| こんばんは、floraさん
反田さん、素晴らしいですね。このくらいのレベルのコンクールになると落とすためのコンクールと言っても過言ではありません。反田さんのように既に一線で活躍しているような人が普通に受けにくるので、好意的に審査していたのでは、誰も落ちないでしょう。なのでコンクールは水物とよく言われます。実力十分なのにほんの少しのミスで落ちたりします。その中での2位ですから本当に素晴らしいです。
ボクのイメージでは旧東欧圏の教育は「基本を叩きこむ」です。弦楽器なんか音程に凄く厳しいです(え?自分だけの経験を弦楽器全体に置き換えない様に!スマソ)。
さて、金曜日の日フィルの定期演奏会をサントリーホールで聴いてきました。ほぼ2年ぶりの東京行きでした。仲間にも多く会えて楽しかったし、やはり生の演奏はいい!音の坩堝の中に身を置いている感じで、空気が揺れる様でした。
写真はゲネプロが終わってラザレフが楽員に一言メッセージを話しているところです。コロナのこと、厳しい練習についてきてくれたことに感謝する、コンサート終了後のウォッカでの乾杯がないのは残念 と言ってました。
ショスタコーヴィチの10番のシンフォニーがメインだったのですが、ゲネプロで2楽章を始めてすぐ止め「Don't sleep!」と聞こえ、思わず吹き出しました。 彼の指揮は迷いが一切なく(故に絶対譲りません)、合図を的確に出すので指揮が分からないということがありません。日本フィルは彼によって凄く上手になりました(彼の時だけ?)。
今日は早々に家へ戻り、2時から同じプログラムがライブ配信されたので(定期は金、土の2日あります)、それも視聴しました。音はホールとは比べ物になりませんが、映像は近くから写す(望遠で)ので弾いている手とか顔がよく見え、それはテレビのメリットですね。
今回のラザレフの来日、入国後隔離期間が14日ではなく3日だったそうです。その代わり(?)、楽員とは2メートル以上のソーシャルディスタンスを取るというのが条件でした。演奏会が始まるとまずラザレフが出てくるのです。それからオケのメンバーが出てくるのですが、いつもの様に最後にオケのメンバーの間を縫って出てくるとソーシャルディスタンス2mが取れないからだそうです。終わった時はまずオケのメンバーが退場して最後にラザレフが退場、これも同じ理由からです。ラザレフ、ワクチン接種してないそうです。真意は分かりませんが、ロシアのワクチンは危ないからだ!という噂も・・・
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