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■20467 / inTopicNo.61)  Re[11]: コード。再。
  
□投稿者/ pipit -(2022/01/18(Tue) 21:23:22)
    2022/01/19(Wed) 17:35:53 編集(投稿者)

    No20464に返信(悪魔ちゃんさんの記事)
    > 「環境遺伝学」−―「エピジェネティクス」っていうのもあるみたいよ。
    >

    悪魔ちゃん、ありがとう!
    コトバンクで調べてみたよ

    コトバンクより
    『エピジェネティクス(epigenetics)
    遺伝情報であるDNAの塩基配列の変化を伴わず、DNAやヒストンへの後天的な化学修飾によって遺伝子が制御される現象、およびその機能を研究する学問領域。後成遺伝学。』

    後成説と前成説って言葉が『純粋理性批判』で出てきて、???となってたんだけど、その箇所を読む時のヒントにもなりそう!

    こういう考え方があること覚えておくね。
    ありがとうー (*^◯^*)

引用返信/返信 削除キー/
■20464 / inTopicNo.62)  Re[10]: コード。再。
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/01/18(Tue) 18:48:45)
    「環境遺伝学」−―「エピジェネティクス」っていうのもあるみたいよ。

引用返信/返信 削除キー/
■20463 / inTopicNo.63)  コード。再。
□投稿者/ pipit -(2022/01/18(Tue) 18:36:15)
    オートポイエーシスを知らないpipitが、好き勝手に書きます
    m(_ _)m m(_ _)m

    悪魔ちゃんが、
    No20446
    >タンパク質をコードするDNA<
    と書き込みしてくれてたけど、

    そのDNAの内容に依存してあるタンパク質が産出されてる現実があるときは、そのDNAがそのタンパク質のコードとしての働きを為している、とみてもいいのかな、と、現段階のpipitは思ってます。

    ただ、そのDNA情報は、あるタンパク質の産出を確実に実現するものではなく、
    詳しくないけど、ノックアウトマウスかな?
    ある遺伝子壊しても、不都合でないような結果になったり、
    遺伝子のオンオフがあったり、
    ということで、

    オートポイエーシスシステムの場合、前もって設計図として何かがあるというよりは、その瞬間その瞬間の生成を考察対象にしてる感じかなと思ってます。

    『知恵の樹』マトゥラーナ、バレーラ著、管啓次郎訳、p81より引用します。
    (pipitが関連を勘違いしてたらすみません)

    抜粋引用開始
    『あるひとつの細胞の特性を構成し特定するのは、相互作用ネットワークの全体であり、その構成要素のどれかひとつなのではない。
    遺伝子と呼ばれる構成要素内部での変化が、構造にドラマティックな影響をおよぼすことは、まったくたしかだ。
    ただ、〈本質的な役割をはたす〉ということと〈それが唯一の決定要因だ〉ということを混同するところに、あやまちがある。』
    抜粋引用終了

    ここで、怒られそうな(だれから?)妄言を。。。

    タンパク質をコードするDNA、と同じような構図で
    現象としての対象をコードする純粋悟性概念、

    みたいな。。。

    好き勝手書いてすみませぬ m(_ _)m m(._.)m

    だって、思っちゃうんだもーーーん


引用返信/返信 削除キー/
■20459 / inTopicNo.64)  ルーマン先生の意識システム
□投稿者/ pipit -(2022/01/18(Tue) 15:38:10)
    みなさま、こんにちは。

    山下和也先生の論文
    『システム論的自我論-カントとオートポイエーシス-』
    https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/24254/1/Yamashita.pdf

    の、ルーマン先生の意識システムについての記述がおもしろかったので、引用します。
    山下先生の意識システムは、このルーマン先生の発想に基づくものの、山下先生なりに改変しているようです。
    後々、山下先生の考え方もみていけたらいいなと思います。

    引用開始
    『ルーマンはオートポイエーシス論の応用として意識論を展開しているxii。
    それによ れば、意識はそれ自身の変容を構成素とするオートポイエーシス・システムである。
    ルーマンはこの変容を「思惟(Gedanke)」と呼ぶ。
    「意識のオートポイエーシスは多かれ少なかれ明白な思惟の進行的紡ぎ出し(Fortspinnen)である。」xiii
    意識システム はみずからを産出する操作から成っており、この産出が停止すれば消滅する。
    また、 考えられたものと考えること、つまり思惟とその産出システムの操作である意識シス テムそのものは厳密に区別されねばならない。
    ルーマンは自分自身と区別されるもの として理解することを「観察(Beobachten)」と呼び、思惟によって思惟が観察され るとする。思惟は観察によって以前の思惟とは異なるものとなり、進行していく。
    ル ーマンの術語では観察された思惟が表象である。
    すぐに理解されるとおり、表象の産 出は自己関係性、正確に言えば同じ意識システムが産出したそれまでの思惟への関係 を前提している。
    重要なのは、意識における思惟は現れるとそのまま消失する出来事であって、一瞬 たりとも留まらないということである。それぞれの思惟という出来事はそれまでの思 惟を観察していることによってのみ同一性を保ちうるが、ここに循環的な再産出の回 路が現れている。
    「おのおのの思惟は再帰的、オートポイエーシス的な再産出連関の うちでのみその統一を獲得する。」xiv
    だから、意識は自己同一的なものとして存在し うるためにはオートポイエーシス・システムでなければならないのである。』
    引用終了
引用返信/返信 削除キー/
■20458 / inTopicNo.65)  コード 再。。。
□投稿者/ pipit -(2022/01/18(Tue) 15:16:48)
    2022/01/18(Tue) 15:21:30 編集(投稿者)

    コードのこと気が重いけど勉強します。(悪魔ちゃんのせいじゃないよ!)

    むつきさっちさんの『趣味で学問』の『コード再考』のページの最後らへんを引用させていただきます。

    https://nora-scholar.net/autopoiesis/development/reconsider-code/

    引用開始
    『以上より、「コード」という概念が示す実質を次のように考えることができます。
    * コード:構成素のタイプと産出の順序を決める規則
    * コードの実質:一度作動したシステムによる自己環境形成により、多様な可能性からそのタイプの構成素に結果として限定されること。タイプの限定を引き起こす環境が成立しているので、構成素の産出順序も同時に限定されてくる。 』
    引用終了

    ↓むつきさっちさんは、【可能性の縮減】というキーワードを使われていますね。

    引用開始
    『コードという言葉を使ったためにまるで新たな現象が新生されているように思われただけで、本当は可能性が限定されたがために特定の経路が結果として現れる、ということを、あたかもコードという実体があるかのように表現してしまっているだけかもしれません。』
    引用終了
    引用開始
    『多種多様な構成素からそのタイプの構成素が決定されるのは、多種多様な環境のうちでその状態ではその構成素が産出されやすいという、環境による可能性の縮減のためです。オートポイエーシス・システムは自分の成立可能な環境を自ら形成するのだから、一度作動したシステムによって同じタイプの構成素が自然と産出されやすくなることを、コードと呼んでいるのではないでしょうか。』
    引用終了

    むつきさっちさんの解説文の場合は、読書感としては自然因果的な印象を受けますが、でも、自らが環境を画定するとかになると、自由的な要素も入るのかなぁ、と思いました。
    私は仏教大好きなので、
    因縁、とか、縁起、という術語を思い出します。

    うわーん、山下先生の解説文章とかも、みてみるかも??
    うわーん (´;ω;`) ガンバル?

引用返信/返信 削除キー/
■20457 / inTopicNo.66)  ハトさんの実験
□投稿者/ pipit -(2022/01/18(Tue) 14:45:30)
    2022/01/18(Tue) 16:05:34 編集(投稿者)

    うましかさん、こんにちは!

    No20453
    を全部読ませていただきながら、マトゥラーナさんのハトさん実験を思い出していました。

    もちろん新しい付け加え文章は、読むのが楽しみなのですが、
    再掲箇所も、いろんな要因で、新しく読める気持ちになります。
    受け取る側やいろんなことが刻々と変化回転しているのかな?
    ありがとうございます♪

    ※※※※※※※※

    ハトさん実験のことなども書かれてあるサイトの記事から引用します。

    https://liberal-arts-guide.com/autopoiesis/
    リベラルアーツガイド さん
    『【オートポイエーシスとは】定義・意味・理論をわかりやすく解説』
    より引用

    引用開始
    『マトゥラーナはもともと生物の視覚の研究者でした。1964年にハトの色覚の神経活動を研究している時、ハトの目にいろいろな波長の光を当てて脳の視神経の興奮パターンを調べていると、いくらデータをとっても因果関係が明らかにならないことに気がつきます。
    つまり、
    * 同じ波長の光を当てても、異なる反応が現れた
    * もしハトが機械のように他律的な開放系システムであれば、作動の仕方が決められているため、入力(光)と出力(神経の興奮パターン)に関するはっきりとした因果関係があるはず
    * この瞬間、マトゥラーナはハトの反応が過去の記憶に基づきながら内部的に決まってくることに気づいた
    のです。』
    引用終了
    引用開始
    『もちろん、生命体の反応に再現性があり、刺激に対する因果関係があるように見えることもあります。
    しかし、これは機械が人間によって制作されたルールに従うように、外部から与えられたルールに従っているわけではなく、生命体がその固有の歴史に依存しながら、再帰的・自己創出的に作動していることを示していると考えられます。』
    引用終了




引用返信/返信 削除キー/
■20453 / inTopicNo.67)  謎沼探検記(;´・ω・) − 9
□投稿者/ うましか -(2022/01/16(Sun) 22:04:54)
    2022/01/16(Sun) 22:10:47 編集(投稿者)

    pipitさん、沼っスo(・x・)/ !

    *******

    -------  山下和也『カントとオートポイエーシス』、晃洋書房 -------

    ◇序 カント認識論とオートポイエーシス

    -------

    ◇第一章 オートポイエーシス論 ・・・ p.1〜p.14
    ■第一節 経緯

     (/・ω・)/済

    ■第二節 定義p.3
    ・オートポイエーシスを原理として成立するシステムを「オートポイエーシス・システム」(※以下、うましかは引用以外をAPシステムと略します。)という。
    ・APシステムの定義とは、「構成素(component)を産出する構成素を産出(変形あるいは破壊)するプロセスのネットワークとして組織された(単位体として定義された)マシンであり、構成素は(@)その相互作用と変形を通じ、自身を産出するプロセス(関係)のネットワークを再生し実現する、そして(A)それ(マシン)を、自身(構成素)が存在する空間において、そうしたネットワークとしてのその実現の位相的領域を特定することで、構成する」〔p.4〕
    ・上記の定義は、山下によれば一見して分かりづらく、しかも言いたいことの内実が表現しきれていない。「産出」「連鎖」「循環」「閉鎖」というキーワードを使った山下による定義とは、「オートポイエーシス・システムとは、産出物が次の産出プロセスを作動させる仕方で連鎖する産出群が作るネットワークの、循環的に作動して閉鎖した自己完結的閉域である。閉域形成に参与する産出物をシステムの構成素と呼ぶ」〔p.5参照〕
    ・APシステムの対概念とは、「他のものに作られる」という意味のアロポイエーシス・システム
    ・APシステムの分かりやすい例とは、細胞システム(※ただし細胞そのものではない)。

    ■第三節 基本概念p.8
    ◎「コード」 ・・・ APシステムにおいて産出される構成素のタイプと順序を決める規則。何が構成素となるのかが決まるのがシステム実現のときなので、コードもシステム実現と同時創発される。
    ◎「構造的ドリフト」・・・ コードの書き換えを伴うシステムの変化
    ◎「構造変動」・・・ コードの書き換えを伴わないシステムの変化で、ネットワーク形状自体が不変のまま構成素の変化によって起きるもの
    ◎「メタモルフォーゼ」・・・コードの書き換えを伴わないシステムの変化で、時間的推移によってコードの読み取りが変化し、ネットワーク形状自体を変えるもの
    → 例) 細胞システム: 成長に伴う細胞拡大が「構造変動」、幹細胞から特定の内臓細胞への変化が「メタモルフォーゼ」、細胞のガン化が「構造的ドリフト」
    ◎「システムの環境」・・・ APシステムは、操作的閉鎖によりネットワーク閉域をそれ自身以外のものから切り離すことで実現する。このときAPシステムに属さないものとして切り捨てられた一切のものをいう。ただしこれはシステムの構造の空間的外部ではないことに注意。
    ◎「相互浸透」・・・ システムと環境の関係。山下によれば、この関係は、水中にできる渦と水の関係に近い。水を旋回させて渦を生み出す働きがシステム、旋回している渦がシステムの構造、水が環境に相当する。
    ◎「攪乱」
    ◎「構造的カップリング」
    ◎「カップリング・システム」
    ・すべてのAPシステムに共通な性質・・・@個体性、A単位性、B自律性、C入力・出力の不在
    ◎「言及システム」・・・ (元のシステムに対する新しいシステムとして)一階言及システム、二階言及システム〜

    -------

    ◇第二章 理性と認識システム ・・・ p.15〜p.34
    ・オートポイエーシスの認識論の基本となる三つのシステム、生命システム、意識システム、認識システムと、カントのあげる三つの認識能力、感性、悟性、理性との対応を考える。
    ・この図式が山下の展開する認識論の基礎となる。〔p.15〕
    →AP認識論とカント認識論の対応図式

    B認識システム − 理性
    A意識システム − 悟性
    @生命システム − 感性

    ■第一節 三つのシステム 生命・意識・認識
    ≪生命システム≫p.15〜
    ・生命システムとは、認識を考える場合の出発点。
    ・生命システムとは、生体器官を構成素とし、身体を構造とするAPシステム。
    ・生命システムもAPシステムである以上、@個体性、A単位性、B自律性、C入力・出力の不在に妥当する。

    ≪意識システム≫p.18〜
    ・意識システムとは、脳における自己言及に基づく生命システムの一階言及システム。表象を構成素とするシステム

    ≪認識システム≫p.24〜
    ・認識システムとは、生命システムからは二階言及、意識システムからは一階言及のシステム。
    ・認識システムとは、認識表象を構成素とし、認識を構造とする。

    ■第二節 感性・悟性・理性p.26
    ・カントによる人間の認識(能力)
    「すべての我々の認識は感官に始まり、そこから悟性に進み、理性で終わる、理性を超えて、直観の素材を加工し、思惟の最高の統一の下へともたらす、より高次のものは我々のうちに見いだされない」(B355)
    「人間の認識には、おそらくは共通の、しかし我々には未知な根から生える二つの幹がある、すなわち、感性と悟性である。前者によって我々に対象が与えられ、後者によってしかし思惟される」(B29)
    ・山下のイメージでいえば、感性と悟性とによって個別の認識が成立し、理性によってそれが体系化される。

    -------

    ◇第三章 批判と二つの視点 ・・・ p.35〜p.52
    ■第一節 オートポイエーシスの二つの視点
    ・河本によれば、オートポイエーシス論を認識論的にみたときに決定的な区別とは、
    @ システムそのものにとって(fuer sich)の視点と、
    A 観察者にとって(fuer uns)の視点である。

    ■第二節 カント認識論の構図
    ・『純粋理性批判』とは、文字通り、「理性批判」
    ・「純粋理性を批判するのが純粋理性自身」ということが重要。
    ・理性批判とは、自己認識という仕事、言いかえれば、「認識する主観の自己主題化」(クレメ)
    ・純粋理性は、超越論的認識を行う自身でもある。ここでいう超越論的とは、「対象にではなく、それがアプリオリに可能な限りで対象についての我々の認識のあり方にそもそも従事すべき全ての認識」に名づけられるのであり、超越論的認識を行うものは、アプリオリに認識する原理を含む純粋理性自身でもあるということ。⇒ 『純粋理性批判』において純粋理性の批判を行うのは、著者カント自身の純粋理性である(ブフナー:「超越論的議論の自己関係化」)
    ・上を言いかえるならば、『純粋理性批判』を執筆し、その中で主語として「私(Ich)」と言っているカントの「私」となり、現代の認知科学でいうなら「メタ認知」に相当する。

    ■第三節 現象と物自体を区別する者
    ・カントは内官の対象である主観と、外観の対象である外的現象に関して、現象としてのあり方とそれ自体としてのあり方を区別する。
    ・後者(外観の対象)に対しては、現象と物自体の区別となる。
    ・ここで、区別している、いわば「カントの私」は、いかなる資格の私なのか?… 純粋理性としての私?純粋統覚としての私?自体的な私?内官の対象である主観としての私?
    ・現象と物自体の区別は、我々にとって認識されうるものと認識されえないものの区別である。
    ・あるものが認識されえないと言えるためには、少なくともそのものが存在することは知られていなければならない。しかし、「認識不可能な物自体の存在をカントはいかにして語ることができるのか?」
    ・上の問いに対する解釈二例。カウルバッハのパースペクティブ論とアディッケスの議論 → 両者とも、二世界解釈ではなく二側面解釈であり、物自体というあり方の事実性を否定しない。

    ■第四節 『純粋理性批判』における二つの視点

    -------

    ◇第四章 自我とシステム ・・・ p.53〜p.68
    ■第一節 システムの自己
    ■第二節 統覚論とオートポイエーシス
    ■第三節 『オプス・ポストゥムム』の自己措定論

    -------

    ◇第五章 感覚と攪乱 ・・・ p.69〜p.92
    ■第一節 ロックとヒュームの感覚論

    ■第二節 感覚の主観性
    ・カントはロックとヒュームが主張した感覚の主観性を否定していない。
    ・感覚の主観性が主題となるのが、『プロレゴメナ』における「知覚判断」についての議論
    ・カント曰く「すべての経験判断は経験的である、・・・ それでも逆にすべての経験的判断が(それゆえに)経験判断であるわけではない。」
    ・カントによれば、経験的な判断は、@客観的な妥当性をもつ経験判断 A主観的にしか妥当しない知覚判断に区分される。
    ・フリーマンによる感覚sensationと知覚perceptionの区別は、カントの議論におそらく対応している。
    ・意識において綜合された感覚が知覚である。(山下)〔p.78〕

    ■第三節 感覚の客観性

    ■第四節 オートポイエーシス論の攪乱概念と感覚
    ・外的な物理的刺激によっては神経システムの活動は決定されず、むしろシステム自身によって決定されている(オートポイエーシス論の着想をえたマトゥラーナのハトの視覚神経の実験より)。ただし、神経システム自身は単独のAPシステムではなく、生命システムの部分ネットワークである。〔p.84〜p.85〕
    ・神経の反応は閾値をもち、自分が反応する外的刺激の強さや種類を自律的に自分で決定するが、強力すぎる刺激は神経の反応を不可能にする。明るすぎる光では何も見えず、大きすぎる音は耳鳴りにしかならない。

    -------

    ◇第六章 カテゴリーと概念コード ・・・ p.93〜p.114
    ■第一節 認識システムの概念コード
    ■第二節 カントのカテゴリー
    ■第三節 概念コードとカテゴリー − 超越論的演繹論から −
    ■第四節 カテゴリーの超越論的演繹 − オートポイエーシス論から見て −

    -------

    ◇第七章 物自体と認識システムの環境 ・・・ p.115〜p.130
    ■第一節 カントの物自体
    ■第二節 システムの環境と認識
    ■第三節 認識システムの環境としての物自体

    -------

    ◇第八章 超越論的観念論とラディカル構成主義 ・・・ p.131〜p.150
    ・この章では、カント超越論的観念論とAP論的構成主義の認識論の比較しカントの記述通りに理解することを試みる。
    ・エルンスト・フォン・グレーザーズフェルドのラディカル構成主義をカントの議論と比較する。

    ■第一節 カントの超越論的観念論
    ■第二節 現象の主観性
    ■第三節 ラディカル構成主義
    ・グレーザーズフェルドによれば、ラディカル構成主義とは、「知識をどのように定義したところで、知識は人の頭の中に存しており、思考自体は自らの経験を基礎として自ら知っていることを構成する以外に他にないという前提から出発する。」
    ・「われわれが経験を用いて構成しているものは、われわれが意識しながら生きている唯一の世界をなす。それは、事物、自我、他者などのような多くの種類に分類することが可能だ。」
    ・「しかしあらゆる種類の経験は本質的に主観的なものである。」〔p.139〜p.140〕
    ・山下によれば、ラディカル構成主義の基本的な主張とは、「我々が経験している世界は我々が構成したもの」である。〔p.139〜p.140〕

    ■第四節 超越論的観念論再考

    -------

    ◇第九章 超越論的自由と自律性 ・・・ p.151〜p.170
    ■第一節 第三アンチノミーにおける超越論的自由
    ■第二節 オートポイエーシスの自律性
    ■第三節 認識システムの自由

    -------

    ◇結 論 認識論の完成に向けて ・・・ p.171〜p.175

    *******

    No.18527,18608,18670,18758,19219,19242,19480,20320,20453

引用返信/返信 削除キー/
■20451 / inTopicNo.68)  Re[17]: 日記
□投稿者/ pipit -(2022/01/16(Sun) 21:07:08)
    だから言葉の意味づけにもいろんな要因があるよね。

    pipitの理解能力
    環境

    内と外  

    とか。

    意味を創作する、としても、やっぱりいろんな要素が絡んでくるんだろうなと思ったよ。

    意味づけの自然因果と自由ということについても、なんか複雑な気持ちになるよ。
引用返信/返信 削除キー/
■20450 / inTopicNo.69)  Re[16]: 日記
□投稿者/ pipit -(2022/01/16(Sun) 21:02:54)
    うん。
    言われて、ほんとやなぁと思ったから。

    山下先生の本を理解するための上でのオートポイエーシスのコードの意味も私には超難しいんよね。でも、自分でなんとなくイメージ作って、その意味で自分の文脈で使っちゃってたね
    m(._.)m
    (後でコードのとこ引用したりしとくかも。)

    うーん、でもこれからも、勝手にイメージして使うかなぁ

    m(_ _)m
引用返信/返信 削除キー/
■20449 / inTopicNo.70)  Re[15]: 日記
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/01/16(Sun) 20:36:05)
    ■20447、
    pipitさまとちょっとお話ししたかっただけよ。
引用返信/返信 削除キー/
■20447 / inTopicNo.71)  Re[14]: 日記
□投稿者/ pipit -(2022/01/16(Sun) 20:20:36)
    No20445に返信(悪魔ちゃんさんの記事)
    > >コードはいつでもオートポイエーシスな面があるかも?<
    > オートポイエーシスを知らない人がこんなこと言っていいのかしら?
    >

    ごめんなさい。
    削除しとくね。m(__)m


引用返信/返信 削除キー/
■20446 / inTopicNo.72)  Re[14]: 日記
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2022/01/16(Sun) 20:19:22)
    タンパク質をコードするDNA
引用返信/返信 削除キー/

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