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■13392 / inTopicNo.37)  Re[22]: ニーチェ 2.
  
□投稿者/ みのり -(2021/05/30(Sun) 08:12:32)
    パニチェさん、ありがとうございます。^^
    じっくりと読ませていただきました。

    >ニーチェは、われわれの認識に伴う誤謬や錯覚をマイナスの意味ではありまり用いておらず、むしろ創造性や価値創出などの原動力となりえるよい意味で多用します。真理はある意味で静的な妄想であり、極論すれば思考停止を意味する、対して誤謬は動的な妄想であり、意味や価値の上書きや超克など創造的かつ生産的と言えます。

    >生には普遍的または画一的な意味や価値や目的などない。真っ白なキャンパスであるが故に自ら意味や価値や目的を創出できるのが言語を有する人間として生まれてきた特権である、と。


    認識に伴う誤謬や錯覚は、創造性や価値創出などの原動力になりえるという意味で
    ニーチェは多用している、のですね。
    誤解しやすい部分だと思いますので、理解できてよかったです。

    ますます楽しくなってきました。♪
    ぼちぼちと次に進んでいきます。
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■13444 / inTopicNo.38)  ニーチェ 3.
□投稿者/ みのり -(2021/06/01(Tue) 12:54:49)
    『生きるための哲学 ニーチェ[超]入門』白取春彦 著 を参考にさせていただいて
    ニーチェの哲学についてまとめていく、の3回目。

    〈ニーチェの道徳論〉

    「私が道徳を解釈すると、道徳とは、そこにいる人間の諸々の条件と密接にふれあっている価値評価の体系のことだ。」 『力への意志』256

    どのような道徳でも遠近法的な思考から生まれたものだと、ニーチェは考えた。
    真の道徳というものは最初からなく、何を自分たちの道徳とするかという遠近法的解釈があるだけである。

    ニーチェは、古代の支配者の持つ道徳、君主道徳が人間性の本来的なものだと考えた。
    生気と力がみなぎり、自己を強く信頼し、創造的に事をなし、勇気ある行いをする、というような気質やふるまいである。

    一方、キリスト教に立脚した道徳を、卑屈で屈折したものと考えた。
    弱いこと、貧しいこと、階層の低いことこそが善である、というルサンチマン(怨恨感情)を発端としているからである。
    支配者は、今ここに生きていることを肯定するのに対して、キリスト教では、天国に憧れ、いずれ幸福になれると憧れる。
    こうしたキリスト教での性向をニーチェは嫌悪した。
    また、キリスト教道徳、その他のあらゆる道徳に禁止項目、命令が多いことについても批判的に見て、人間本来が持つ生き生きとした本能に基づきながらも自らが判断した行為を選択していく〈超人〉であることを強く望んだ。


    (感想)

    道徳的に生きることこそ幸福への道と考えたカントとも、道徳に対しての考え方はだいぶ違うなぁ。

    ニーチェは子どもの頃、学校からの帰り道に雨に降られても走って帰ってこないような子どもだったそうだ。
    (走らなかった理由は、学校で帰り道は走らず静かに帰りましょう、と教えられたから。)
    牧師の子として、キリスト教に基づく厳格な道徳を教えられていた子どもの頃のニーチェは、上から与えられた道徳に従順に従うような子どもだった。
    そのニーチェがキリスト教道徳に対しての激しい不信感を抱くようになる。
    もしかしたらだけど・・・自分の中に根づいている卑屈さ、弱さを青年になったニーチェは嫌悪し、その性向がどこから発生しているのかを考えた時、キリスト教道徳からであると気づいたのかもしれない。
    (これはあくまで私の想像だけど・・。
    それとも、身の回りにルサンチマンに支配されているようなキリスト教がたくさんいて、嫌悪するきっかけになったのだろうか。。

    盗んではいけない、殺してはいけない、といった基本的ともいえる道徳。
    これらはやはり、幼少の頃に周りの大人から教え込まれるべきものと私は思う。
    このようなことを教えてもらいながら、徐々に自律心を養っていく。
    最初は禁止事項で教えるしかない部分もあると思う。
    ニーチェもこうしたことについてはおそらくだけれど、反対してはいなかったのではないかな、とこのあたりは自分の中で想像しています。

    恐怖や罪悪感に支配された心で生き、言動すること。
    現実を直視しようとないこと。
    こうしたことをニーチェは良しとはしなかったのだと思う。

















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■13455 / inTopicNo.39)  フォイエルバッハ
□投稿者/ みのり -(2021/06/01(Tue) 20:44:42)
    ニーチェのキリスト教批判は、フォイエルバッハという哲学者の言説
    の影響を受けているらしい。
    ということだけ、メモとして残しておく。

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■13456 / inTopicNo.40)  Re[24]: ニーチェ 3.
□投稿者/ パニチェ -(2021/06/01(Tue) 20:48:12)
    No13444に返信(みのりさんの記事)

    > 〈ニーチェの道徳論〉

    > 「私が道徳を解釈すると、道徳とは、そこにいる人間の諸々の条件と密接にふれあっている価値評価の体系のことだ。」 『力への意志』256

    こんばんは、みのりさん。

    以下は、ちくま学芸文庫版「権力への意志 上巻」よりの引用です。

    『私は「道徳」を解して、存在者の生の諸条件とふれあう価値評価の体系とする(権力への意志 第256番)』

    上記のアフォリズムをさらに詳しく述べたニーチェらしいアフォリズムがありますので、参考までに引用しておきます。

    『私は、道徳的判断を解して、生理学的な成功や失敗の事象を、同じく保存条件や生長条件についての意識をうかがいしることのできる症候や記号であるとみなそうとこころみるが、──これは占星術の、本能によってそそのかされた先入見(種族、集団のもっている、青春とか頽齢とかその他さまざまな階梯がもっている)の価値を解釈する手法である。
    これを、とくにキリスト教的・ヨーロッパ的な道徳に適用すれば、現今の道徳的判断は、頽落の、生の不信の徴候であり、ペシミズムを用意するものである。
    私の主要命題。すなわち、道徳的現象なるものはなく、あるのはただこの現象の道徳的解釈にすぎない。この解釈自身は道徳とのかかわりあいのない起源のものである。
    私たちが生存のうちへと矛盾を解釈し入れたということは、何を意味するのか?──決定的に重要なことは、すべてそれ以外の価値評価の背後でもあの道徳的価値評価が君臨しているということである。もしこの道徳的価値評価がやむとすれば、そのときには私たちは何を基準として測定するのか?またそのときには認識その他はいかなる価値をもつのであろうか???(権力への意志 第258番)』

    『すべての価値評価にあって問題なのは特定の遠近法であるということの洞察。すなわちそれは、個人、集団、種族、国家、教会、信仰、文化の保存である。──一つの遠近法的評価があるにすぎないということが忘却されるおかげで、矛盾した評価が、したがって矛盾した衝動がすべてみなひとりの人間のうちに集まるのである。このことは人間が病気にかかっていることのあらわれであり、これに反して動物においては、持ちあわせの本能すべてがまったく特定の課題を解決するのである。
    しかるにこの矛盾にみちた被造物はその本質のうちに認識という大いなる方法をもっている。すなわち人間は、多くの牽引するものnと反撥するものとを感じとり、公正へと高揚し、──善・悪の評価の彼岸で理解するにいたるのである。
    最も賢明な人間とは、いわばあらゆる種類の人間に対する触覚を、しかもときおりその壮大な諧和の大いなる瞬間をもつところの、矛盾に最も富んだ人間でろう──私たちのうちにある高い偶然!一種の惑星運動──(権力への意志 第259番)』

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■13466 / inTopicNo.41)  Re[25]: ニーチェ 3.
□投稿者/ みのり -(2021/06/02(Wed) 11:57:39)
    No13456に返信(パニチェさんの記事)

    パニチェさん、引用ありがとうございます。^^

    > 以下は、ちくま学芸文庫版「権力への意志 上巻」よりの引用です。
    >
    > 『私は「道徳」を解して、存在者の生の諸条件とふれあう価値評価の体系とする(権力への意志 第256番)』
    >
    > 上記のアフォリズムをさらに詳しく述べたニーチェらしいアフォリズムがありますので、参考までに引用しておきます。

    表現されているものはやはり私には難しいですが、アフォリズムの訳文そのままはやはり格調高い雰囲気ですね。

    自分なりに解釈させていただいたものを書いてみます。


    > 『私は、道徳的判断を解して、生理学的な成功や失敗の事象を、同じく保存条件や生長条件についての意識をうかがいしることのできる症候や記号であるとみなそうとこころみるが、──これは占星術の、本能によってそそのかされた先入見(種族、集団のもっている、青春とか頽齢とかその他さまざまな階梯がもっている)の価値を解釈する手法である。
    > これを、とくにキリスト教的・ヨーロッパ的な道徳に適用すれば、現今の道徳的判断は、頽落の、生の不信の徴候であり、ペシミズムを用意するものである。
    > 私の主要命題。すなわち、道徳的現象なるものはなく、あるのはただこの現象の道徳的解釈にすぎない。この解釈自身は道徳とのかかわりあいのない起源のものである。
    > 私たちが生存のうちへと矛盾を解釈し入れたということは、何を意味するのか?──決定的に重要なことは、すべてそれ以外の価値評価の背後でもあの道徳的価値評価が君臨しているということである。もしこの道徳的価値評価がやむとすれば、そのときには私たちは何を基準として測定するのか?またそのときには認識その他はいかなる価値をもつのであろうか???(権力への意志 第258番)』

    あの道徳的価値観が君臨しているということである、という文中の「あの」とは、キリスト教に立脚した道徳的価値観という意味なのだと読みました。
    その価値体系はキリスト教を信仰する人々の間での価値体系であって、絶対的なものではない。


    > 『すべての価値評価にあって問題なのは特定の遠近法であるということの洞察。すなわちそれは、個人、集団、種族、国家、教会、信仰、文化の保存である。──一つの遠近法的評価があるにすぎないということが忘却されるおかげで、矛盾した評価が、したがって矛盾した衝動がすべてみなひとりの人間のうちに集まるのである。このことは人間が病気にかかっていることのあらわれであり、これに反して動物においては、持ちあわせの本能すべてがまったく特定の課題を解決するのである。

    様々な遠近法的評価による数多くの種類の価値評価が私たち人間を取りまいている。
    そのどれもがけして絶対的なものではなく、人間がそれぞれの立場、文化、指向の相違によって「これが正しい」と主張しているにすぎないのに、そのことを人間は
    忘れてしまう。
    しかし、動物は本能に従うので迷いはない。

    > しかるにこの矛盾にみちた被造物はその本質のうちに認識という大いなる方法をもっている。すなわち人間は、多くの牽引するものnと反撥するものとを感じとり、公正へと高揚し、──善・悪の評価の彼岸で理解するにいたるのである。
    > 最も賢明な人間とは、いわばあらゆる種類の人間に対する触覚を、しかもときおりその壮大な諧和の大いなる瞬間をもつところの、矛盾に最も富んだ人間でろう──私たちのうちにある高い偶然!一種の惑星運動──(権力への意志 第259番)』

    善悪についての判断も時と場所によってその価値判断は変化するものである。
    これが善であり、これが悪である、という絶対的なものはない。
    いかなる時も、自分で考え判断していくのが賢明である。

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■13469 / inTopicNo.42)  は? マジモンさん
□投稿者/ みのり -(2021/06/02(Wed) 13:11:47)
    ただなんとなくアートポットさんに話しかけてみただけなのに、
    なにをそんなに警戒するやら。
    何かを自分の中で深読みしてしまっているんだろうね。
    それはそれで好きにしてもらうよりないですね。^^

    トピ枠も少ないことだし、こちらに書きました。
引用返信/返信 削除キー/
■13470 / inTopicNo.43)  Re[27]: は? マジモンさん
□投稿者/ マジカルモンキー -(2021/06/02(Wed) 13:22:33)
    No13469に返信(みのりさんの記事)
    > ただなんとなくアートポットさんに話しかけてみただけなのに、
    > なにをそんなに警戒するやら。
    > 何かを自分の中で深読みしてしまっているんだろうね。
    > それはそれで好きにしてもらうよりないですね。^^
    >
    > トピ枠も少ないことだし、こちらに書きました。



    人のアドバイスを素直に聞いた方が良いぞ(笑)


引用返信/返信 削除キー/
■13476 / inTopicNo.44)  アートポットさんへ
□投稿者/ みのり -(2021/06/02(Wed) 18:11:45)
    アートポットさん、レスありがとうございました。
    トピがいっぱいなのでこちらに。


    >鬼滅の刃は、胡蝶しのぶさんが好きです。
    >荘子の「胡蝶の夢」が好きなので。
    >アニメ楽しんで、ご視聴できると良いですね。

    胡蝶しのぶさん、綺麗で優しくて素敵ですよね。
    鬼滅の刃をテレビで観て、私は、かまどたんじろうくんの慈悲と健気さに
    ぐいぐいと惹かれちゃいました。


    >ブラックジャックは、Janne Da Arc が歌を担当してましたよね。

    そうです。^^  月光花っていう曲だったと思います。
    ブラックジャックの雰囲気にとても合ってました。

    >プロになる前の曲だったと思うけど「レッドゾーン」ていう歌が好きです。

    アートポットさんは、ロックに詳しそうですね。
    ロックというかビジュアル系になるのかな。
    間違えてたらすみません。(^▽^;)


    気が向かれたら、白猫トピにもお越しくださいね〜♪

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■13483 / inTopicNo.45)  義憤??
□投稿者/ みのり -(2021/06/02(Wed) 19:38:03)
    >彼女は、なんで話しかけるんだろうね?
    >不思議不思議。

    >義憤があって話しかけるのは理解できるけどね。

    もしかしてだけど、私がアートポットさんに話しかけたのは、
    マジモンさんへの義憤からだと思ってるんかな。

    そもそも、私はマジモンさんに憤ってなどないんだけど〜。
    アートポットさんに話しかけたのは、「アニメ好きって書いてらしたな」と
    思い出したからだし。

    マジモンさんは、人の気持ちを理解しずらいところがあるのかも
    しれないですね。
    それも一つの個性だと思うよ。

    とにかく、私は憤ってなどないですよ〜、というのは書いとこ。
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■13484 / inTopicNo.46)  Re[30]: 義憤??
□投稿者/ マジカルモンキー -(2021/06/02(Wed) 19:40:49)
    正直言うと、みのり殿に言いたい事が3つあるんだわな。

    1つは、好かれる・嫌われる法則。

    2つ目は、自分の住む世界を考えた方がいいぞ。
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■13485 / inTopicNo.47)  Re[31]: 義憤??
□投稿者/ みのり -(2021/06/02(Wed) 19:57:18)
    はいはい。^^

    野球みるのに忙しいんでこれにて。

    リア充にいそしみなはれ。^^

    どうしても書きたいことがあるなら、自分のトピにどうぞ。
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■13486 / inTopicNo.48)  エアロビタイム
□投稿者/ スマホマジモン -(2021/06/02(Wed) 20:07:51)
    そうするよ。

    あいつ、呼ぶなよ、こっちが頭がおかしくなる。
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