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■33516 / inTopicNo.73)  ザビビのふくろうさんへ
  
□投稿者/ パニチェ -(2023/09/24(Sun) 22:19:01)
    2023/09/25(Mon) 19:55:18 編集(投稿者)

    No33513に返信(ザビビのふくろうさんの記事)

    > パニチェさん、議論の打ち止めを了承いただきありがとうございます。

    こちらこそ、ありがとうございました。

    > 私の失礼な物言いで、もし気分を害されたなら、申し訳ありません。

    いえいえ、私は全然大丈夫ですし、むしろ私の先のレスが直球というか配慮に欠ける表現もあったので心配してましたが、このレスで安心しました。
    今後ともよろしくお願いします。

    > 私としては、今回もパニチェさんとの議論で、自分の内からは出てこない反論や見解をもらって、これまで考えたことのなかった角度から考えなおしたり、新たな説明方法を考えついたりできました。

    それは私も同じで〈私〉に関しては違う角度からの気付きもあり、返信をまとめ直してPanietzsche Roomに追記しようと思っています。

    > おかげで大変有意義な思索の時間が得られました。
    > ありがとうございました。

    こちらこそ、ありがとうございました。

    > 願わくば、私が投げかけた言葉が、今は無理でもいつかパニチェさんの中で発酵して、何等かのものを生み出すきっかけになりますように。

    『論考』も含め再読してみるつもりです。
    私からの希望は、もしザビビのふくろうさんに興味があるなら『論考』を横に置いて「〈私〉の存在の比類なさ」や「比類なき先言の<私>」についてレス交換ができれば面白いかな、とは思っています。

    > それでは、お付き合い、ありがとうございましたm(__)m

    こちらこそ。(_ _(--;(_ _(--; ペコペコ
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■33551 / inTopicNo.74)  独我主義
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2023/09/27(Wed) 19:15:12)
    独我主義の人って、「他者は存在しない」っていうことを言ってるのかしら?
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■33569 / inTopicNo.75)  日記
□投稿者/ 田秋 -(2023/09/28(Thu) 11:07:34)
    ウィトゲンシュタインの日記2冊が届きました。年代順に(「秘密の日記」から)読み始めています。

    註もしっかりしていて読みやすいと思います。

    ただ、畑の草取り、自分のおけいこ、放送大学の勉強があるので時間が足りません。

    ばんがる!
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wdiary.jpg
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■33578 / inTopicNo.76)  Re[17]: 日記
□投稿者/ パニチェ -(2023/09/28(Thu) 20:00:58)
    こんばんは、田秋さん。

    No33569に返信(田秋さんの記事)

    > ウィトゲンシュタインの日記2冊が届きました。年代順に(「秘密の日記」から)読み始めています。

    > 註もしっかりしていて読みやすいと思います。

    おぉ!2冊とも買われたんですね。凄い!

    > ただ、畑の草取り、自分のおけいこ、放送大学の勉強があるので時間が足りません。

    ですよね。^^

    > ばんがる!

    無理せず、読み進んで、いつになってもいいですから、もし読了されたら感想などを投稿してもらえたら嬉しいです。
引用返信/返信 削除キー/
■33616 / inTopicNo.77)  ウィトゲンシュタインとニーチェ
□投稿者/ パニチェ -(2023/09/30(Sat) 08:40:23)
    まったく接点がないのかな?って思ってたら『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』にニーチェの言葉が引用されていた。

    ******* 以下『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記 P88〜P89』よりの引用 *******

    キルケゴールの著作には人をからかうものがある。そしてもちろんそれは意図的なものである。私に対して彼の著作が及ぼす影響そのものが意図されたものなのかどうか私には定かではないが。そして私をからかう者が、彼の問題に取り組むことを私に強いること、そしてその問題が重要であれば、これがいいことであることに何の疑問もない。──それにもかかわらず私の中には、このからかいを非難する何かが存在する。それは単に私のルサンチマンにすぎないのか。もちろん私はキルケゴールが彼の著作で美的なものの不条理さをその名人芸で示していること、そしてもちろんそれを彼が意図して行っていることを知っている。しかし彼の美学的著作には、言ってみればすでにかすかな苦味が含まれており、まさにそれ自身において詩人の作品とは違った味わいを持っている、というのも事実である。彼は詩人ではないのに、いわば信じられないような名人芸で詩人をまねているのだが、人はその模倣の中に、彼が詩人でないことを気づくのである。
    何かへと私をそそのかすために誰かが策を弄していると考えるのは不愉快なことである。確かにそのため(こういった策を弄するため)には少なからぬ勇気が必要だし、私にそうした勇気は──ほんの少したりとも──ありはしない。しかしそうした勇気があったとしても、それを用いるのが正しいことなのかどうかは疑問である。そうしたことをするためには、勇気に加えて隣人への愛の欠如が必要なのだと私は信じる。君が隣人愛と呼んでいるものは利己心なのだ、と言ってもいいだろう。ところでこれに加えて、私は利己心なき隣人愛というものを知らない。というのも私は他人の永遠の救いには口出しできないからである。私には次のようしか言えない。私、自分の魂を気遣う私、は自分が他人に愛されたいと願っている、そのように他人を愛したい。

    *************** 引用終わり ***************


    「きみたちは、隣人のまわりに押しかけ、そのことを言い表すのに、美しい言葉の数々をもってする。だが、わたしは、きみたちに言う、きみたちの隣人愛はきみたちの不十分な自己愛なのだ、と(ツァラトゥストラ 隣人愛について)」


    「ひとはなお隣人を愛し、隣人をわが身にこすりつける。というのは、暖かさが必要だからである。(ツァラトゥストラ 序説)」

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■33625 / inTopicNo.78)  井筒俊彦の英語論文
□投稿者/ knowingitself -(2023/09/30(Sat) 14:46:48)
    気まぐれさん レスありがとうございます。

    >私も英語論文(の和訳書)は上褐書と『禅仏教の哲学に向けて』という著作しか読めていません。
    今は手元に『イスラーム思想史』があって未読なので、これから読んでいこうと思ってます!

    井筒俊彦の英文著作翻訳コレクションで読んだのは、「言語と呪術」一冊です。帯には「いまだ知られていない井筒哲学の起源にして、その後の展開のすべてを萌芽状態のままに孕んだ〈言語学原論〉、待望の刊行」という文が載っています。

    デヴィッドホーキンスの翻訳者でもあるエハンデラヴィという人は、スコットランド生まれの英語ネィティブで、日本生活歴50年近くで、日本語ペラペラですが、↑上記の英語原文を読んで絶賛していました。
    日本人は英語が下手なのが国際的常識だが、こんな素晴らしい英語を書ける人間がいることが信じられない!と。
    日本語で書いたものを英語圏の人が達意の英語に翻訳したのでなく、本人が直接英語で書いた。しかも、シェークスピアなどを血肉化している、本場の教養ある英語圏の人が20年くらい勉強して書けるレベルの英文だと。

    信じられない、あまりにも素晴らしすぎる英文だとべたホメでした。

引用返信/返信 削除キー/
■33626 / inTopicNo.79)  Re[15]: ウィトゲンシュタインの魅力
□投稿者/ knowingitself -(2023/09/30(Sat) 15:23:49)
    田秋さん レスありがとうございます。

    以前にも書き込んだ記憶があるのですが、音楽的な環境に恵まれていたウィトゲンシュタインが最も好んだ作曲家は、おそらくシューベルトあたりではとも言われいます。実際は本人じゃないとわかりませんが。
引用返信/返信 削除キー/
■33628 / inTopicNo.80)  二冊の新刊
□投稿者/ knowingitself -(2023/09/30(Sat) 16:43:22)
    >井筒俊彦の英文著作翻訳コレクション「言語と呪術」


    書き忘れ。監訳 安藤礼二 訳 小野純一

    書店にいったら、監訳者と訳者お二人がそれぞれ、井筒俊彦論を出していました!
    どちらもこの秋の新刊でしょう。
引用返信/返信 削除キー/
■33641 / inTopicNo.81)  Re[16]: 井筒俊彦の英語論文
□投稿者/ 気まぐれ -(2023/10/01(Sun) 07:34:19)
    knowingitselfさん

    返信ありがとうございます。

    No33625に返信(knowingitselfさんの記事)
    > 気まぐれさん レスありがとうございます。
    >
    >
    > 井筒俊彦の英文著作翻訳コレクションで読んだのは、「言語と呪術」一冊です。帯には「いまだ知られていない井筒哲学の起源にして、その後の展開のすべてを萌芽状態のままに孕んだ〈言語学原論〉、待望の刊行」という文が載っています。
    >
    > デヴィッドホーキンスの翻訳者でもあるエハンデラヴィという人は、スコットランド生まれの英語ネィティブで、日本生活歴50年近くで、日本語ペラペラですが、↑上記の英語原文を読んで絶賛していました。
    > 日本人は英語が下手なのが国際的常識だが、こんな素晴らしい英語を書ける人間がいることが信じられない!と。
    > 日本語で書いたものを英語圏の人が達意の英語に翻訳したのでなく、本人が直接英語で書いた。しかも、シェークスピアなどを血肉化している、本場の教養ある英語圏の人が20年くらい勉強して書けるレベルの英文だと。
    >
    > 信じられない、あまりにも素晴らしすぎる英文だとべたホメでした。
    >

    おー!井筒先生の英語はネイティブの方が読んでも美文なのですね!
    素晴らしい!

    >書き忘れ。監訳 安藤礼二 訳 小野純一

    >書店にいったら、監訳者と訳者お二人がそれぞれ、井筒俊彦論を出していました!
    >どちらもこの秋の新刊でしょう。

    小野さんの新刊はたまたま知っていましたが、安藤氏も新刊を出されたのですね!
    知りませんでした。情報ありがとうございます。
引用返信/返信 削除キー/
■33656 / inTopicNo.82)  ウィトゲンシュタインの日記
□投稿者/ 田秋 -(2023/10/01(Sun) 22:05:19)
    2023/10/02(Mon) 14:55:23 編集(投稿者)

    こんばんは、パニチェさん、knowingitselfさん

    哲学宗教日記もそうですが、註が本文の下部にあるのはいいですね。章の終わりとか本の終わりにまとめてある本も多いですが、この方式だとページを繰らずに註が読めます。

    秘密の日記はウィトゲンシュタインがまだ25歳の頃からの日記で、普通の青年の日記のように思えます(「普通」というのは《論理哲学論考》を著わした一種近寄りがたい哲学者というイメージではないという意味)。日記中「仕事」と書いてあるものがウィトゲンシュタインの哲学的思索ですが、これについては毎日その進捗状況を書いています(内容は書いてありません。捗ったとか全然見通しが立たないとか)。

    日記を読むとやはり戦争という自分の死のことを考えざるを得ない状況下での心の揺れや不安を感じます。また神を信じる(というより神の存在は当たり前)ウィトゲンシュタインが頭に浮かぶのですが、彼はずっとそうだったのですか?
    えっ!と思ったのは時々「自慰をした」ということが書かれていることです。ま、日記ですからそういうことも記録として書いたのかもしれませんが、初めに「僕の死後は母に送ってくれ」と書いてあるのでね・・・母に送る前提なら、僕なら書きません。。。(但し、暗号で書いてあるそうなので「わからないだろう・・・」ってことかな???)

    たまに註で哲学宗教日記にも触れてあるので、2冊買っておいて良かったです。1914年11月17日の日記に
    「人々のことで腹を立てないということは、なんと難しいことか!」というくだりがあり、その註に哲学宗教日記が引かれています(P93)。ここにも「怒りは確かに克服されねばならない」という一文があり、そこには鬼界氏の註(2、3)があります(ね)。
    ここはknowingitselfさんにお聞きした方が良いのかもしれませんが、註3に「通常は[十字架にかけられた]キリストはユダヤ人にとって躓きである」とあり、鬼界氏がここでは「躓き」を「腹立たしいもの」と訳した経緯が書かれています。

    この「躓き」という表現を聖書(旧約?新約?)の立場からわかりやすく言うとどのようなことになるのでしょうか?普通に考えると「躓く」とは意図せずに歩行が乱れるみたいなイメージなのですが・・・

    兎に角ウィトゲンシュタインには怒りを克服するということは重要な課題だったのだとあります。
引用返信/返信 削除キー/
■33711 / inTopicNo.83)  Re[19]: ウィトゲンシュタインとニーチェ
□投稿者/ 田秋 -(2023/10/04(Wed) 22:20:50)
    こんばんは、パニチェさん

    >まったく接点がないのかな?って思ってたら『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』にニーチェの言葉が引用されていた。
    1914年12月8日の日記に
    「ニーチェ[選集]の第八巻を買い、読んだ。彼のキリスト教に対する敵意に強く心を動かされる。というのも、彼の書にも何らかの真理が含まれているからだ。(以下略)」
    とあります。([選集]というのは訳者による挿入です)
    そして訳者の註にはマクギネスやモンクの研究を引き、この時ウィトゲンシュタインが読んだのは「反キリスト者」であったろうとしています。


引用返信/返信 削除キー/
■33724 / inTopicNo.84)  Re[20]: ウィトゲンシュタインとニーチェ
□投稿者/ パニチェ -(2023/10/05(Thu) 20:28:39)
    こんばんは、田秋さん。レスありがとうございます。

    No33711に返信(田秋さんの記事)

    > >まったく接点がないのかな?って思ってたら『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』にニーチェの言葉が引用されていた。
    > 1914年12月8日の日記に
    > 「ニーチェ[選集]の第八巻を買い、読んだ。彼のキリスト教に対する敵意に強く心を動かされる。というのも、彼の書にも何らかの真理が含まれているからだ。(以下略)」
    > とあります。([選集]というのは訳者による挿入です)
    > そして訳者の註にはマクギネスやモンクの研究を引き、この時ウィトゲンシュタインが読んだのは「反キリスト者」であったろうとしています。

    全然、知りませんでした。教えていただきありがとうございます。
    なるほど、『アンチクリスト』ですか。。。。

    ウィトゲンシュタインの哲学宗教日記からは信仰心の深い人だなっぁ〜と思いつつも、なんか敬虔なクリスチャンというイメージではなかったです。

    ひょっとするとニーチェのキリスト教(ユダヤ教含)批判には共感していたのかもしれないですね。

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