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Re[74]: つれづれなるままに
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□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2024/03/30(Sat) 17:07:08)
| No36969になったいきさつね。
「現在化」「準現在化」「共現在化」のなかに、「統覚」をどこに位置づけようかと思って、結局、「共現在化」にしたんだけど。
No36957の「統覚」 @〔Apperzeption:Perzeption(もとはラテン語perceptioで、「知覚」の意)に前つづりAd-(「方向・接近・隣接・接着」の意)が付け加えられたもの。〕 A〔或るものの端的な把握としての「知覚」と区別して、さまざまな把握を取りまとめて統一的に知覚することを「統覚」と呼んでいる。〕 ここ見て、 @については、 No36289に〔想像を…‥知覚と並び知覚にどこまでも近いひとつの表象、つまり像あるいはイメージと見なした〕ってある。わたしもそうすることにしてるんだけど、こういうのからわたしとまどって、現象学で言ってる語とその意味を整理して見たのね。
No36191の(w)に、〔準現在化は記憶や想像や予期を規定し、現にない対象を思い浮かべる事態〕(w-ap)ってあって、これを「統覚appercept」ってして見て、「統覚」を「準現在化」に入れて見ようかとも思ったんだけど、(w-ap)って、「記憶」や「想像」のことよね。 あと、Aから、 〔或るものの端的な把握としての「知覚」〕、これ、わたし〈端的な知覚〉ってして、「想像」と区別しようとしてるなかで、 これと区別されてる〔さまざまな把握を取りまとめて統一的に知覚することを「統覚」〕の〔さまざまな把握〕っていうのを、〈端的な知覚〉や〈記憶〉や〈想像〉ってして見たのね(こう見たとき、やっぱここでもこれらが統一されたものとして、現象学では「知覚」って呼んじゃってる)。 こう見たから、「統覚」を「共現在化(共現前)」のこと、ってして見た。
「語」で見て見ると、 (a)(独)Prasenz(現前/直接的現前)≒(英)present(現在)≒(英)percept(知覚)、 ってして、percept(知覚)を、〈端的な知覚〉=〈現実的な/現にあるもの〉=現在化、ってして、〔現在に関わる「知覚」〕のこと。 (b) (独)Aprasenz(準現前、間接的現前)≒(英)ap-present(現れる) ってして、これ、〈非現実的な/現にないもの〉=準現在化、ってして、〈記憶や想像によって構成されたもの〉のこと。
簡単な式にして見ると、 @「準現在化」≒「統覚」ってして見たとき、 共現在化(共現前)=〈端的な知覚〉(現在化)+〈記憶・想像≒統覚〉(準現在化) A「共現在化」≒「統覚」ってして見たとき、 共現在化(共現前)≒統覚=〈端的な知覚〉(現在化)+〈記憶・想像〉(準現在化) ってして見たんだけど、結局、Aの方にして見た、っていうことね。
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