■直観と感性

    ・感性論が扱うこと … 私たちがなにかを「感じる」ということ
    ・感性論の冒頭文:内容を@〜Dで分ける。

     @直観 … 認識において、人は何か(対象)を認識する。対象と認識の直接的な関係の仕方が直観。
     例)私の目の前にある書物→ 私はこの書物を直観している。

     A直観の成立する仕方 … 対象が「与えられる」という仕方でしかありえない。対象が与えられるとき人のこころ(意識)に起きるのが「触発」。

     B感性 … 直観において対象は「与えられる」。この与えられた対象を表象(例:この書物の意識)として受け取る能力がある。この受容性の能力が感性。カントによれば、感性を介してだけ対象が与えられ直観が成立する。とすれば、感性無しには認識は存在しないことになる。

     C悟性… とはいえ、認識は感性が提供する直観だけでは成立しない。私たちは見えているものについて「あれは何だろう?」と思考する。そうした思考能力が悟性であり、思考する際に使用するのが概念。

     例)今目の前にあるものを「書物である」と思考するとき、私たちは「書物」という概念を使用している。

     ちなみに、直観はそこに対象が与えられない限り成立しないが、概念はそこに無いものでも思考できる。概念は一般的な表象であり、悟性はそうした表象を生み出す能力。

     D悟性だけでも認識は成立しない。… 認識においては、悟性が感性に関係しなければならない。なぜなら思考するだけなら、矛盾を侵さない限り、色々とありもしないことを考えられるからである。

    ■感覚と現象

    ・『純理』本論の冒頭に置かれたカント認識論の基本概念 … 感性、直観、触発、悟性、概念 ※ただし悟性や概念は超越論的分析論で論じられるべきもの

    ・こころでは、個別的表象(この書物の直観)も一般的表象(書物一般の概念)も意識される。
    ・この「こころ」とは表象能力のこと。
    ・「ある対象が表象能力に及ぼす影響が、私たちが対象によって触発される限り、感覚である。」→ この表象能力(こころ)に対して触発によって引き起こされる結果が「感覚」。

     例)目の前の書物… 大きければ、広がりの大きさが感覚され、鮮やかな赤色ならば、その色が強く感覚される。

    ・このような感覚によって対象に関係される、その直観を「経験的」とよぶ。
    ・経験的な直観によって与えられる対象が「現象」

     例)私たちが年中見舞われる自然現象 … 日照りや台風、地震、火山噴火など、それらは常に感覚を介して直観される。

    ・私たちはそうした自然現象を「これは台風である」「あれは地震である」と概念を使用して認識する。

    ・そうした概念によって規定されていない対象が「現象」。
    ・もし適切な概念が見当たらない自然現象に遭遇するならば、私たちはまさに「現象」がそれとして与えられていることを意識する。

    ・現象は、内容と形式に分けられる。
     @内容 … 現象の内容は感覚。それは常に経験的でア・ポステリオリ。

     A形式 … 現象の多様を秩序づけるもの。
     例)二階の窓から見える街並み。見渡すと多くの建物や樹木が見えるが、それらは混沌ではなく、すでにある程度は分節化され秩序づけられて見えるはず。


    ■現象と形式 − それを取り出す手順

    ・『純理』感性論 …感性におけるア・プリオリなものを見出そうとする営み→ "超越論的"感性論と呼ばれる。

    ・超越論的感性論において、カントは「現象」の形式に注目。

    ・現象の形式がア・プリオリで純粋であることが明らかとなれば、そうした形式は感性的直観の純粋形式であり、純粋直観と呼ばれるべきもの。
    → というのは、感性に対象が与えられる仕方は直観のみで、その仕方は未だ概念の入りこまないことがらだから。

    ・超越論的"感性論 …感性におけるア・プリオリなものを見出そうとする営み
    ・その前に… 認識は経験とともに始まり、その経験は感性と悟性により成立している。

    ・感性論では、経験から悟性由来のものを除去し、感性由来のものだけを取り出す。感性由来のものとは、経験的な直観。
    ・経験的な直観から感覚(現象の内容)に属すものを除去→ 純粋直観あるいは現象の形式が残る。
    ・以上のような、カントによる認識におけるア・プリオリな原理を探究する手法
    → 経験からの「捨象」
     ※ちなみに、哲学では様々な経験から共通する要素を「抽象」するという手法もある。この手法は帰納法という。

    ■外的感官と内的感官

    ・私たちのこころには外的感官と内的感官がある。
     @外的感官 …これによって、私たちは対象を私たちの外なるものとして空間の中に表象する。私たちのこころは諸対象や私たちの身体を空間の中に表象する。

     例)私たちが遠くの山脈を見るとき、私たちは自分自身とその山脈が同じ空間の中にあると感じる。

     A内的感官 …これによって、私たちは私たちの内なるこころやその状態を時間の中に表象する。

     例)朝ウキウキしていたこころが日中イヤなことがあって落ち込んでしまうとき、こころの状態は時間の中にある。

    ・さて、では空間とはなにか?時間とはなにか?


    ■空間とはなにかを究明する
    ■空間の理解から帰結すること
    ■空間の経験的実在性と超越論的観念性

    ■時間とはなにかを究明する
    ■時間の理解から帰結すること
    ■時間の経験的実在性と超越論的観念性

    ■感性的認識一般の根本性質

    -------

    No.23249,23251,23262,23285,23322,23343,23472



    【追記】

    カント、感性、感覚、感官、カント、感性、感覚、感官、 … (´-`).。oO 

    ◆野内聡『内的感官と主観性』

    https://waseda.repo.nii.ac.jp/



引用返信/返信 削除キー/
■23450 / inTopicNo.78)  Pipitさんへ
□投稿者/ ギアッチョ -(2022/05/23(Mon) 06:36:54)
    はい、ピピットさん、おはようございます。

    感覚にあたって『 アクチュエーターの中身 』が重要かなと思います。

    ギアッチョ、電気でモノが動く事ですら、不思議でたまらんのですが、
    ここが電気ではなく、電波で動くになってしまうと…、
    もう異次元レベルなんだよね。
引用返信/返信 削除キー/
■23439 / inTopicNo.79)  ギアッチョさんへ
□投稿者/ pipit -(2022/05/22(Sun) 16:28:10)
    2022/05/22(Sun) 16:29:59 編集(投稿者)

    No23413に返信(ギアッチョさんの記事)
    > 『 0 』と『 1 』の羅列の情報が波になって、
    > サテライトの感覚装置にぶち当たった時に、
    > サテライトの感覚が発起、反応だろうと思う。<

    うん、反応とすると、それは『アクチュエーター(作動装置)』的な感じなのかなと思いました。


    > 『 0 』のみをキャッチしても、『 1 』のみをキャッチしても、反応はせず。
    > 波とした形でなければ、感覚は反応しないのだと思う。
    >
    > 平たく言うと、『 物語 』という形でキャッチしないと、
    > 受信側は『 反応 』はせずという事。
    > ピアノで例えると、1音だけでは反応しないで、曲になっていると反応する。<


    ここらへん、思考が分かれるところかな、と、思ってます。
    個人的には、ギアッチョさんのおっしゃるような『物語』でないと受信しない、というのも全然アリだと思っています。

    > QRコードも見た通り、複雑な形をしており、
    > 感覚器には『 情報の束 』を処理する『 受皿 』があるのだろう。<

    感覚から離れて、デジタルのことだけ話すとして、
    昔風の素朴な情報処理が個人的には落ち着いて、かわいっぽくて、好みなんですけどねー。

    現実は奇なり、なのかな (・・;)


引用返信/返信 削除キー/
■23438 / inTopicNo.80)  ギアッチョさんへ
□投稿者/ pipit -(2022/05/22(Sun) 16:16:35)
    ギアッチョさん、こんにちは!

    No23411
    > ★ 感覚が生じる不思議
    >
    > 衛星(サテライト)である。
    >
    > 宇宙空間にただ浮かぶだけの『 サテライト 』が、
    > なぜ、反応するのか?と同じ不思議に近いと思います。
    > 【追記】
    >
    > 感覚というと、体内の何かが反応しているとお思いかもしれないが、
    > 宇宙空間に独立しているサテライトが、地球で起こっている、
    > サテライトからでは目には見えない現象を、
    > 『 0 』と『 1 』が羅列した情報の信号の波をキャッチしているからです。
    >
    > キャッチしなければ、サテライトは無反応の単なる鉄クズの木偶の坊です。
    >
    > キャッチ方法が問題なのだろうと思う。<

    ちょうど昨日読んでた本に、『アクチュエーター(作動装置)』と、『ジェネレーター(発生装置)』という単語が出てきたんです。

    ギアッチョさんが書いてくださったコメントからは、『アクチュエーター(作動装置)』という概念を想起しました。
引用返信/返信 削除キー/
■23437 / inTopicNo.81)  パニチェさんへ
□投稿者/ pipit -(2022/05/22(Sun) 16:10:23)
    パニチェさん、こんにちは!

    No23402
    > ■No23401に返信(pipitさんの記事)
    >>感覚が生じる不思議
    >>感官の不思議

    > クオリアですね。心身問題。
    > 脳科学分野とも重なるところですね。
    > 私的には一番興味深い。。。。^^ <

    はい、クオリアが発生してるって、ほんと凄いなって思います。
    個人的なクオリアを道具に、こうやって、お互いに会話できることも、改めて考えると、すごく不思議です。

    パニチェさんが私との会話でおっしゃってくださった、認識の実験、みたいな考え方を今も時折思い出します。

    私たち人間は、とても貴重な機会を得ているのかもしれないですね。
    今、改めて思いました。
    レスありがとうございます!(*^▽^*)


引用返信/返信 削除キー/
■23413 / inTopicNo.82)  Re[19]: 日記
□投稿者/ ギアッチョ -(2022/05/22(Sun) 11:03:26)
    『 0 』と『 1 』の羅列の情報が波になって、
    サテライトの感覚装置にぶち当たった時に、
    サテライトの感覚が発起、反応だろうと思う。

    『 0 』のみをキャッチしても、『 1 』のみをキャッチしても、反応はせず。
    波とした形でなければ、感覚は反応しないのだと思う。

    平たく言うと、『 物語 』という形でキャッチしないと、
    受信側は『 反応 』はせずという事。
    ピアノで例えると、1音だけでは反応しないで、曲になっていると反応する。

    ♪ カラヤン ホルスト 火星 ♪
    https://www.youtube.com/watch?v=_Ir4FhAT0O8

    ……

    QRコードも見た通り、複雑な形をしており、
    感覚器には『 情報の束 』を処理する『 受皿 』があるのだろう。

768×580 => 600×453

1500664-768x580.jpg
/49KB
引用返信/返信 削除キー/
■23411 / inTopicNo.83)  Re[18]: 日記
□投稿者/ ギアッチョ -(2022/05/22(Sun) 10:22:12)
    2022/05/22(Sun) 10:38:16 編集(投稿者)

    ★ 感覚が生じる不思議

    衛星(サテライト)である。

    宇宙空間にただ浮かぶだけの『 サテライト 』が、
    なぜ、反応するのか?と同じ不思議に近いと思います。



    【追記】

    感覚というと、体内の何かが反応しているとお思いかもしれないが、
    宇宙空間に独立しているサテライトが、地球で起こっている、
    サテライトからでは目には見えない現象を、
    『 0 』と『 1 』が羅列した情報の信号の波をキャッチしているからです。

    キャッチしなければ、サテライトは無反応の単なる鉄クズの木偶の坊です。

    キャッチ方法が問題なのだろうと思う。
737×540 => 600×439

ba470136.jpg
/67KB
引用返信/返信 削除キー/
■23402 / inTopicNo.84)  Re[17]: 日記
□投稿者/ パニチェ -(2022/05/22(Sun) 08:19:08)
    おはようございます、pipitさん。
    横レス御免!

    No23401に返信(pipitさんの記事)
    > 感覚が生じる不思議
    > 感官の不思議

    クオリアですね。心身問題。
    脳科学分野とも重なるところですね。
    私的には一番興味深い。。。。^^
引用返信/返信 削除キー/

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