| 2019/02/22(Fri) 11:34:36 編集(投稿者)
お久しぶりです。 伝記がすごーく良かった為、初日に観に行ってきました。
あまり酷評したくないですが、今フィルマークスでレビューを見たら結構評価が良かったので敢えて辛口で評価します。これは自分が観た中でもがっかりオブがっかりの映画でした・・
主に家族愛に焦点を当てたものだったのですが、私自身は原作にあるようにアームストロングさんの探求心や行動力に焦点を当てたものが観たかったなあ。 そして、何だかもう全てを感傷的に「作り」すぎている感じがしました。
例えば、飛行マシンを月面着陸させるための練習機でLLTVというとても危険な乗り物(翼がない!)があるのですが、ある日彼はそれに乗って練習中、強風の為燃料を使い切ってしまい僅か0.4秒の差でパラシュートで脱出し死を免れます。
LLTV墜落は大事故なので、すぐにオフィス中に知れ渡ることとなったのですが「え?一体誰が?」と沸いている中ニールだという話になり、「いやそんな筈は無い!なぜなら彼は今オフィスで仕事をしていたぞ!」と。
死の直前で脱出してすぐにオフィスに帰ってくるような人間はアームストロングの他に誰も思いつかない・・
というアームストロングさんの超人ぶりを記した箇所があり私はこの場面がとても好きだったのですが、ここが強風でも練習を中止しなかった上の判断ミスと、その前に起こったアポロ1号の人的ミスによる火災事故とを故意に結び付けられていると感じる場面があったことが一番嫌でした。
伝記を読む限り、アームストロングさんはLLTVの事故のあとも「まるで何もなかったかのように振舞った」とあり、映画にあったような一瞬でも誰かを強く責めているいると感じられた場面は無いと思うのです。 。 同じ夢を持つ親しい友人を事故で亡くすことの悲しさは、ああいうやり方でなくとも表すことができたんじゃないかな。少なくとも本を読めばそれは十分すぎるほど悲しく伝わってきました。
なのでこの映画はあまり原作に忠実では無いなあという印象を受けたのでした。 勿論、映画として別のものだよというのは構わないのです。
ただ、もしも私ならば実際の出来事だけを都合よく抜き出して、それを嘘の感情で彩ろうとは思わないな。 なるべく資料に忠実でありたいです。
そうそう。本の方の「ファーストマン」のレヴューで、一人すごいアームストロング愛の強い方がいるんですよ・・・
ttpsの前にhをつけてください。
ttps://www.amazon.co.jp/ファーストマン-上-ニール・アームストロングの人生-ジェイムズ・R-ハンセン/dp/4797336668/ref=pd_cp_14_3/357-1464458-6926517?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4797336668&pd_rd_r=340ea8ee-3645-11e9-9760-453686056020&pd_rd_w=ofgKg&pd_rd_wg=eRMpj&pf_rd_p=960f7b64-96bc-43a7-8a7a-4c4bb301da91&pf_rd_r=EZQNTZJ71RWWZF8TFQET&psc=1&refRID=EZQNTZJ71RWWZF8TFQET#customerReviews
ここの中の宮澤さんという方のレヴューが私は大好きです。 こういうアームストロング愛にあふれた人が作ってくれれば良いのに!
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