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■33884 / inTopicNo.97)  あるエピソード
  
□投稿者/ 田秋 -(2023/10/11(Wed) 22:03:32)
    オーストリー=ハンガリー帝国で思い出したエピソード。

    ハンガリー留学時代、ビストロでワインを飲んでいたときのこと、立ち飲みで同じテーブルにいたハンガリー人のオジサンと話になり、ボクが日本人だと知ると
    「もう一度戦争をやろう。今度はイタリア抜きで」

    ハンガリーは戦争で勝ったことがないって言ってました。

    第一次世界大戦ではイタリアは初め中立、後に連合国側に立ったので、第2次世界大戦の時も信用が薄かった・・・のかな???
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■33885 / inTopicNo.98)  ウィトゲンシュタインと「マタイ」
□投稿者/ knowingitself -(2023/10/12(Thu) 06:27:14)
    田秋さん レスありがとうございます

    >ボクはマタイよりヨハネの方が好きです。短いからです。長すぎる、マタイは!

    時間的な長さは別にしても、マタイよりヨハネの方が好きだというバッハ愛好家はけっこういると聞きます。
    ところで、バッハ通やバッハファンに「無人島に持っていくバッハの曲を一つ」という難しい質問がされることがありますが、田秋さんなら何にしますか?私なら「ロ短調ミサ」です。

    ウィトゲンシュタインが愛したバッハの曲については、よくわかりません。福音書については、最晩年まで親しく会話していた、ケンブリッジ時代の教え子の精神科医に対して、「ヨハネ福音書よりマタイ福音書を好む」と言っていたようです。確かに、ウィトゲンシュタインならマタイ福音書を選びそうだというのは、なんとなくわかります。ルカやヨハネではないだろうと。
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■33904 / inTopicNo.99)  ウィトゲンシュタインと音楽
□投稿者/ 田秋 -(2023/10/13(Fri) 21:58:29)
    2023/10/14(Sat) 05:33:58 編集(投稿者)

    最初に
    knowingitself さんの質問への回答は哲学の雑談17に書きました。

    ウィトゲンシュタインの音楽の才能がどのくらいのものであったのか。いまのところはっきりしたことはわかりません。ウィキペディアの〈ウィトゲンシュタイン〉の項には
    「ルートヴィヒ自身にはずば抜けた音楽の才能はなかった」
    とあります。

    一方、下記のブログには
    https://hiroyukikojima.hatenablog.com/entry/20080305
    「音楽には天賦の才能があったらしい。 その証拠に、ある年、ウィーンフィルが演奏のゲネをやっていると、幼少のウィトゲンシュタインがそれを傍らで聞いていて、「そこのバイオリンは、もっとこれこれの方がいいのでは?」などと演奏に注文をつけたのだそうだ。普通なら、何をこの生意気なガキ、と思われるところだが、それらの演奏へのコメントが逐一全く正しいので、ウィーンフィルの演奏者たちは驚いてしまったのである。つまり、彼は幼少のときにすでに、世界に通用するきわめて繊細な音感を持っていたというわけだ。」
    とあり、ウィキペディアの内容とは乖離があります。

    『秘密の日記』P237には
    「彼自身もクラリネットを演奏したり、口笛の達人であった」
    とあります。
    もしウィトゲンシュタイン自身が自由意志でクラリネットを選択したのなら(日本の中学校などでフルート吹きたいと思って吹奏楽部に入部したら、フルートはもういっぱいいるからあなたクラリネットね、とか言われたりします)、彼はきっと’いい人’です。何故ならクラリネットはビオラと音域が似ている(中音域)からです^^
     ブラームスは同じ曲をビオラでもクラリネットでも演奏できる様、2種類の楽譜を書いてます。ただ、違うところもあり、クラリネットの方がソリスティックで、モーツァルトはクラリネット協奏曲やクラリネット五重奏曲を書いています。

    《世紀末ウィーンとウィトゲンシュタイン 》岡田 雅勝
    北海道大学哲学会『哲学』39号(2003年7月)
    という論文を見つけました。
    その中に「彼自身は特別音楽の才能を示したという記録はないが、彼の音楽的素養は彼の思想の最も根深い基盤となっている。彼の哲学的著作にはしばしば音楽が引き合いにされ、特に遺稿の一つ『雑想』には多くの作曲家たちが語られ、それを読むと如何に音楽が彼の思想の基盤となっているかを知ることができる。」
    とあります。

    パニチェさん、ザビビのふくろうさん、うましかさんもそう感じますか?

    この「雑想」という遺稿は読みたくなりました、と同時に、ますますウィトゲンシュタインに親近感を持ちました。

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■33907 / inTopicNo.100)  Re[31]: ウィトゲンシュタインと音楽
□投稿者/ パニチェ -(2023/10/14(Sat) 07:58:49)
    おはようございます、田秋さん。

    No33904に返信(田秋さんの記事)

    > 《世紀末ウィーンとウィトゲンシュタイン 》岡田 雅勝
    > 北海道大学哲学会『哲学』39号(2003年7月)
    > という論文を見つけました。
    > その中に「彼自身は特別音楽の才能を示したという記録はないが、彼の音楽的素養は彼の思想の最も根深い基盤となっている。彼の哲学的著作にはしばしば音楽が引き合いにされ、特に遺稿の一つ『雑想』には多くの作曲家たちが語られ、それを読むと如何に音楽が彼の思想の基盤となっているかを知ることができる。」
    > とあります。

    > パニチェさん、ザビビのふくろうさん、うましかさんもそう感じますか?

    クラシックに疎いこともあり音楽が思想の基盤になってるかどうか私には分かりません。
    数学は(前期)思想の基盤にはなっているとは思いますが。 ^^;
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■33940 / inTopicNo.101)  宇宙はもつれでできている
□投稿者/ パニチェ -(2023/10/15(Sun) 08:35:44)
    ルイーザ・ギルダー 著『宇宙は「もつれ」でできている』

    アインシュタインが量子力学の不完全性として認めなかった「非局所的長距離相関」の謎をどのような議論を経て物理学者は理解したのかをまとめたドキュメントのような本。

    この本、どこかで誰かに教えてもらったんだけど、どこで誰に紹介されたか忘れてしまった、けど、面白い。
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