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■13702 / inTopicNo.25)  Re[40]: つぶやき
  
□投稿者/ knowing itself -(2021/06/07(Mon) 19:19:39)
    パニチェさん こんばんは

    > パルジファルのあらすじをいくつか読みましたが、この物語の意味するところがよく分かりませんでした。
    > これだけ評価が高い理由はどこにあるのか、単なる興味本位だけで恐縮ですがよかったら教えて下さい(もちろんスルーでも結構です)。

    https://youtu.be/HKAls5l6o2c

    まず、音楽そのものが美しく感動的だからだと思います。ワーグナーというとうるさい、攻撃的だといって敬遠する人もいますが、パルジファルは透明で耽美的な音楽がずっと続く感じです。ドビュッシーなどにも通ずる、繊細で色彩的なハーモニーの魅力もあります。

    貼った動画は、4時間にもなる全曲のクライマックスですが、ここまで聴いて、禅の見性やアドバイタ体験、その他の神秘体験などに匹敵する、一生に何回かの圧倒的な体験をした人は、少なくないと思います。多いとはいえないでしょうけどね。

    といっても、クラシック音楽ファンでも、パルジファルはどこがいいのかわからない、退屈だという人も少なくないでしょうね。



    >>もっとも、ワーグナーやニーチェ、シャーペンハウワーたちが仏教の影響を受けたというのは、額面通りには受け取れないと思います。やはり、当時のヨーロッパの文化人による仏教理解という限界はあるでしょう。やはりわれわれ日本人の方が、彼らよりは仏教の本質がわかっていると思います。
    >
    > 同意です。
    > ニーチェはシャーペンハウワーを通じて仏教やシャンカラを学んでますので、読んだ書籍も偏っていることもあり、少し仏教を誤解しているところがあるように思います。少なくともキリスト教よりは現実的だと好意的には捉えていたようですが。。

    読んだ仏教書も少なすぎるのではないでしょうか。しかも19世紀までのヨーロッパ人の書いた本?いくら天才でも、それだけでは仏教の本質に分け入るのは難しいかなと。


引用返信/返信 削除キー/
■13699 / inTopicNo.26)  アラベスク
□投稿者/ みのり -(2021/06/07(Mon) 15:31:29)
    ドヴュッシーのアラベスク、いいな〜☆


    https://www.youtube.com/watch?v=onFXuiY4Vf4


    7月の湿度の低い晴天の日に。
    水底にある綺麗なたくさんのガラスに光が反射して揺れ動いている。
    私のなかではそんなイメージ。
引用返信/返信 削除キー/
■13698 / inTopicNo.27)  ニーチェ 4.
□投稿者/ みのり -(2021/06/07(Mon) 15:13:28)
    『生きるための哲学 ニーチェ[超]入門』白取春彦 著 を参考にさせていただいて
    ニーチェの哲学についてまとめていく、の4回目。

    〈ニヒリズムとニーチェ〉

    「この世界というものはいったい何か、人はいろいろと解釈してきた。いつも人間の願望とその都度の必要性にしたがって、つごうのいいように解釈してきたのだ。
    しかし、そうして手に入れたもっとも確かなものは、この世界は実はわれわれが過去の時代でさまざまに信じてきたほどの価値など持っていないということではないか。かつては、いくばくかの尊敬の念をもって世界は眺められてきたものだ。そして、人はこの世界に安住してきた(つもりな)のだ。けれどももはや疑念だらけだ。
    疑いは濃い。あらゆる価値に根拠がなくなった今としてみれば、世界は最初からまったく無価値かもしれない。それがわかった時、われわれは世界への尊敬の念を捨てるのか。あるいは、疑惑を持った自分自身を捨てるのか。どちらを選ぶにしても、結局はニヒリズムではないだろうか。」(まとめ的な意訳)
    ・・・・・同書 P62〜p63より引用

    (上記は、ニーチェ『悦ばしき知識』346 を白取さんがまとめられたもの。)


    ニーチェにとってニヒリズムとは。
    信じられてきた価値や意味がもともと存在しなかったとわかった時に生まれる
    精神状態のこと。
    哲学においてもさまざまな問いが繰り返されてきたが、決定的な真理は見出されることはなかった。

    現実世界の背後という虚構を考えることをニーチェは「背後世界」と呼んだ。
    そして、宗教は人々がニヒリズムに陥らないためのごまかしだと考えた。

    自分の認識においてのみ、その世界がそのような顔でそこにある。
    世界とは、とりもなおさず人間自身のこと。


    (感想)

    ニーチェにとってニヒリズムとは、悲観や虚無を表すものではなく、恐れるものでもなく、そこからのスタートを表すものと言えるのかもしれない。
    与えられてきた価値観や意味に盲従するのではなく、自らが世界に色付けをしていっていいのだ、と。

引用返信/返信 削除キー/
■13688 / inTopicNo.28)  Re[42]: つぶやき
□投稿者/ flora -(2021/06/06(Sun) 23:00:55)
    No13683に返信(パニチェさんの記事)

    こんにち/こんばんは〜パニチェさん

    > ■No13682に返信(floraさんの記事)
    >>>ニーチェはシャーペンハウワーを通じて仏教やシャンカラを学んでますので、読んだ書籍も偏っていることもあり、少し仏教を誤解しているところがあるように思います。少なくともキリスト教よりは現実的だと好意的には捉えていたようですが。。。
    >
    >>サンスクリット/ラテン語辞典や、サンスクリット/ドイツ語辞典等、準じてサンスクリットで記された法典等の翻訳は当時どれほど出回っていたのでしょうか?
    >
    > どれくらい出回っていたのかは私は知りませんが。。。
    > ニーチェが読んだとされる仏教書は(理想社刊 新田章著「ヨーロッパの仏陀─ニーチェの問い─」によれば)ケッペン著「仏陀の宗教」、英訳本「スッタニパータ」、オルデンベルグ著「仏陀──その生涯、教説、教団」、ヴァッカーナーゲルの論文「バラモンの起源について」との事でした。

    どうもありがとうございました。英訳本「スッタニパータ」を除いては当時の専門家たちが書いた、仏教やバラモン教に関する説明/解説書を読まれていたのですね。

    ちなみに
    オルデンベルグ著「仏陀──その生涯、教説、教団」のドイツ語版は1881年に出版され、またヴァッカーナーゲルの論文「バラモンの起源について」は1876年に出版されてようです。

    全く分かりませんが、ニーチェは30代の中頃から、興味を持たれたのでしょうか・・・

    なおオルデンベルグ著「仏陀──その生涯、教説、教団」は翌年の1882年にすでに英語に訳されているようです。当時は仏教やバラモン教に興味を持たれた人々が多かったのでしょね・・

    どうもありがとうございました。
    >
引用返信/返信 削除キー/
■13683 / inTopicNo.29)  Re[41]: つぶやき
□投稿者/ パニチェ -(2021/06/06(Sun) 19:45:02)
    こんばんは&こんにちは、フローラさん

    No13682に返信(floraさんの記事)
    > >ニーチェはシャーペンハウワーを通じて仏教やシャンカラを学んでますので、読んだ書籍も偏っていることもあり、少し仏教を誤解しているところがあるように思います。少なくともキリスト教よりは現実的だと好意的には捉えていたようですが。。。

    > サンスクリット/ラテン語辞典や、サンスクリット/ドイツ語辞典等、準じてサンスクリットで記された法典等の翻訳は当時どれほど出回っていたのでしょうか?

    どれくらい出回っていたのかは私は知りませんが。。。
    ニーチェが読んだとされる仏教書は(理想社刊 新田章著「ヨーロッパの仏陀─ニーチェの問い─」によれば)ケッペン著「仏陀の宗教」、英訳本「スッタニパータ」、オルデンベルグ著「仏陀──その生涯、教説、教団」、ヴァッカーナーゲルの論文「バラモンの起源について」との事でした。

引用返信/返信 削除キー/
■13682 / inTopicNo.30)  Re[40]: つぶやき
□投稿者/ flora -(2021/06/06(Sun) 19:29:36)
    knowing itselfさん、パニチェさん、横失礼いたします

    >ニーチェはシャーペンハウワーを通じて仏教やシャンカラを学んでますので、読んだ書籍も偏っていることもあり、少し仏教を誤解しているところがあるように思います。少なくともキリスト教よりは現実的だと好意的には捉えていたようですが。。。

    サンスクリット/ラテン語辞典や、サンスクリット/ドイツ語辞典等、準じてサンスクリットで記された法典等の翻訳は当時どれほど出回っていたのでしょうか?
引用返信/返信 削除キー/
■13679 / inTopicNo.31)  Re[39]: つぶやき
□投稿者/ パニチェ -(2021/06/06(Sun) 18:36:19)
    2021/06/06(Sun) 18:55:41 編集(投稿者)

    横レス失礼します、knowing itselfさん

    No13677に返信(knowing itselfさんの記事)
    >>ワーグナーがオペラをたくさん創っていた、ということを知れただけでも知識が増えてよかったです。

    > パルジファルをオペラといったら、ワグネリアンなら確実に不快感を表明すると思います。
    > ワーグナーの作品は楽劇と呼ばれますが、パルジファルは特に、舞台神聖祝祭劇パルジファルとなっています。

    > 仏教の影響も濃厚な、キリスト教神秘主義をテーマとしたともいえなくもないです。

    パルジファルのあらすじをいくつか読みましたが、この物語の意味するところがよく分かりませんでした。
    これだけ評価が高い理由はどこにあるのか、単なる興味本位だけで恐縮ですがよかったら教えて下さい(もちろんスルーでも結構です)。

    > もっとも、ワーグナーやニーチェ、シャーペンハウワーたちが仏教の影響を受けたというのは、額面通りには受け取れないと思います。やはり、当時のヨーロッパの文化人による仏教理解という限界はあるでしょう。やはりわれわれ日本人の方が、彼らよりは仏教の本質がわかっていると思います。

    同意です。
    ニーチェはシャーペンハウワーを通じて仏教やシャンカラを学んでますので、読んだ書籍も偏っていることもあり、少し仏教を誤解しているところがあるように思います。少なくともキリスト教よりは現実的だと好意的には捉えていたようですが。。。
引用返信/返信 削除キー/
■13677 / inTopicNo.32)  Re[38]: つぶやき
□投稿者/ knowing itself -(2021/06/06(Sun) 17:48:05)
    > ワーグナーがオペラをたくさん創っていた、ということを知れただけでも知識が増えてよかったです。

    パルジファルをオペラといったら、ワグネリアンなら確実に不快感を表明すると思います。
    ワーグナーの作品は楽劇と呼ばれますが、パルジファルは特に、舞台神聖祝祭劇パルジファルとなっています。

    仏教の影響も濃厚な、キリスト教神秘主義をテーマとしたともいえなくもないです。

    もっとも、ワーグナーやニーチェ、シャーペンハウワーたちが仏教の影響を受けたというのは、額面通りには受け取れないと思います。やはり、当時のヨーロッパの文化人による仏教理解という限界はあるでしょう。やはりわれわれ日本人の方が、彼らよりは仏教の本質がわかっていると思います。
引用返信/返信 削除キー/
■13632 / inTopicNo.33)  Re[39]: つぶやき
□投稿者/ マジカルモンキー -(2021/06/06(Sun) 06:56:22)
    No13631に返信(みのりさんの記事)
    > >夜な夜な夢に出てきませんでしたか?
    >
    > いいえ。^^

    そうですか、それは残念(爆笑)
引用返信/返信 削除キー/
■13631 / inTopicNo.34)  Re[38]: つぶやき
□投稿者/ みのり -(2021/06/06(Sun) 06:51:47)
    >夜な夜な夢に出てきませんでしたか?

    いいえ。^^
引用返信/返信 削除キー/
■13630 / inTopicNo.35)  Re[37]: つぶやき
□投稿者/ みのり -(2021/06/06(Sun) 06:48:27)
    No13593に返信(knowing itselfさんの記事)
    > おはようございます みのりさん バニチェさん
    >
    > パルジファルはワーグナーの死の前年に完成されていますね。享年70歳です。
    > youtubeで全曲をいくつもの演出で鑑賞できるというすごい時代だと思います。
    > さわりのところなら数え切れないほどアップされています。
    >
    > 難しい思想はさておいても、この曲はハーモニーの美しさがハンパじゃないと思います。クラシックのあらゆる曲の中でも特にすごい部類でしょう。
    >
    > パルジファルについての面白い対談もありました。
    >
    > https://youtu.be/HKAls5l6o2c

    knowing itselfさん、お久しぶりです。
    ワーグナーの名前しか知らなかったので、パルジファルというものもそれがオペラなことも知りませんでした。
    ワーグナーがオペラをたくさん創っていた、ということを知れただけでも知識が増えてよかったです。
引用返信/返信 削除キー/
■13629 / inTopicNo.36)  Re[30]: フォイエルバッハ
□投稿者/ みのり -(2021/06/06(Sun) 06:42:41)
    No13592に返信(パニチェさんの記事)

    パニチェさん、おはようございます。

    > そうですね。思想的にはショーペンハウアーとこの関連としてシャンカラや仏教の影響も大きいでしょうね。
    > あと「神の死」、「超人の誕生」、「無垢なる遊戯」はマイスター・エックハルトの影響もあると思います。

    ニーチェが仏教に好意的だったというのは、今読んでいるものにも記されていました。
    ショーペンハウアー、シャンカラ、マイスターエックハルトの影響も受けているのですね。

    > ■No13589に返信(みのりさんの記事)
    >>こちらこそ、手元になくて知りえないものを引用などで教えていただき
    >>感謝でいっぱいです。
    >
    > こちらこそ。一緒に勉強している気分で、ほんと楽しいです。
    > すみません。一点だけ今朝追記しましたが、先に引用した「道徳の系譜」のアフォリズム内「彼の晩年の陰鬱な、こせこせした、途方に暮れた著作のうちには・・・」のくだりは、前後の文脈からしてフォイエルバッハではなくヴァーグナーのことだと思います。

    たしかに、ワーグナーの名前しか出ていませんので、ワーグナーについての記述だと考えるのが自然ですね。
    ありがとうございました。^^
引用返信/返信 削除キー/

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