| knowing itselfさん面白いエピソードありがとうございます。
> 井筒俊彦と言えばイスラムというイメージが流布しているようで、キリスト教についてはどちらかというと冷淡なのではという印象をもつ人が多いかもしれませんが、ちょっと違うようです。井筒俊彦の家に住み込んだほど、学問と生活両面で最も近い関係にあった言語学者の鈴木孝夫さんが紹介したエピソードがあります。以下引用します。 > > 【鈴木】井筒先生に、「先生、イスラームとキリスト教と、もし本当に自分が信徒になるとしたらどちらですか?」と言ったら、「それはキリスト教だね」と。・・・・カトリックが一番、自分の精神的な性に合うと。それは、「なぜイスラームに改宗しないか」という文脈で聞いたわけ。先生は、カトリックが一番合うと。カトリック教徒には、自分はならないけれども。強いて言えば、非常にカトリック的な世界が近いとね。(鈴木孝夫・松原秀一「井筒俊彦の本質直観」) > > 引用終わり。 > > 井筒俊彦の場合、特定宗教に入信するより、東西に通底する普遍的な宗教性と開かれていく方が重要だったのかと思います。
ああ、やはり、イスラーム教よりカトリックのキリスト教ですか。 それは、学問の探究者として導き出した結論なのだと思いますが、信仰として、やはり、三位一体のキリスト教でしょうと私も言いたいです。
|